【サッカー日本代表】
結束深めた「イトゥの2夜」 卓球大会翌日に選手ミーティング
2014.6.13 20:32

コートジボワール戦に向け、練習する清武(中央)ら日本イレブン=イトゥ(共同)
 1次リーグ突破の大きな鍵を握る初戦のコートジボワール戦。休養日が明け、映像を分析して本格的な相手対策に乗り出した11日の夜、一つの動きがあった。夕食の後、選手だけのミーティングが開かれ、一人一人が思いの丈を述べたという。直前の強化試合で2試合とも出番のなかった清武(ニュルンベルク)はこう訴えた。「試合に(先発で)出るのは11人。そういう中で出られない人が勝つために何でもするのは当たり前。チームが勝つため自分は何でもする」自己犠牲をいとわない決意は、レギュラー陣の胸に強く響いたようだ。前回の南アフリカ大会で控えを経験した岡崎(マインツ)は「前回以上のまとまりが出ているし、誰かが犠牲になってもそれを犠牲と思っていない」と仲間を誇った。4年前はスイス・ザースフェーでの事前合宿中、やはり選手ミーティングが開かれ、闘莉王(名古屋)が「俺たちは下手くそなんだから泥臭くやろう」と主張。韓国との壮行試合に敗れて意気消沈していたチームはわれに返り、本大会での16強入りにつながった。W杯前の親善試合5連勝中の現代表に当時ほどの危機感はない。が、ほころびの見える守備での意思統一や、主力と控えの温度差など、今後顕在化する可能性のある問題を未然につぶそうとする思いが働いたようだ。前夜には全員参加の卓球大会でチームの結束は深まったばかり。柿谷(C大阪)は「一つになって戦う準備はできている」と力を込めた。(奥村信哉)

【サッカー日本代表】
失点減らしに「前から守備させる」 口元引き締める吉田
2014.6.13 15:24

練習に臨む日本代表の吉田麻也=12日、イトゥ(撮影・山田喜貴)
 DF吉田(サウサンプトン)はコートジボワールとの初戦に向け、「僕だけじゃなく、多くの選手のキャリアの中で最も重要な試合になることは間違いない」と口元を引き締めた。Y・トゥーレやジェルビーニョら前線の選手の能力の高さは、対戦経験から知っている。直前の強化試合でも失点は減らないが、日々修正に努めており、「セットプレーで集中し、ずるずる下がらないで相手をゴールから遠ざけたい。後ろから鼓舞して、前から守備に行かせたい」と語った。(共同)

日本の初戦勝利、タコが予想
2014年 06月 13日 21:28

 東京都港区の水族館「エプソン品川アクアスタジアム」で13日、タコやテッポウウオなど海の生き物がサッカーワールドカップ(W杯)日本代表の初戦の勝敗を占うイベントが開かれた。
タコは右に左にと水槽の中を移動していたが試合終了間際、日本の国旗がついたゴールに絡みついた。別の水槽のテッポウウオも水を吹いて「勝ち」を示すフレームを撃ち落とし、日本の勝利を予想した。特製ユニホームを着たペンギンがひもをくちばしで引いて回すルーレット予想はコートジボワールと引き分けだった。W杯期間中、日本戦以外にも注目カードを予想するイベントを開く。

【W杯余話】
J・ロペス、開会式“ドタキャンのドタキャン”で悩殺パフォーマンス!
2014.6.13 17:48 [W杯余話]

会場を盛り上げたジェニファー・ロペス(AP)
 「彼女に一体、何があったのか?」 ジェニファー・ロペスのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開会式出場を巡り、情報が交錯したことで、さまざまな憶測を呼んでいる。サンパウロ・アリーナで行われた開会式。フィールド中央には球体のLEDが設置され、映像とともにパフォーマー500人、地元ダンサー800人など、約1750人がさまざまな衣装を身につけ、ブラジルを象徴する「自然」、「陽気な人間」、「サッカー」というコンセプトのパフォーマンスを披露した。そして、ショーのクライマックスでは球体のLEDが開き、中から青色の衣装を着たブラジルの女性シンガー、クラウディア・レイチが登場。大会の公式ソングである『We Are One』がスタートした。続いて、ブラジル・カラーのポロシャツを着たピットブルとグリーンの衣装をまとったジェニファー・ロペスが登場。ロペスは胸元を強調したセクシーな姿で観衆を悩殺。サンバのステップも披露し、開幕戦前のスタジアムを盛り上げた。開会式は成功裏に終わったものの、ジェニファー・ロペスの出演をめぐっては情報が錯綜(さくそう)した。まず、FIFA(国際サッカー連盟)が8日に「ジェニファー・ロペスは出演しない」と発表。理由については「プロダクション上の問題」としただけで、ドタキャンの詳細については不明だった。ところが、2日後の10日、ロペスはFIFAの声明を否定し、「開会式には出る」としてブラジルへと飛び立った。AP通信などによると、ロペスは「みんな、神経が高ぶっていて、何かを発表するには時期尚早だった」と話しているが、“ドタキャンのドタキャン”については不明のままだ。このため、ネット上などでは、さまざまな憶測を呼んでいる。その一つは、ロペスが年下の恋人であるキャスパー・スマートと破局したばかりであるということだ。ロペスはさらに、プロダンサーのマクシム・クマコフスキーとの交際も報じられており、こうしたプライベートでのゴタゴタが原因ではないかと噂されている。また、公式ソング『We Are One』の評判がブラジル国内では今ひとつで、「何でアメリカ人が歌うんだ?」といった批判がピットブルやロペスにも向けられている。このため、ロペスは会場からのブーイングを嫌ったのではないかといった説もある。もっとも、開会式ではブーイングもなく、ロペスもノリノリでパフォーマンスを披露。スタジアムを埋めた観衆も大いに盛り上がった。いずれにせよ、“ドタキャンのドタキャン”という異例の展開となった開会式。これはひょっとして、今大会の“波乱”を暗示しているのだろうか? (普)