【ウィンブルドン】
芝での戦い熟知の地元A・マリー、主役譲らず7年連続の16強入り
2014.6.28 11:33

男子シングルス3回戦でロベルト・バウティスタにストレート勝ちしたアンディ・マリー=ウィンブルドン(共同)
 センターコートで熱狂的な歓声を浴び、地元期待のA・マリーが7年連続の16強入りを決めた。11本のサービスエースを決め、前哨戦の大会で優勝して好調のバウティスタを寄せ付けず、「堅実なプレーができた」と余裕の笑顔を見せた。昨年秋に手術した腰の状態も完治し、「何の不安もない」と縦横無尽にコートを駆け回った。女性コーチのモレスモさんが見守る中、芝での戦いを熟知した多彩なショットでノータッチの決定打は相手の倍以上の43本。2連覇へ「この舞台ではいつも不思議な力が生まれる」と主役の座を譲る気はないようだ。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がジル・シモン(フランス)を6―4、6―2、6―4で下して勝ち上がった。しかし第6シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)は、第26シードのマリン・チリッチ(クロアチア)にストレート負けを喫した。(共同)

【ウィンブルドン】
前回準Vのジョコビッチ 左肩負傷も旺盛な意欲
2014.6.28 09:52

男子シングルス、ジル・シモン(仏)との対戦で肩から転倒するジョコビッチ=27日(AP)
 前回準優勝のジョコビッチは第3セット途中に芝で足を滑らせ、左肩を負傷するアクシデントがあった。だが、治療を受けてコートに戻るとそのまま押し切り、「筋肉を痛めたけど、幸いにもそれほど関節に大きなダメージがなかった」と胸をなで下ろした。安定したストロークで試合内容に不満はないという。「少し休んでトップフォームを取り戻したい」と旺盛な意欲を見せた。(共同)

【ウィンブルドン】
“元女王対決”はクビトバ 2時間半の熱戦でビーナス下す
2014.6.28 12:17

女子シングルス3回戦でビーナス・ウィリアムズを破り、叫び声を上げるペトラ・クビトバ=ウィンブルドン(共同)
 V・ウィリアムズとのウィンブルドンの元女王対決はフルセットの末、クビトバに軍配が上がった。24歳のサウスポーは逆転で約2時間半の熱戦を制すと、歓喜のガッツポーズ。「過去の対戦でも常に3セット戦ってきた。第1セットを落としても勝てると信じていた」と笑顔を見せた。過去5度優勝のV・ウィリアムズの強打に苦しんだが、11本のサービスエースを決めた。得意の芝で過去2年は8強止まり。「サーブ、ストロークの調子は良くなっている」と3年ぶりのタイトル奪回に意欲を示した。第4シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)はミシェル・デブリト(ポルトガル)にストレートで快勝。(共同)

【ウィンブルドン】
全豪女王の李娜、凡ミス37本「芝への準備不足」
2014.6.28 12:35

女子シングルス3回戦でバルボラ・ストリコバに敗れた李娜=ウィンブルドン(共同)
 全豪オープン女王の李娜は2セットともタイブレークで競り負け、「ミスが多すぎた。技術の問題ではなく、芝に適応する準備と時間が足りなかった」と反省した。全仏では初戦で敗れる波乱。クルム伊達(エステティックTBC)とダブルスのペアを組むストリコバにラリーで根負けし、凡ミスも37本を数えた。自ら仕掛ける積極姿勢も乏しく、「相手がミスするのを待ってしまった」と目を伏せた。(共同)