【海外の日本人アスリート】
エース錦織の背中を追う「2世」たち

ATPツアー・ファイナルのシングルス準決勝でジョコビッチと対戦する錦織。2015年は四大大会タイトル奪取を狙う=ロンドン(AP)

2014仁川アジア大会で日本選手として40年ぶりの金メダルを獲得した西岡(森田達也撮影)

「錦織2世」の呼び声が高い中川(中鉢久美子撮影)
「勝てない相手はもういない」。男子テニスの錦織(日清食品)が、昨夏の全米オープン中に発した言葉だ。アジア勢初の「ATPツアー・ファイナル」出場を果たすなど嘘偽りのない快進撃は、10社と契約しているスポンサーの経済効果だけではなく、「錦織2世」と呼ばれる若手にも大きな影響を与えた。世界ランキング17位からスタートした昨季。指導を仰いだ1989年全仏オープン覇者マイケル・チャン氏の猛特訓で、天性の守備力に決め球を強く打ち切る攻撃力が加わった。「自分を信じろ」と強く教え込まれている。2月の全米室内選手権、4月のバルセロナ・オープンを制し、四大大会の全米で初の決勝進出を決めると、試合を独占生中継するWOWOWに加入者が殺到。テニス人口、ファンの急増で、錦織モデルのウエアやラケットがほぼ完売する社会現象になった。そんな興奮冷めやらぬ中、9月の仁川アジア大会で19歳西岡良仁(ヨネックス)が、日本人として40年ぶりの金メダルを獲得。12月には全米ジュニアダブルス覇者の18歳中川直樹(福岡・柳川高)がプロ転向を表明した。2人は錦織と同じ「盛田正明テニス・ファンド」の支援を受け、米国のIMGアカデミーで腕を磨いた正真正銘の「錦織2世」。“先輩”の活躍について中川は「日本人でもあの場に立てることを証明してくれた。自分もできると信じたい」と目を輝かせ、同世代の西岡を「ライバル」と呼んでいる。
【ボクシング】
日本の世界王者9人に 大みそか世界戦4勝1敗

WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 9回、ペレス(右)を攻める内山高志=31日、東京・大田区総合体育館(撮影・春名中)
ボクシングの世界戦5試合が31日に開催され、日本のジム所属の現役男子世界王者が9人に増えた。東京・大田区総合体育館の世界ボクシング協会(WBA)3試合にはワタナベジム3選手が出場し、スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志が9度目の防衛を果たした。ライトフライ級では田口良一が世界初挑戦で王座を奪取。スーパーフライ級王者の河野公平は引き分けで初防衛した。大阪市ボディメーカーコロシアムの2試合は、国際ボクシング連盟(IBF)世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王座決定戦で高山勝成(仲里)が大平剛(花形)にTKO勝ちし、日本初の主要4団体制覇を達成した。天笠尚(山上)はWBAとWBOのスーパーバンタム級統一王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)にTKO負けした。
NBA試合結果(31日)
セルティックス106-84 キングズ
ペーサーズ 106-95 ヒ ー ト
クリッパーズ 99-78 ニックス
ロケッツ 102-83 ホーネッツ
バックス 96-80 キャバリアーズ
スパーズ 95-93 ペリカンズ
サンダー 137-134 サ ン ズ
(時事)
【駅伝】
トヨタ自動車が4年ぶりV 全日本実業団対抗駅伝

元日恒例の全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、100キロに37チームが参加して行われ、トヨタ自動車が4年ぶり2度目の優勝を果たした。3連覇を狙ったコニカミノルタは2位で、日清食品グループが3位だった。3区を終えてトップと28秒差の3位につけたトヨタ自動車は、4区の窪田忍が区間3位の好走でコニカミノルタ、日清食品グループとの先頭争いに持ち込んだ。5区では大石港与が2位に4秒差の首位でリレーし、6区の田中秀幸が独走態勢を築いた。
MLB レッズ、バード外野手獲得
米大リーグ、レッズは12月31日、トレードでフィリーズから外野手のバードと金銭を得たと発表した。フィリーズにはマイナーの有望な若手投手が移る。37歳のバードは、2014年シーズンは154試合に出場し、打率2割6分4厘、25本塁打、85打点をマークした。メジャー通算では打率2割7分8厘、131本塁打、618打点。レッズはフリーエージェント(FA)になっている外野手の青木獲得に興味を示していた。(ニューヨーク共同)
エース錦織の背中を追う「2世」たち

