2011年12月7日 17:00 (ZAKZAK/夕刊フジ)
Jリーグ“移籍市場”が大混乱!激震オフの深層
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横浜M移籍が濃厚な前田。各クラブの監督が決まらず、いまだ正式決定できていない (ZAKZAK/夕刊フジ)
 Jリーグの全日程が終了した毎年12月は、国内でも「移籍市場」が盛んに動くときである。しかし、今オフはなかなかその商談がまとまらない。J1の18クラブのうち、8クラブも来季は監督が交代する。ところが、現時点で次期監督がほとんど決まらない異常事態で、選手の代理人たちは「移籍先なんて探しようがないですよ」と頭を抱える師走になっている。
 今オフ、最も注目される移籍は日本代表FWでジュビロ磐田の前田遼一(30)。アルベルト・ザッケローニ日本代表監督(58)も「故障が治れば、いつでも代表でできる能力の高い選手だ」と話すように、2年後のW杯ブラジル大会でも十分主力を張れる選手である。今やチームの“顔”ともいえる存在だが、所属する磐田は浦和レッズ以上に激震のオフを迎えている。
 柳下正明監督(51)をはじめ、生え抜きのコーチ陣の退団が相次いで決まった。実は、FC東京の強化部のOBたちが続々と契約をしてしまったからなのだ。「来季の磐田は事実上、FC東京に乗っ取られた形になりますよ」と関係者たちもあきれ顔で話す。そんなドタバタで、これまで“磐田愛”を貫いてきた前田も移籍を決意。その行き先は横浜Mが有力だ。その横浜Mには2009年Jリーグ新人王のFW渡邉千真(25)がいるが、出場機会を求めFC東京への移籍が確実になっている。
 ところが、これら多くの移籍話の共通点は来季の監督が決まっていない点だ。エースが抜ける磐田は、次期監督が未定。またJ1の昇格を決めたFC東京も、J2に昇格予定の町田ゼルビアからポポビッチ監督(44)が移ってくることが濃厚とみられているのだが、なかなか正式に決定していない。どこぞのプロ野球チームも就任目前で監督候補の交渉が破談になったが、どこも似たようなものらしい。来季20シーズン目をむかえるJリーグで、これだけ同時に監督が替わるオフは初めて。監督が決まらない分だけ、移籍市場の混乱も続く。(夕刊フジ編集委員・久保武司)


2011年12月7日 17:00 (ZAKZAK/夕刊フジ)
被災地に香川、内田がやって来る!23日にチャリティーサッカー
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香川真司 (ZAKZAK/夕刊フジ)
 日本プロサッカー選手会(JPFA)=藤田俊哉会長=は6日、東日本大震災の被災地でスポーツに取り組む子供たちを支援するため、慈善試合「クリスマス・チャリティーサッカー」の開催を発表した。23日に、仙台市のユアテックスタジアムで行われ、1万9000人を無料で招待する予定だ。
 サッカー界では、震災後に義援金を贈ったほか、クラブ単位や個別で慰問に訪れるケースはあったが、選手会として試合を行うのはこれが初めて。当初は、日本代表vsJリーグ東北選抜で計画されたが、「スケジュールの問題で代表は厳しかった」(協会関係者)ことから、一時は立ち消えになりかけた。それでも、東北出身者や東北のクラブに所属した経験のある選手らで、「東北選抜」としてチーム編成する見通しは立った。結局、日本代表に代わって試合を行うのはJPFA選抜となるが、そこで「ぜひ協力したい」と手をあげたのは、高校時代を仙台で過ごした日本代表MF香川真司(21)=ドルトムント=だ。本来ならクリスマスの休暇なのだが、今回のチャリティーマッチに賛同する形で出場が決定。さらに、内田篤人(23)=シャルケ=ら、海外組も総勢8人が参加することになった。加えてベテラン勢を代表し、来季はJ1の昇格も決まり現役続行する44歳のFW中山雅史(札幌)も参加する。試合前日の22日には、選手たちが被災地の公共施設を訪問。藤田会長は「厳しい冬の暮らしに入る被災地の皆さんを、さらに応援していきたい。選手として今できることをして、全国にそれを呼びかけていきたい。そんな選手の思いから、今回被災地にクリスマスプレゼントをお贈りすることにしました」と話した。JPFAと日本サッカー協会の間では、代表チームの出場給をめぐって泥沼の関係にあった時期もある。しかし藤田会長は「(日本協会の)小倉会長とも話し合いながらすすめています」という。今回のチャリティーイベントで、両者にも雪解けムードが生まれつつある。


2011年12月7日 10:54 (サンケイスポーツ)
仙台レディース、なでしこL&アベックV狙う
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震災後の初の全体練習に元日本代表のDF下小鶴綾(胸番号6)は喜びを発散させた (サンケイスポーツ)
 東京電力福島第1原発事故の影響で休部した女子サッカー部『東京電力マリーゼ』を受け入れた新チーム『ベガルタ仙台レディース』が6日、仙台市泉区の泉パークタウンサッカー場でフィジカルテストと1次キャンプで始動した。
 元日本代表のDF下小鶴綾(29)は、来季加盟のチャレンジリーグからなでしこリーグへの昇格と、J1ベガルタ仙台とのアベック優勝を狙う壮大な青写真を描いた。
 集まった選手11人が、東日本大震災以降初の全体練習に、歓喜の黄色い声援をあげた。「すごく楽しかったです。男子はベガルタ。あんな風になれたらと素直に思いました。私たちもなでしこリーグでトップになって、アベック優勝を狙いたいです」。元日本代表のDF下小鶴が、全選手共通の思いを代弁した。この日午後に仙台入り。約1時間半の始動で、サッカーを続けられる嬉しさを体全体から発散させた。3月11日は宮崎でキャンプ中だった。福島第1原発事故の影響で福島へ戻れず、実家の京都で待機した。4月に東京電力マリーゼの活動自粛が発表され、9月に無期限の休部決定。勤務地は福島から横浜市へ移り、一時はサッカーをやめようと考えたこともあった。だが「ベガルタという素晴らしいチームで、サッカーができる機会を与えてもらいました。(チャンスを)逃したくなかった」とベガルタ受け入れ決定の吉報に、プレー続行を決意した。この日始動した泉パークタウン練習場、隣接するクラブハウスがレディースの拠点となる。フィジカルテストと1次キャンプは、8日まで3日間。来年1月中旬の自主トレで再集合し、各自が仙台市内で住居探しを行い、あっせんされている再就職先を決める。
 来季はなでしこリーグ下部の「チャレンジリーグ」に参入する。目標は「1年でなでしこリーグに上がるのが絶対条件。ひとつも落とせない」とトップリーグ昇格だ。「今回の震災で、一瞬にして当たり前の毎日が変わったと身をもって実感しました。町に愛されるチームになりたい」。J1ベガルタ仙台は今季、希望の光となって過去最高の4位でシーズンを終えた。レディースも続けとばかり、杜の都に認知されるチームを目指す。選手は感謝の思いを胸に秘め、正式発足する来年2月1日にベガルタゴールドのユニホームに袖を通す。
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仙台レディース・千葉監督「みんなと前進を」
仙台レディースの1次キャンプで指揮を執った千葉泰信監督(サンケイスポーツ)