天皇杯、G大阪―柏が1日決勝
2012年 12月 31日 16:45
サッカーの第92回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は1月1日午後2時から東京・国立競技場で決勝が行われ、J2に降格するG大阪と2011年のJ1覇者、柏が対戦する。同じ顔合わせとなった第88回大会決勝はG大阪が延長の末、1―0で勝った。G大阪は得点源となるFWレアンドロが、柏も攻撃を引っ張るMFレアンドロが、それぞれ出場停止から復帰する。
NFL、レッドスキンズが地区V
2012年 12月 31日 16:44
【ニューヨーク共同】米プロフットボールのNFL最終週は30日、レギュラーシーズン最後の16試合を行い、ナショナル・カンファレンス(NFC)東地区はレッドスキンズが28―18でカウボーイズを下し、10勝6敗として地区優勝した。昨季のスーパーボウル覇者のジャイアンツはプレーオフ進出を逃した。北地区ではバイキングズが37―34でパッカーズを破り、10勝6敗でプレーオフに進んだ。5日からはプレーオフ。
サッカー=マンC監督、「王座は簡単には明け渡さない」
2012年 12月 31日 14:27

[ロンドン 31日 ロイター] サッカーのイングランド・プレミアリーグ、昨季王者マンチェスター・シティー(マンC)は、香川真司が所属する首位マンチェスター・ユナイテッド(マンU)とは勝ち点7差の2位で年内の日程を終了。1月1日のホームでのストーク戦で、巻き返しに向けて弾みをつけたいところだ。マンCは29日に行われた年内最終戦で、粘り強さを発揮。ノーリッジとの点の取り合いを4─3で下した。試合後、ロベルト・マンチーニ監督は「王座を簡単に明け渡すわけにはいかない。毎試合、全力で戦う」と連覇への強い意欲を示した。マンCは昨季、終盤の6試合で勝ち点8差をばん回。マンUを得失点差で上回り、44年ぶりのリーグ優勝を達成した。長い優勝争いは今後も続くため、マンCが2季連続の逆転優勝を果たす可能性は十分残っている。ライバルのマンUは1月1日、敵地で宮市亮のウィガンと対戦する。
クリッパーズが12月全勝
2012年 12月 31日 16:52
【ニューヨーク共同】米プロバスケットボールのNBAは30日で第9週を終え、西カンファレンス太平洋地区でクリッパーズが連勝を17に伸ばし、25勝6敗で首位を堅持。クリッパーズは12月を16戦全勝で乗り切った。北西地区はサンダー、南西地区はスパーズがトップを走る。東カンファレンス南東地区は昨季のNBA王者のヒートが20勝8敗で首位を守り、大西洋地区はニックスが独走。
【スポーツの熱風】
高3トリオに刺激、さらにパワーアップの競泳陣、3年後に金へ
2012.12.31 12:00
記者会見で記念写真に納まる(後列左から)萩野公介、山口観弘、瀬戸大也の高3トリオ
どんなスポーツ団体でも課題に上がる五輪後の世代交代。2012年夏のロンドン五輪で日本競泳陣は「チーム力」が大きな話題を呼び、戦後最多11個(銀3、銅8)のメダルを獲得した。その後も五輪出場を逃した若手がメキメキ頭角を現し、新たな刺激を生んでいる。目指すは2016年リオデジャネイロ五輪で「金メダル」。チーム一丸、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、ロンドンでの忘れ物を取りに行く。
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五輪熱気が冷めやらない12年9月の岐阜国体で「世界新」のコールが響き渡った。男子200メートル平泳ぎ決勝。山口観弘(志布志DC)がたたき出した2分7秒01は、五輪2大会連続2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)が持つ日本記録を0秒50上回り、1カ月半前に同五輪覇者ダニエル・ギュルタ(ハンガリー)がマークした世界記録をも0秒27更新。それでも本人は「狙っていたのは2分6秒台」と悔しさをのぞかせたのだから、今後のレースを期待せずにはいられない。徐々に加速する持久力の強さが武器の山口にとって、25メートルプールの短水路は「スピードが乗る前にターンがあるから苦手」という。トルコのイスタンブールで12年12月に行われた世界短水路選手権では4位に終わった。それでも、初めて五輪王者ギュルタと肩を並べて泳ぎ、「楽しかった」と頼もしい。ずっと北島の背中を追い続けていただけに初の世界舞台でも臆することなく、スタートとターンの課題が改めて浮き彫りになったことも、今後の強化において収穫だった。その世界短水路選手権で金メダルを獲得したのが、男子個人メドレーの瀬戸大也(JSS毛呂山)。壁を蹴ってからの潜水に強く、ターンが多い短水路は得意で、秋のワールドカップ(W杯・短水路)では平泳ぎやバタフライなど他種目に参戦、賞金が出る表彰台に計22回上った成長株だ。勢いそのまま、世界短水路選手権で得意の400メートル個人メドレー金、200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得し「自信になった」と胸を張った。この飛躍の裏には、同五輪男子400メートル個人メドレーで、56年ぶりの高校生メダリスト(銅)となった萩野公介(御幸ケ原SS)の存在がある。ジュニア時代から刺激し合ってきた良きライバル。短水路シーズンでは主役の座を奪われた萩野の今後の巻き返しにも注目したい。来春、大学生になる3人は16年リオデジャネイロ五輪のエース候補だ。東洋大に進学する山口と萩野を直接指導する日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「このゴールデンエージに期待して、しっかり育てていきたい」と腕を鳴らす。
ベテラン勢も負けてはいられないだろう。男子200メートルバタフライで五輪2大会連続銅メダルの松田丈志(コスモス薬品)は、二人三脚で歩んできた久世由美子コーチとの師弟関係を解消し、2012年末から「チーム平井」入り。若手と競い合える環境が決め手となり、「まだ速くなれるのではないかと思う」と再び世界一を狙う覚悟を決めた。日本女子勢初となる個人2種目で五輪メダルを獲得した女子平泳ぎの鈴木聡美(山梨学院大)や、1月から豪州へ水泳留学する男子背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)らも目指すべき場所は世界の頂点だ。勢いある若手と底力あるベテランの融合で、さらに厚みの増した新生・日本競泳陣。まずはバルセロナで行われる13年7月の世界選手権で、どんなスタートを見せてくれるか。(青山綾里)



