W杯=ブラジルが強化試合でパナマ下す、ネイマールが活躍
2014年 06月 4日 09:57

[ゴイアニア(ブラジル) 3日 ロイター] - サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会開幕を控えるブラジル代表は3日、ブラジルのゴイアニアでパナマと強化試合を行い、4─0で勝利した。ブラジルは前半26分、ネイマールが20メートルの直接フリーキックを成功させて先制。同40分にはスペイン1部バルセロナでネイマールと同僚のダニエウ・アウベスが2点目をたたきだした。後半にはネイマールのおぜん立てからフッキが3点目、ウィリアンが4点目を決め、パナマに決定的なゴールチャンスを許すことなくブラジルが試合をものにした。これまで最近の14戦で13勝を挙げていたブラジルだが、試合前半にパナマがいい動きを見せると、地元ファンが不満を示す様子も見られた。ネイマールは試合後、「ファンにはもう少し辛抱強くなってもらいたい」とこぼしながらも、「ペースをつかみ、ピッチ状態に慣れてからは自分たちのリズムで試合を進め、ゴールを量産出来た」と述べた。ブラジルは6日に強化試合のセルビア戦を行い、12日にはサンパウロでW杯開幕戦をクロアチアと戦う。

サッカー、ギリシャは0―0
2014年 06月 4日 11:42

 【チェスター(米国)共同】サッカーの国際親善試合は3日、各地で行われ、日本がワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグC組で対戦するギリシャはナイジェリアと0―0で引き分けた。ギリシャは5月31日のポルトガル戦に続く0―0で、3試合連続で無得点となった。主力選手を温存したギリシャは、前半は決定機をほとんどつくれなかった。後半にミトログル(フラム)サマラス(セルティック)ら主力FWを投入し、何度かゴールに迫ったが、ゴールは奪えなかった。スイスはリヒトシュタイナー(ユベントス)とシャキリ(バイエルン・ミュンヘン)の得点でペルーを2―0で下した。

W杯=ランパード、強化試合でイングランド主将に任命
2014年 06月 4日 12:46

[マイアミ 3日 ロイター] - サッカーのイングランド代表、ロイ・ホジソン監督は3日、強化試合で4日に行うエクアドル戦でフランク・ランパード(35)が主将を務めると明らかにした。ランパードは2日、13年在籍したイングランド・プレミアリーグのチェルシーから退団すると発表。米メジャーリーグサッカーのクラブに移籍するのではないかと報じられている。ホジソン監督はイングランドが先週3─0で勝利したペルー戦とは異なるメンバーで試合に臨むことを明らかにしたが、FWにはウェイン・ルーニーの先発起用を明言。その理由としてペルー戦では60分ほどしかプレーしておらず、代表合流以前も実戦にあまり出ていないことを挙げ、エクアドル戦に先発させてどれだけ体調が向上しているか見るのが適当だとした。複数メディアの報道によると、ホジソン監督はエクアドル戦でロス・バークリー(エバートン)、ルーク・ショー(サウサンプトン)、ジャック・ウィルシャー、アレックス・オクスレード・チェンバレン(ともにアーセナル)らの若手にチャンスを与えるのではないかとみられている。ランパードは若手の台頭を「ここ数年なかったこと」と歓迎し、「練習ではとてもシャープに動いている。実戦でどうなるか見てみたい」と語った。

W杯=FIFA次期会長候補、「22年開催地の再投票は短絡的」
2014年 06月 4日 12:40

[ロンドン 3日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)で来年の会長選に出馬の意向を表明しているジェローム・シャンパーニュ氏(フランス)はロイターのインタビューで、2022年ワールドカップ(W杯)開催地のカタール選出にあたって不正が明らかになった場合、投票をやり直す以外にもFIFAに選択肢はあると述べた。2022年大会の開催地選出にあたっては、英紙サンデータイムズが先に、カタールの招致活動に不正があったと報じた。FIFAはブラジルW杯終了後、数週間以内に調査結果を明らかにするとしている。同大会の招致にはカタールと米国、オーストラリア、韓国、日本が立候補し、投票の最終ラウンドでカタールが米国を14─11で下し、招致が決定していた。サッカー界では、カタール側の不正が証明された場合、FIFAは再投票を求めるのではないかとの憶測が広がっている。しかし、シャンパーニュ氏は、不正を決めてかかるのは早計だとコメント。「もし不正疑惑が証明されたとき、(投票のやり直しで)カタールに再び立候補を許すことができるのか」とも述べた。また「カタールを失格とした場合、次点の米国に開催権を渡すのか、それとも新たな招致希望国も交えて改めて再投票を行うのか」と疑問を呈したシャンパーニュ氏はW杯招致のプロセスはオープンかつ公正でなければならないとし、「何があったか知ることが必要。このような状況で2022年大会に臨むことはできない」と述べた。