ATPツアー・ファイナルのシングルス準決勝でジョコビッチと対戦する錦織。2015年は四大大会タイトル奪取を狙う=ロンドン(AP)

2014仁川アジア大会で日本選手として40年ぶりの金メダルを獲得した西岡(森田達也撮影)

「錦織2世」の呼び声が高い中川(中鉢久美子撮影)
「勝てない相手はもういない」。男子テニスの錦織(日清食品)が、昨夏の全米オープン中に発した言葉だ。アジア勢初の「ATPツアー・ファイナル」出場を果たすなど嘘偽りのない快進撃は、10社と契約しているスポンサーの経済効果だけではなく、「錦織2世」と呼ばれる若手にも大きな影響を与えた。世界ランキング17位からスタートした昨季。指導を仰いだ1989年全仏オープン覇者マイケル・チャン氏の猛特訓で、天性の守備力に決め球を強く打ち切る攻撃力が加わった。「自分を信じろ」と強く教え込まれている。2月の全米室内選手権、4月のバルセロナ・オープンを制し、四大大会の全米で初の決勝進出を決めると、試合を独占生中継するWOWOWに加入者が殺到。テニス人口、ファンの急増で、錦織モデルのウエアやラケットがほぼ完売する社会現象になった。そんな興奮冷めやらぬ中、9月の仁川アジア大会で19歳西岡良仁(ヨネックス)が、日本人として40年ぶりの金メダルを獲得。12月には全米ジュニアダブルス覇者の18歳中川直樹(福岡・柳川高)がプロ転向を表明した。2人は錦織と同じ「盛田正明テニス・ファンド」の支援を受け、米国のIMGアカデミーで腕を磨いた正真正銘の「錦織2世」。“先輩”の活躍について中川は「日本人でもあの場に立てることを証明してくれた。自分もできると信じたい」と目を輝かせ、同世代の西岡を「ライバル」と呼んでいる。
【ボクシング】
日本の世界王者9人に 大みそか世界戦4勝1敗

WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 9回、ペレス(右)を攻める内山高志=31日、東京・大田区総合体育館(撮影・春名中)
ボクシングの世界戦5試合が31日に開催され、日本のジム所属の現役男子世界王者が9人に増えた。東京・大田区総合体育館の世界ボクシング協会(WBA)3試合にはワタナベジム3選手が出場し、スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志が9度目の防衛を果たした。ライトフライ級では田口良一が世界初挑戦で王座を奪取。スーパーフライ級王者の河野公平は引き分けで初防衛した。大阪市ボディメーカーコロシアムの2試合は、国際ボクシング連盟(IBF)世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王座決定戦で高山勝成(仲里)が大平剛(花形)にTKO勝ちし、日本初の主要4団体制覇を達成した。天笠尚(山上)はWBAとWBOのスーパーバンタム級統一王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)にTKO負けした。
NBA試合結果(31日)
セルティックス106-84 キングズ
ペーサーズ 106-95 ヒ ー ト
クリッパーズ 99-78 ニックス
ロケッツ 102-83 ホーネッツ
バックス 96-80 キャバリアーズ
スパーズ 95-93 ペリカンズ
サンダー 137-134 サ ン ズ
(時事)
【駅伝】
トヨタ自動車が4年ぶりV 全日本実業団対抗駅伝

元日恒例の全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、100キロに37チームが参加して行われ、トヨタ自動車が4年ぶり2度目の優勝を果たした。3連覇を狙ったコニカミノルタは2位で、日清食品グループが3位だった。3区を終えてトップと28秒差の3位につけたトヨタ自動車は、4区の窪田忍が区間3位の好走でコニカミノルタ、日清食品グループとの先頭争いに持ち込んだ。5区では大石港与が2位に4秒差の首位でリレーし、6区の田中秀幸が独走態勢を築いた。
MLB レッズ、バード外野手獲得
米大リーグ、レッズは12月31日、トレードでフィリーズから外野手のバードと金銭を得たと発表した。フィリーズにはマイナーの有望な若手投手が移る。37歳のバードは、2014年シーズンは154試合に出場し、打率2割6分4厘、25本塁打、85打点をマークした。メジャー通算では打率2割7分8厘、131本塁打、618打点。レッズはフリーエージェント(FA)になっている外野手の青木獲得に興味を示していた。(ニューヨーク共同)