2012年1月22日 08:00 (サンケイスポーツ)
阪神・鳥谷、異“色”グラブで白星つかむ
$とっちゃんのブログ
沖縄での自主トレで2012年使用グラブを“試用”した鳥谷 (サンケイスポーツ)
 阪神・鳥谷敬内野手(30)の2012年モデルのグラブが21日までに完成した。クボタスラッガー社製の逸品は、初めてクリーム色を本体革に採用し、オンリーワンのこだわり。おしゃれで、かっこいい相棒とともに2年連続のゴールデングラブ賞へ、背番号1が突き進む。己の手と一体感を求める究極のこだわり。それが十分詰まった相棒だ。鳥谷が2012年シーズンに投入するグラブができあがった。「今回もいいデキです。いつもグラブに手を入れたときの感覚を大事にしています」クボタスラッガー社の担当者・和田卓也氏(33)が明かした。グラブは何年も同じ物を使う選手もいるが、鳥谷は毎年新しいものを用意する。重視するポイントは3つだ。
 (1)【フィーリング】
 素手で捕るような感覚を追求。手のひらと革のフィット感を最も重要視する。グラブの先端まで自分の指先であるような感触を持ちたい。
 (2)【捕球面の革は柔らかく、背面(外側)の革はしっかりとしたもの】
 強い打球に負けないように…。細かい部分にも名手は気を配る。
 (3)【見た目もオンリーワンでありたい】
 鳥谷自身が「人と違うものがいい」と初のクリーム色を採用。へり革(ふち)にはピンクとブルーの2パターンを用意。オリジナルの色使いだ。2つを練習で慣らし、感触がいい方を試合用にするという。球界でもあまり見かけない珍しい色合い。遊び心を感じさせ、かつ存在感を示すカラーで背番号1なりの“自己主張”を行った。この日、打ち上げた井口(ロッテ)との合同自主トレ中に試用済み。本番投入へ“完成形”ができあがった。昨季は遊撃で136試合に出場。刺殺192、補殺389、失策5で守備率・991で初のゴールデングラブ賞を獲得した。「ずっとほしかった賞」と喜んだ。過去、阪神の遊撃手で2年連続で同賞を受賞した選手は1985-87年の平田勝男(現評論家)だけ。新グラブは快挙へ向けての相棒にもなる。最高のグラブを得て、9年目のキャンプインを迎える。こだわりが形になったグラブで鳥谷がNo.1ショートの高みを目指す。


2012年1月22日 08:00 (サンケイスポーツ)
虎・榎田、飛躍の2年目へ鉄腕ボディー完成!
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藪投手コーチ(右)と話す榎田。ダイエットにも成功し表情は明るい (サンケイスポーツ)
 ダイエット成功!! 阪神・榎田大樹投手(25)が21日、鳴尾浜でブルペン入り。減量中だった体重が最大91キロから85キロまで落とせたことを明かした。さらなる飛躍が期待される2年目へ、臨戦態勢は整った。すっきりとした表情に成果が表れている。今オフの課題のひとつだったダイエットが成功。榎田の肉体は春季キャンプ直前に“戦闘ボディー”に生まれ変わった。「体重は落ちましたね。昨年のいい状態でキャンプに入りたかったので。生活環境の違いはありますが、(1年目は)シーズン中に太り気味だったので、いいスタートを切った昨年の状態に戻したかった」
 昨季は虎の新人最多登板を62試合に更新したが、体調管理には苦しんだ。「太りやすい体質なんです」。不規則な生活から入団時に83キロだった体重は最大91キロまで増えたという。そのため、一念発起し、秋季キャンプのテーマを減量に設定。走り込み中心に汗を流し続け、ついに最近乗った体重計の針は85キロを指した。勝負の2年目に挑む体作りのベースが完成した瞬間だった「コーチの方からも(調子の)波を減らさないといけないといわれています。今後は投げる量も(自然と)増えてきますが、(体重が減った方が)走れるのは走れるんで、いまのうちに走りたい」この日はブルペンで捕手を立たせた状態で変化球を交え、40球を投じた。今季は先発転向も考えられるが、いずれにしてもチームに欠かせない存在。有言実行を証明した左腕は85キロのベスト体重で沖縄に乗り込む。


2012年1月22日 08:00 (サンケイスポーツ)
阪神・能見、開幕託した!中畑DeNA斬り
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今季の開幕投手に内定した能見。沖縄での自主トレも順調だ (サンケイスポーツ)
 開幕で中畑斬り!! 阪神・能見篤史投手(32)が今季の開幕投手(3月30日、対DeNA、京セラD)に内定していることが21日、明らかになった。鳴尾浜で山口高志投手コーチ(61)が示唆したもので、春季キャンプイン前という異例の早期内定。和田阪神初年度は、左腕エースが中畑DeNAの出ばなをくじいて幕開けや!! 
 オープン戦はおろか、春季キャンプにも入っていない1月。それでも、和田阪神の開幕投手は決まっている。相手は新生・中畑DeNA。2012年オープニングを担うのはもちろん能見だ。「(開幕投手候補で)能見が1番手に変わりない。去年1回経験してどうなるかやな」鳴尾浜での新人合同自主トレを視察した山口投手コーチが明らかにした。この時期では異例の発言。期待感の大きさがあらわれた。現在、沖縄の地で汗を流しているエース。自主トレ開始3日目の15日には、とも練習に励んでいる関本らの打撃投手を務めた。投げ込んだ球数は昨年のこの時期より多い238球だった。開幕投手となれば、当然予想されるのはエース対決。能見も望むところ。意気込みは口にしていた。
 「求められるものは高いんでね。やりがいはありますよ。もうそこまでの(エース対決の)レベルに来ているというのも、自分にとっては成長している証拠。本当に大変なのは、ここから」2年連続2度目の栄誉。開幕投手はエース対決への期待と信頼の証明でもある。背番号14も、その覚悟はできている。中畑DeNAとの相性の良さも後押しする。昨季の対戦は2試合に登板して1勝0敗、防御率3・46。通算では23試合で6勝3敗、防御率2・52。ラミレス(前巨人)が加わったとはいえ、FA移籍で村田が巨人に流失した相手打線。左腕エースのDeNA斬りは至上命令だ。
 3・30までの流れは“王道”を歩む。沖縄・宜野座キャンプの第3クール中にもシート打撃などに登板。実戦では3月3日のオリックス戦(安芸)を皮切りに、西武戦(9日、甲子園)、ロッテ戦(16日、QVC)、オリックス戦(23日、京セラD)に投げるとみられ、そのまま、中6日で開幕戦を迎えるという流れだ。山口コーチは開幕から逆算させての調整登板について「そうなるやろな」とうなずいた。能見の開幕投手について和田監督は昨年の秋季キャンプ中に「それぐらいの期待をかけてもいいと思う」と発言。調整過程に問題がなければ、あとは通告を待つだけとなる。山口コーチは「(伝えるのは)監督になるんとちゃうか」と話し、あらためて能見への信頼感をにじませた。「あとはほっておいても大丈夫。ベストに合わせてくれるでしょう」7年ぶりのリーグ優勝へ-。猛虎逆襲の年、2012年はエースの快投で幕を開ける。