【ウィンブルドン】
フェデラーが2年ぶり決勝へ ジョコビッチと6日に対決
2014.7.5 08:53
男子シングルスで決勝進出を決め、喜ぶロジャー・フェデラー=ウィンブルドン(共同)
テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権第11日は4日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス準決勝は過去7度優勝で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に6-4、6-4、6-4でストレート勝ちし、2年ぶりの決勝に進んだ。6日に、3年ぶり2度目の優勝を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対決する。32歳のフェデラーは好調なサーブと安定したショットで23歳のラオニッチを振り切った。ジョコビッチは第11シードのグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)の粘りに苦しんだが、6-4、3-6、7-6、7-6で競り勝った。
■ノバク・ジョコビッチの話「攻められても、挽回できるのは大切なこと。今日はそれができた。四大大会の決勝では最近4度のうち3度も負けているので、大きなモチベーションがある。フェデラーに主導権を握らせないことが鍵になる」
■ロジャー・フェデラーの話「最初のゲームをブレークできたのが大きかった。去年は苦しい1年だったが、調子は望んでいたレベルに達している。決勝では積極的なプレーを続けることが大事。特にウィンブルドンではシンプルなプレーが必要だ」(共同)
【女子ゴルフ】
横峯、若林が首位 日医工第1日
2014.7.4 17:46
第1日、10番でティーショットを放つ若林舞衣子。7アンダーで首位に並んだ=八尾CC
女子ゴルフの日医工女子オープンは4日、富山市八尾CC(6454ヤード、パー72)で第1ラウンドを行い、横峯さくらがボギーなしの7バーディーで回り、8バーディー、1ボギーの若林舞衣子と65で並び首位に立った。1打差の3位には飯島茜とジョン・ヨンジュ(韓国)がつけた。さらに1打差の5位に堀奈津佳ら3人。前週優勝の酒井美紀は69で11位につけ、日本女子アマチュア選手権を制した福島・学法石川高2年の蛭田みな美は75で78位だった。(賞金総額6000万円、優勝1080万円、出場105選手=アマ4人)
【男子ゴルフ】
小田孔らが首位、松山22位 石川遼11位 男子ゴルフ第2日
2014.7.4 19:05
通算スコア-6でトップタイの小田孔明=ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(撮影・高橋茂夫)
男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー・カップは4日、北海道ザ・ノースカントリーGC(7050ヤード、パー71)で第2ラウンドを行い、米ツアーで初優勝し、今季国内初戦の松山英樹と、国内3戦目の石川遼はともに3バーディー、3ボギーの71と伸ばせなかった。松山は通算イーブンパーの142で22位、石川は2アンダーの11位。今季2勝目を狙う小田孔明が5バーディー、1ボギーの67をマークして通算6アンダーに伸ばし、ともに69で回った藤本佳則と山下和宏、68の黄重坤(韓国)の4人が首位で並んだ。1打差の5位は谷口徹がつけた。通算3オーバーまでの69選手が決勝ラウンドに進んだ。(賞金総額2億円、優勝4000万円)
【男子ゴルフ】
2日間イーブンの松山英樹、巻き返し期す セガサミー2日目
2014.7.4 19:30
トータルスコアはイーブンパーで終わった松山英樹=ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(撮影・高橋茂夫)
39位でスタートした松山。出だしの1、2番で連続ボギーをたたき後手に回ったが、最終18番(パー5)では第1打を300ヤード飛ばしギャラリーを魅了。3打目のバンカーショットをピン1メートルに絡めてバーディーで締めた。結局3バーディー、3ボギーでスコアは前日と同じイーブンパーだったが、順位は22位に上げて決勝ラウンドに進んだ。「2日間しょうもないゴルフをしたんで、何とかアンダーを出して上位にいきたい」と“世界の松山”は巻き返しを誓った。
【男子ゴルフ】
石川遼、悔いが残る1メートルパットの憂鬱… セガサミー2日目
2014.7.4 19:32

通算スコア-2で終わった石川遼=ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(撮影・高橋茂夫)
一緒に回った小田孔が石川の“変身ぶり”をこう表現した。「マジでうまくなった。昔みたいな攻めはせず、大人のゴルフをしている」。世界で戦うことが石川を成長させているのだろうが、この日はスコアに結びつかない。“1メートルパットの憂鬱”があった。2番(パー3)は「軽めのスライス。思ったところに打ったつもりが」右に外してボギー。4番(パー4)では「自分でも良いストロークだと思ったが、ボールマークの跡のせいかもしれないけど左に曲がった」とバーディー逃し。17番は「右に押し出した僕のミス」でボギー。3打を失ったことになる。そんな憂鬱も18番で1・5メートルのバーディーパットを沈めて晴らし「あすに引きずらないで済んだ」と笑顔を見せ、こう続けた。「ショットもずいぶん安定してきた。スコアを伸ばせる内容のゴルフだった。1メートルのパットを3度外した、そこだけかな」首位と4打差。スイング修正の合宿中だが、「試合勘も戻ってきた。上と差がないので優勝争いをしたい」。5月以来の国内試合で、石川にも十分チャンスがある。(清水満)




