【競泳】
瀬戸が2種目加え4冠
2013.2.24 19:21
男子400メートル自由形決勝、3分42秒96で優勝した瀬戸大也=相模原市立総合水泳場
短水路(25メートルプール)で争う競泳の日本選手権最終日は24日、神奈川県の相模原市立総合水泳場で行われ、男子の瀬戸大也(JSS毛呂山)が200メートル個人メドレーを1分54秒34で、400メートル自由形を3分42秒96で制し、前日と合わせて4冠に輝いた。
女子100メートル背泳ぎは寺川綾(ミズノ)が55秒76で前日の50メートルに続いて勝ち、男子200メートル平泳ぎは山口観弘(志布志DC)が2分3秒56で優勝した。女子200メートル平泳ぎは高橋美帆(日体大)が2分19秒09で制し、渡部香生子(JSS立石)が2分19秒10の短水路高校新記録で2位。高橋は200メートル個人メドレーも勝った。女子100メートルバタフライは加藤ゆか(東京SC)が56秒52で制した。
寺川、自身初の55秒台
2013.2.24 19:31
女子100メートル背泳ぎ決勝 55秒76で優勝した寺川綾=相模原市立総合水泳場
女子100メートル背泳ぎで寺川は、宣言通り自身初の55秒台に突入。「ホッとしたよりも、スッキリした感じ」と満面の笑みでレースを振り返った。50メートルプールの長水路で行われた1月の東京都選手権でも好記録をマークしており、夏の世界選手権に向けて順調な滑り出し。寺川は「今付けているパワーを生かす技術を身につけたい」とさらなる進化を誓い、平井コーチも「一流選手としてのプライドが備わっている」と太鼓判を押した。
【競泳】
山口、初心に帰って復調の兆し 「康介さんの背中は遠い」と反省も
2013.2.24 19:29

男子200メートル平泳ぎ決勝、2分3秒56で優勝した山口観弘=相模原市立総合水泳場
残り10メートルでの逆転劇。男子200メートル平泳ぎで見せた意地にも、山口にとっては納得の泳ぎではなかった。「ずるいレースをしてしまった。自分で発した目標にも届かず、悔しいですね」と深く息をついた。目指したのは北島康介(日本コカ・コーラ)が保持する2分2秒95の日本記録。積極的に出た前半は理想通りだった。問題は100メートル以降に痛感した体力不足。隣のコースの高橋の猛追にも焦り、記録より勝負に徹してしまった。自己ベストの高校新にも0秒33届かず、「これが僕の実力。康介さんの背中は遠かった」と漏らしたのは本音だろう。ただ指導する平井伯昌コーチの目には、復調の兆しが映っている。昨秋に世界記録を樹立して以降の山口は達成感からか、生活面や試合でも浮ついていたという。今大会のまな弟子は「落ち着いていた。安心した」。2016年リオデジャネイロ五輪の金メダル候補として真価が問われる1年。山口は「まずは4月の日本選手権で、世界選手権の代表権を獲得すること」。初心に帰り、世界の頂点を目指す。(青山綾里)
【卓球】
石川が3年ぶり優勝
2013.2.24 19:26
女子シングルスで優勝した石川佳純=代々木第二体育館
卓球のジャパン・トップ12大会は24日、東京・代々木第二体育館で男女のシングルスを行い、女子は石川佳純(全農)が3年ぶり2度目、男子は松平健太(早大)が初優勝を果たし、賞金100万円を獲得した。決勝で石川は藤井優子(日本生命)を4-0で下し、松平健は大矢英俊(東京アート)を4-2で退けた。3人ずつ4組に分かれて1次リーグを戦い、各組1位が準決勝に進む方式で行われた。全日本選手権男子シングルス覇者の丹羽孝希(青森山田高)は1次リーグで敗退。女子シングルス覇者の福原愛(ANA)は欠場した。
【卓球】
松平健、シニアで初優勝
2013.2.24 23:10
男子シングルスで初優勝した松平健太=代々木第二体育館
2006年の世界ジュニア選手権を制するなどジュニア時代は国内外でタイトルを獲得してきた21歳の松平健が頂点に立った。「シニア(一般)になって初めての優勝なのでとてもうれしい」と喜びをかみしめた。5月にパリで開催される世界選手権には兄の賢次、妹の志穂と3きょうだいで出場する。優勝賞金の使い道については「両親のパリへの旅費にする」と話した。
【卓球】
丹羽、敗戦にもさばさば
2013.2.24 23:12
1次リーグで敗退した丹羽孝希=代々木第二体育館
全日本王者として臨んだ丹羽は1次リーグで張一博(東京アート)に0-3で敗れて敗退。「もともと左利きが苦手な面もあるが、今日の張さんには勝てる気がしなかった」とさばさばとした表情だった。1月の全日本選手権が終わった後もドイツのリーグでプレーし、3月も再びドイツへ渡る。世界選手権(5月・パリ)に向けては「試合続きになるが、練習不足にならないようにしたい」と話した。




