国枝が3連覇=車いすテニス・マスターズ

車いすテニス・マスターズの男子シングルスで3連覇を果たし、表彰式で笑顔を見せる国枝慎吾(中央)=30日、ロンドン
【ロンドン時事】車いすテニスの世界ランキング上位8人で争うマスターズは30日、ロンドンで行われ、男子シングルス決勝で世界1位の国枝慎吾(ユニクロ)が7位のニコラ・ペイフェール(フランス)を6-1、6-1で下し、3年連続3度目の優勝を果たした。3連覇は男子で2人目。国枝は「昨年末から取り組んできたことがかみ合い、今年の最後の大会で一番のプレーができた。来季に向けて自信になる」と喜びを語った。10月6日付の世界ランク上位8人が2組に分かれて1次リーグを行い、各組上位2人による決勝トーナメントで争った。男子で世界8位の真田卓(埼玉トヨペット)は6位。女子1位で昨年覇者の上地結衣(エイベックス)は4位だった。
【春高バレー】
本大会組み合わせ決定 男子・東福岡、女子・金蘭会は2回戦から

組み合わせ抽選会で抽選を行う関東ブロック代表=東京・台場(今井正人撮影)
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第67回全日本バレーボール高校選手権の組み合わせ抽選会が30日、東京・台場のフジテレビで行われ、対戦カードが決まった。男子は全国高校総体を制した東福岡が、初戦の2回戦で東京学館新潟-洛南(京都)の勝者と対戦。4大会ぶりの優勝を目指す東亜学園(東京)は弘前工(青森)、5大会ぶりの頂点を狙う大塚(大阪)は高岡第一(富山)と、それぞれ1回戦で激突する。女子で高校総体、国体との「3冠」を目指す金蘭会(大阪)は、長岡商(新潟)-土浦日大(茨城)の勝者と対戦する2回戦から登場。連覇を目指す九州文化学園(長崎)、高校総体準優勝の熊本信愛女学院も2回戦が初戦となる。本大会は東京体育館で来年1月5~7日に1回戦から準々決勝までを行い、準決勝と決勝は同10、11日に実施される。
岡山、久光が開幕5連勝=バレー・プレミアリーグ
バレーボールのプレミアリーグは30日、各地で男女各4試合が行われ、女子は岡山がNECを3-1で下し、開幕5連勝で勝ち点を14に伸ばした。3連覇を目指す久光製薬も上尾を3-1で下し、5連勝で勝ち点13。
男子はパナソニックがジェイテクトに3-0で快勝し勝ち点12。豊田合成はJTをフルセットで破り、勝ち点を10とした。JTは勝ち点11。
日本男子が優勝=体操
体操のDTBカップは29日、ドイツのシュツットガルトで男子団体決勝が行われ、日本(鈴木、藤原、星野、古谷)は合計177.100点で優勝した。2位が米国、3位はドイツ。
上山が優勝=トランポリン
トランポリンの全日本選手権最終日は30日、静岡・ローズアリーナで行われ、男子個人は上山容弘(モンパルテ)が59.190点で優勝した。伊藤正樹(東栄住宅)は3位。女子個人は中野蘭菜(石川・星稜高)が53.210点で制した。男子シンクロナイズドは岸大貴(金沢学院大)山口学(アパホテル)組、女子シンクロナイズドは佐竹玲奈、土井畑知里組(日体大)が優勝した。
エピファネイア快勝=日本馬が9年連続制覇-競馬ジャパンカップ

第34回ジャパンカップで優勝したスミヨン騎乗のエピファネイア(右から2頭目)=30日、東京競馬場
中央競馬の第34回ジャパンカップ(GI)は30日、東京競馬場の芝2400メートルコースに外国馬3頭を含む18頭が出走して行われ、クリストフ・スミヨン騎手(ベルギー)が乗った単勝4番人気のエピファネイアが2分23秒1で快勝し、昨年の菊花賞に続くGI2勝目を挙げた。優勝賞金は2億5000万円。スミヨン騎手はこのレース初勝利、角居勝彦調教師は2勝目。日本馬の制覇は9年連続となった。エピファネイアは内側の3番手を追走。最後の直線で抜け出し、後続に4馬身差をつけた。2着に3番人気のジャスタウェイが入り、3着は6番人気のスピルバーグ。1番人気のジェンティルドンナは4着で、グレード制が導入された1984年以降で史上初の同一GI3連覇(障害レースを除く)はならなかった。
◇エピファネイア
エピファネイア 牡4歳。父シンボリクリスエス、母シーザリオの血統。生産牧場は北海道安平町のノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。戦績は12戦6勝で重賞4勝目、GIは13年菊花賞以来の2勝目。獲得賞金は6億7858万2400円。栗東・角居勝彦厩舎(きゅうしゃ)。
◇どんどん伸びた
スミヨン騎手(エピファネイア) 最後の直線でスタートしたかのように、どんどん伸びた。これまでブエナビスタやオルフェーヴルなどに乗ったが、一番強い馬だと感じた。
◇休息プラスに
角居勝彦調教師(同) 天皇賞・秋の後に少し休めて気持ちを高めさせ、それがプラスに出た。素晴らしい走りを見せられて、ほっとしている。
◇有馬記念で引退
石坂正調教師(ジェンティルドンナ) いつもぐっと伸びるところで伸びなかった。馬場の状態さえ良ければ…。(次は)有馬記念。それが引退レースになる。
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