【女子ゴルフ】
森田理香子、V逸でも“新兵器”に手応え
2014.3.9 17:39

ダイキンオーキッドレディス3日目 14H、バーディを決めた森田理香子=9日、琉球ゴルフ倶楽部(撮影・彦野公太朗)
 大会初の連覇は逃したものの、森田は今季を戦う上で“新兵器”の手応えをつかんでいた。パー5の最終18番。2打差の通算8アンダーで先にホールアウトしていたサタヤに追いつくには、イーグルしかない。左ラフから残り240ヤードの第2打、手にしたクラブはドライバー。「ボールは浮いていて、風の影響を受けない」との判断だった。今オフの米国合宿で師匠の岡本綾子プロから勧められて取り組み、合宿でも1度しか試していなかった。試合で挑むのはもちろん初めて。「イメージはそんなに良くなかった」そうで、18番でも「怖かった」と一度は思い直したほど。結果的にグリーン手前まで運んだものの、パーに終わった。それでも「いい経験になった。大事な場面でやってみて、先につながるかなと思った」と、心強い味方を得た様子だ。
 優勝を逃しはしたが、「ショットの曲がりも少なく、パットのリズムもいい状態。けがしない限り大丈夫」と気落ちしていない。「早いうちに勝ちたい」と昨季の賞金女王は前を向いた。(松本恵司)

ダイキンオーキッドレディス3日目 18H、笑顔でホールアウトした斉藤愛璃=9日、琉球ゴルフ倶楽部(撮影・彦野公太朗)
■斉藤愛璃(2位)「(2年前の優勝時より)ゴルフは上達している。ことしは優勝争いをしていきたい」

最終日、通算6アンダーで2位の渡辺彩香。18番でバンカーショットを放つ=琉球GC
■渡辺彩香(2位)「チャンスが多かったのに生かせず、悔しいです。いい試合ができてオフに練習した結果が出てくれて楽しみ」

【米男子ゴルフ】
石川は19位 ハドレーがツアー初V プエルトリコ・オープン最終日
2014.3.10 10:16

通算11アンダーでホールアウトし、帽子を脱ぐ石川遼=トランプ国際GC(AP=共同)
 米男子ゴルフのプエルトリコ・オープンは9日、米自治領プエルトリコのリオグランデのトランプ国際GC(パー72)で最終ラウンドが行われ、27位で出た石川遼は4バーディー、1ボギーの69で回り通算11アンダー、277の19位だった。今田竜二は2バーディー、3ボギーの73とスコアを落とし通算7アンダーの43位。6バーディー、1ボギーの67で21アンダーに伸ばしたチェソン・ハドレー(米国)がツアー初勝利を挙げ賞金63万ドル(約6500万円)を獲得した。ダニー・リー(ニュージーランド)が2打差の2位。(共同)
■石川遼(19位)の話「1週間を通して納得いくプレーができなかった。相性の良かったコースだけに残念な点が多い。最終日は40点くらい。いい準備をして、もっといい状態で戦えないと難しい。スイングをもっと良くしていくための期間として、来週もやっていく」
■今田竜二(43位)の話「チャンスはたくさんあったけど、それをものにできなかった1週間。ショットも駄目でパットも入らない苦しい1日だった。不安材料はたくさんある。次の試合に向けてしっかり練習したい」(共同)

【男子ゴルフ】
松山は34位 リードが優勝 キャデラック選手権最終日
2014.3.10 10:22


最終ラウンド、16番でティーショットを放つ松山英樹=トランプナショナル・ブルーモンスター(共同)
 男子ゴルフの世界選手権シリーズ、キャデラック選手権は9日、米フロリダ州ドラルのトランプナショナル・ブルーモンスター(パー72)で最終ラウンドが行われ、21位から出た松山英樹は7番と9番でダブルボギーを叩くなど、3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの74とスコアを落とし通算6オーバー、294の34位だった。3バーディー、3ボギーの72で回ったパトリック・リード(米国)が通算4アンダーで逃げ切り今季ツアー2勝目、通算3勝目で賞金153万ドル(約1億5800万円)を獲得した。バッバ・ワトソン(米国)ら2人が1打差の2位。タイガー・ウッズ(米国)はバーディーなしの6ボギーの78と崩れ5オーバーの25位だった。(共同)
■松山英樹(34位)の話「前半はショットが良くなかった。後半に少し良くなったので、もう9ホールくらい行きたいくらいだった。パットが入っていれば、後半もあと1つ2つ伸ばせたかと思う。このあとは日本に一度帰って、マスターズ・トーナメントに向けてしっかりと練習できればいい」