【モーグル】
伊藤みき「戦える場所与えられ楽しみ」 全日本チーム帰国
2014.1.21

帰国し記者の質問に答える伊藤みき=21日午後、成田空港

帰国し笑顔で質問に答える上村愛子=21日午後、成田空港
 フリースタイルスキー・モーグルの全日本チームが21日、W杯遠征から成田空港に帰国した。右膝を痛めながら3大会連続で五輪出場を決めた伊藤みき(北野建設)は「戦える場所を与えてもらえて楽しみ」と改めて抱負を述べた。空港では接触による再発を防ぐため右膝を装具で固定していたが、遠征では練習でコースを滑り「不安より手応えの方が大きかった」。利き足の右に掛かり気味だった重心を中央に移し、左足も使える滑りに調整中という。5大会連続出場の上村愛子(同)は「W杯では良い挑戦と調整ができた。自信を持ってソチを目指せるようにしたい」。初出場の星野純子(リステル)は「まだ実感が沸かないが、五輪という輝いている場所で思い切り滑りたい」と抱負を述べた。

ジャンプ女子に17歳山田を追加
2014年 01月 21日

 全日本スキー連盟は21日、ソチ冬季五輪のジャンプ女子代表に17歳の山田優梨菜(長野・白馬高)を追加したと発表した。この新種目には日本から、金メダルを狙う高梨沙羅(クラレ)、伊藤有希(土屋ホーム)を含めた3人が出場する。スノーボードを加えたスキーの五輪代表は男子25、女子14の計39人で、2002年ソルトレークシティー五輪以来となるメダル獲得を目指す。昨年9月のGPで初の表彰台となる3位に入った山田は、昨季以降のGPとワールドカップの成績で日本に三つ目の五輪出場枠をもたらした。今季W杯は23位が最高と調子を落としているが、総合的に力を評価された。

【ソチ五輪】
葛西「夢をかなえたい」 伊藤と所属先の壮行会出席
2014.1.21

所属先の壮行会に出席した、ソチ冬季五輪ジャンプ代表の(左から)伊藤有希、葛西紀明の両選手=21日午後、札幌市内
 ソチ冬季五輪のノルディックスキー、ジャンプ代表で男子の葛西紀明と女子の伊藤有希が21日、札幌市内で所属先の土屋ホームの壮行会に出席した。ともに日本選手団のグレーのブレザー姿で臨み、社員からエールを送られた41歳の葛西は「パワーをいただいた。これをソチで出し切りたい」と感謝の言葉を述べた。選手団の主将として7大会連続の大舞台を迎える葛西は「ソチでは自分の夢をかなえたい」と悲願の金メダルへ意欲を燃やした。昨年4月に社会人となった19歳の伊藤は「安定感を一番感じることができている年」と充実した環境で練習に打ち込み、女子が初実施される五輪に挑む。葛西も「有希に勇気をもらっている。チームの雰囲気が変わり、きついトレーニングを楽しくできている」と相乗効果を口にした。

主将の葛西、竹内らが出場
2014年 01月 21日
 全日本スキー連盟は21日、ワールドカップ(W杯)ジャンプ男子札幌大会(25、26日=札幌市大倉山)に、ソチ冬季五輪代表で日本選手団主将を務める41歳の葛西紀明(土屋ホーム)や竹内択(北野建設)伊東大貴、清水礼留飛、渡瀬雄太(以上、雪印メグミルク)が出場すると発表した。25日は開催国枠で小林潤志郎(東海大)高橋大斗(土屋ホーム)岡部孝信、栃本翔平、伊藤謙司郎、細山周作(以上、雪印メグミルク)も出場する。

アルペン代表の湯浅がリハビリへ
2014年 01月 21日
 【キッツビューエル(オーストリア)共同】ソチ冬季五輪アルペンスキー男子代表で、骨折した右足首の手術を受けた30歳の湯浅直樹が21日、インスブルックの病院を退院してリハビリの準備を始める見通しとなった。日本男子チームの岩谷高峰ヘッドコーチは「実際のリハビリはあす(22日)からになる。患部を少しずつ動かすことから始め、その範囲を広げていく」と説明した。2月22日の五輪回転でメダル獲得が期待される湯浅は1月19日のワールドカップ(W杯)回転第5戦で転倒し、負傷。右内側くるぶし下の距骨にひびが入っており、20日に2本のボルトで補修する手術を受けた。