エースで3連勝なるか=羽生、中国杯に登場-フィギュアGP

フィギュアスケート男子の(写真左から)町田樹(EPA=時事)、羽生結弦、無良崇人
 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズで、日本男子が好発進した。開幕戦のスケートアメリカを町田樹(関大)が制し、第2戦のスケートカナダでは無良崇人(HIROTA)がGP2季ぶりの優勝。7日からの第3戦、中国杯にはソチ五輪金メダリストの羽生結弦(ANA)が登場する。GPファイナル連覇を狙う羽生には、2人の優勝が刺激になったはず。表現力に深みを増した町田は2位に30点以上の大差。無良はフリーと合計で自己ベストを更新した。町田は「初戦でいいボールを投げられたと思うから、どう投げ返してくるのか」とライバル意識を隠さない。羽生は今季初戦に予定した10月の国際大会を腰痛のため回避したが、順調な滑り出しで貫禄を示せるか。五輪翌シーズンは精神的に難しい面もある。パトリック・チャン(カナダ)は休養し、高橋大輔(関大大学院)は引退。だが、ブライアン・オーサー・コーチによると、「羽生は五輪王者となったこと自体が自己啓発になっている」ようで、停滞感はない。後半に4回転ジャンプを跳ぶ演技構成など、新プログラムの難度がさらに上がっている。日本勢同士の激しい争いが、世界を引っ張っていきそうだ。

【上海共同】フィギュアスケート男子のソチ冬季五輪金メダリストで、7日からのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯が今季初戦となる羽生結弦が4日、会場の上海に到着した。空港で熱狂的な中国人の女性ファンに出迎えられて「想定外だったけど、うれしかった」と照れ笑いし、「調子はまあまあで、いつも通り。集中してやりたい」と抱負を語った。腰痛のため10月のフィンランディア杯を欠場し、拠点のカナダで「一生懸命調整してきた」という。昨季は五輪、世界選手権、GPファイナルの3冠に輝き、ライバルの挑戦を受ける立場となったが「今できることをしっかりやりたい」と話した。

男子ゴルフ 世界選手権シリーズ開幕戦に竹谷と岩田調整

【上海共同】男子ゴルフの世界選手権シリーズで、米ツアーを兼ねるHSBCチャンピオンズの開幕を6日に控え、竹谷佳孝と岩田寛が4日、会場となる上海のシャサン国際GC(パー72)で練習ラウンドし、コースを入念に確認した。世界選手権シリーズは今夏のブリヂストン招待に続く出場となる34歳の竹谷は「経験を生かせれば。自分らしく無理をせず、気持ちを切らさないようにしたい」と意気込んだ。今後の米ツアー参戦を見据える33歳の岩田は「難しい。雰囲気にのまれているし、日本にないようなコース」と印象を口にした。

プロ野球 阪神が大リーグFA中島獲得へ
阪神の南信男球団社長は4日、米大リーグのアスレチックスからフリーエージェント(FA)となった中島裕之内野手(32)について「(球団として)全力で獲得にいく意思統一はしている」と語った。阪神では鳥谷敬内野手がメジャー挑戦を目指し、海外FA権を行使する意向を球団に伝えている。内野強化に迫られる可能性がある中、西武時代に正遊撃手として活躍した兵庫県出身の中島の獲得に乗り出す方針を固めた。中島は米国に渡って2年目の今季、昨季に続いてメジャーでの出場がなかった。

フローラが初優勝=女子野球ジャパンカップ
 女子野球でプロ、アマチュアの日本一を決める第4回ジャパンカップ最終日は4日、埼玉県営大宮球場で行われ、プロ対決となった決勝で、フローラがアストライアを12-0で破り初優勝した。植村が3安打完封した。準決勝では、フローラが尚美学園大を3-0で下し、アストライアはクラブチームのハマンジに8-0で六回コールド勝ちした。

杉田、桑田が8強入り=全日本テニス
 テニスの全日本選手権第3日は4日、東京・有明テニスの森公園で行われ、男子シングルス2回戦で、第1シードの杉田祐一(三菱電機)が井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)を6-1、6-4で下し準々決勝に進んだ。第3シードの仁木拓人(柴沼醤油販売)は小ノ沢新(イカイ)に敗れた。女子シングルスでは、第2シードの桑田寛子(島津製作所)が8強入りした。 

第45回明治神宮野球大会
(14日から6日間・神宮)の大学の部に出場する11チームが4日、初出場の京産大と、中部学院大を最後に出そろった。高校の部も天理が秋季近畿大会を制し、9日決勝の東京を除く9地区の代表が決まった。組み合わせは既に決まっており、前回準優勝の明大などは準々決勝から登場。ドラフト会議で広島から1位指名された野間外野手を擁する中部学院大は1回戦で中日2位指名の左腕浜田のいる九産大と対戦する。天理は初戦の準々決勝で2年ぶりの優勝を狙う仙台育英と顔を合わせる。今夏の甲子園大会4強の敦賀気比は初出場の英明と1回戦を戦う。

社会人野球の日本選手権第4日
4日、京セラドーム大阪で2回戦3試合が行われ、ヤマハ(静岡)JFE西日本(広島)日本通運(埼玉)が3回戦に進出した。ヤマハは長谷川亮が3安打に封じ、東芝(神奈川)を2―0で下した。JFE西日本は鷺宮製作所(東京)に2―1で競り勝ち、日本通運はバイタルネット(新潟)に10―1で大勝した。

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