【ラグビーTL】
サントリー、全勝でV2 東芝は3季ぶり制覇逃す
2013.1.27 16:16
トップリーグ プレーオフ決勝。東芝を下し、喜ぶサントリーの選手ら。優勝カップを掲げるのは、サントリー・真壁伸弥主将(中央)=27日、秩父宮ラグビー場(中井誠撮影)
ラグビーのトップリーグは27日、東京・秩父宮ラグビー場でプレーオフ決勝を行い、サントリー(リーグ戦1位)が19-3で東芝(同2位)を下し、2季連続3度目の優勝を果たした。10季目を迎えた同リーグでリーグ戦から史上初の全勝優勝となった。東芝は3季ぶりの制覇を逃した。サントリーは前半、WTB村田の2トライなどで12-3とリード。後半に押し込まれる時間帯が続いたが、粘り強い防御で得点を許さなかった。
【Jリーグ】
中田さんら招き記念試合 創立20周年の湘南
2013.1.27 18:11
ベルマーレOB対レイソル・ジュビロOB戦、攻める中田英寿=27日、Shonan BMWスタジアム平塚(荒木孝雄撮影)
J1に昇格する湘南は27日、OBの元日本代表MF中田英寿さん(36)らを神奈川県平塚市のShonanBMWスタジアム平塚に招き、クラブ創立20周年記念試合を開催した。現役選手や懐かしい面々とプレーした中田さんは、鋭い切り返しや好パスで約7000人を沸かせ「平塚でプレーするのは、実家に帰って母親の食事を食べるような気持ち」と笑顔を見せた。中田さんは後輩へ「僕らができなかったJ1優勝を目指してほしい。もっとアイデアのあるプレーが増えてくるといいと思う」とメッセージを送った。主将の永木亮太は「OBの方々には申し訳ないが、ことしのベルマーレが一番強かったと言われる一年にしたい」と威勢よく言った。
【ジャンプ】
東海大3年小林が初制覇 NHK杯
2013.1.27 16:49
スキージャンプNHK杯男子の部、逆転優勝した小林潤志郎=27日、札幌市・大倉山ジャンプ場(高橋茂夫撮影)
ノルディックスキーのNHK杯ジャンプ大会は27日、札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートル)で行われ、男子は東海大3年の21歳、小林潤志郎が136メートル、138メートルの合計291.2点で初制覇した。26日のTVh杯を制した竹内択(北野建設)は、1回目に最長不倒の142メートルを飛んだが2回目は129メートルと伸びず、281.3点で2位だった。鈴木翔(旭川大)が3位。TVh杯で転倒した葛西紀明(土屋ホーム)と、昨季ワールドカップ(W杯)4勝の伊東大貴(雪印メグミルク)は棄権した。女子は29歳の小浅星子(ライズ)が合計159.0点で5年ぶり2度目の優勝を果たした。
【ノルディック複合】
渡部暁、貫禄の全日本選手権初V
2013.1.27 16:40
ガッツポーズでゴールする、優勝した渡部暁斗=長野県白馬村
初めてこの大会に出たのは白馬高校1年の時。以来2度目の出場となった渡部暁は「経験値が上がっていると見せられた」。この8年間で日本のエースに成長した貫禄を示してみせた。後半距離は首位の弟・善斗から6秒遅れの2位スタート。すぐに善斗、永井を従え、先頭集団を引っ張る形に。「自分のペースで走って(後ろが)離れてくれればと思ったけど、プラン通りにいかなかった」。そこで冷静に作戦を変える。一旦、集団の2番手に下がって力をためると、最終4周目に入ったところでペースアップ。W杯の場数が自分より少ない2人を、駆け引きと走力で引き離し、勝負を決めた。今年はW杯の日程のはざまとなり出場がかなった。「小さな頃お世話になった人たちに久しぶり会えて、良い結果を見せられてよかった」。地元で手にした小さな優勝カップは、世界の戦場に戻る24歳の良い弾みになったに違いない。(宝田将志)
【大阪国際女子マラソン】
ガメラシュミルコが初V、福士はトラウマ振り払う2位
2013.1.27 15:49
「第32回大阪国際女子マラソン」 優勝したタチアナ・ガメラシュミルコ(ウクライナ)=27日午後2時33分、大阪市東住吉区の長居陸上競技場(頼光和弘撮影)
今夏に行われる世界選手権(モスクワ)の代表切符をかけて女性ランナーが浪速路で競う「第32回大阪国際女子マラソン」(日本陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送など主催、日東電工協賛)は27日、大阪市東住吉区の長居陸上競技場を発着とする42・195キロのコースで行われ、前回2位でロンドン五輪5位のタチアナ・ガメラシュミルコ(29)=ウクライナ=が2時間23分58秒で初優勝した。外国人選手の優勝は3大会ぶり。大阪国際では過去、転倒を繰り返して19位に沈んだ第27回、終盤に失速して9位に終わった前回と、2度の苦い経験を持つ福士加代子(30)=ワコール=は自己ベストを更新する2時間24分21秒で2位。日本人トップで2時間24分を切るという世界選手権代表の内定条件には及ばなかったが、有力候補に躍り出た。2度目のフルマラソンに挑んだ渡辺裕子(25)=エディオン=は2時間25分56秒で3位。同じく代表選考会で昨年11月に行われた横浜国際女子マラソンで、日本人トップの2位に入った那須川瑞穂(ユニバーサルエンターテインメント)の2時間26分42秒を上回った。一昨年7月の出産を経て本格的なレース復帰となった小崎まり(37)=ノーリツ=は4位。過去、大阪国際を2度制している渋井陽子(33)=三井住友海上=は8位だった。
時折、粉雪が舞う中、中間点で5人の先頭集団を形成したレースは、27キロ手前で福士がペースメーカーにつくかたちで独走態勢に入った。しかし、一時はトップに100メートル以上離されたガメラシュミルコが持ち前の粘りを発揮。ペースが落ちてきた福士との差を徐々につめ、競技場の周回に入る直前の残り約920メートルで逆転。そのままトップでゴールした。今大会は外国招待選手5人、国内招待選手5人、一般参加選手470人、ペースメーカー3人の計483人が出場。また「大阪ハーフマラソン」(21・0975キロ)も大阪城公園から長居陸上競技場までのコースで行われた。




