W杯=準決勝ブラジル対ドイツ、鍵となる4つのポイント
2014年 07月 8日 12:59

[ベロオリゾンテ(ブラジル) 7日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は現地時間8日、準決勝のブラジル対ドイツ戦を行う。この試合で鍵となる4つのポイントについて検証する。ブラジルは主将チアゴシウバが出場停止のため、DFダンテの負担が増えることに。ドイツのFWミロスラフ・クローゼを抑えられるかどうかが、勝敗を分けることになるかもしれない。ダンテの持ち味はスピードと、試合の流れを読む洞察力。クローゼは36歳ながら高い決定力は健在で、W杯最多記録となる16点目を狙う。一方、ドイツのDFマッツ・フンメルスはブラジルのFWフレジを抑えなければならない。フレジはネイマールがけがで離脱したことを受け、得点源としての活躍が求められるが、今大会はまだ1点しか記録していない。ブラジルのMFオスカルもこれまで以上に、攻撃に貢献しなければならないが、ドイツのフィリップ・ラームは世界屈指の右サイドバック。オスカルのスピードと技術がラームに通用するかどうかに注目が集まる。このほか、ドイツの左サイドバック、ベネディクト・ヘベデスとブラジルのFWフッキの対決も鍵を握る。ヘベデスは豊富な運動量を誇るが、スピードとパワーではフッキが上。頻繁にポジションチェンジを行うフッキに惑わされないことが重要となる。

W杯=通算4回目の優勝目指すドイツ、「レジェンド」なるか
2014年 07月 8日 12:33

[サントアンドレ(ブラジル) 7日 ロイター] - サッカーのドイツ代表チームは8日、全国民の期待を背負い、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会、準決勝のブラジル戦に挑む。ドイツ(当時は西ドイツ)は1954年スイス大会でW杯初優勝を果たした。これが第2次世界大戦以降の国の再生と、経済の奇跡的な復活の出発点になったと、歴史家の間では評価されている。西ドイツは自国開催だった1974年大会では、本命オランダを下し優勝した。さらに1990年、東西ドイツ統一の実現を前に行われたイタリア大会ではアルゼンチンに勝ち、通算3回目のW杯優勝を達成。国全体に誇りをもたらした。ドイツのメスト・エジルは今大会開幕前、「ドイツの全国民が優勝に期待している。プレッシャーは感じている」とした上で、「南米開催のW杯で欧州勢は優勝したことがないので、われわれは勝てばレジェンドになれる」と語っていた。ヨアキム・レーウ監督も昨年、「W杯では優勝以外の結果には満足できない」と、今大会にかける強い思いを述べていた。

W杯=ブラジル代表ダビドルイス、「チャーミングさ」も人気後押し
2014年 07月 8日 11:08

[サンパウロ 7日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、8日にドイツとの準決勝に臨むブラジル代表。その活躍で母国での人気が急上昇しているのがDFダビドルイス(27)だ。ダビドルイスは欧州の一流選手でありながらも、昨年ブラジルで開催されたコンフェデレーションズカップまで、ブラジルでの知名度は高くなかった。ブラジルは決勝でW杯の前回王者スペインを下して優勝。ダビドルイスは全試合に出場し、広く知られるようになった。さらに、今大会では準決勝まで全試合にフル出場。2得点を記録しているほか、常時更新される国際サッカー連盟(FIFA)のベストイレブン入りも果たした。ファンの間でも、人気はブラジルのスーパースター、ネイマールに次ぐ2位。親しみやすい性格で、チームメートからも慕われている。ネイマールはダビドルイスについて、「彼はチームの雰囲気を明るくしてくれるし、励ましてくれる。それだけでなく、要求も高い」と述べている。リーダーとしての存在感を発揮しているだけでなく、代表チームで最も礼儀正しく、チャーミングな人物として愛されるダビドルイス。ドイツとの準決勝では、出場停止のチアゴシウバに代わり、主将を務める。

W杯=ネイマール骨折、FIFAはひざ蹴りのスニガを処分せず
2014年 07月 8日 08:54

[リオデジャネイロ 7日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)は7日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の試合でブラジル代表FWネイマールを負傷させたコロンビア代表DFフアン・スニガに対し、処分は科さないと発表した。FIFAの規律委員会は、4日に行われた準々決勝の試合でネイマールが負傷した場面について検証。すでに試合中、審判によって判断が下されていたため、「FIFAの規則上、規律委員会が介入することはできない」との見解を明かした。ネイマールは背後からスニガのひざ蹴りを受けた結果、腰椎を骨折。今大会残り試合を欠場することになった。FIFAは、ブラジルの人気選手であるネイマールがけがで離脱したことは残念としながらも、けがの度合いや選手のプロフィールが規則に影響を及ぼすことはないとした。これとは別に、FIFAは主将チアゴシウバがコロンビア戦で受けたイエローカードの取り消しを求めるブラジルからの申し立てを「正当な根拠がない」として棄却。チアゴシウバはこれが今大会2枚目のイエローカードで、8日に行われるドイツとの準決勝は出場停止となる。

W杯=西村主審ら、準決勝以降の審判候補に残る
2014年 07月 8日 10:44

[リオデジャネイロ 7日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)は7日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会、準決勝以降の審判候補を発表。審判員チームが15組に絞り込まれ、西村雄一主審、相楽亨と名木利幸両副審の日本人審判団も候補に残った。西村氏は開幕戦のブラジル対クロアチア戦を担当。1─1の場面でブラジルにPKを与えた判断が議論を呼んだ。このPKをネイマールが決め、ブラジルは3─1で勝利した。西村氏は開幕戦以降、指名されていない。決勝を任された場合、日本人では初となる。