2011年11月24日 08:00 (サンケイスポーツ)
虎・桧山が入院!抱えていた子供かばい胸強打
 $とっちゃんのブログ
プロ野球阪神 イベントの最中、転倒し、救急車に運び込まれる阪神・桧山進次郎=宇治市、アクトパル宇治 (サンケイスポーツ)
 緊急搬送! 阪神・桧山進次郎外野手(42)が23日、京都・宇治市で自身主催のイベントに出席。子供たちとキックベースボールの最中に転倒し、救急車で病院に運ばれた。この際、抱いていた女児にけがはなかったが…。関係者によると、そのまま入院。24日にも精密検査を受ける予定だ。
 桧山が動かない。予期せぬ事態に静寂が続き、子供たちは泣き出した。うつぶせ状態で右肩だけで上半身を支え、30分が経過した。救急車のサイレンが鳴り響く。防寒用にジャケットや毛布が次々とかぶせられた。
 笑い声が途絶えたのは柔らかい日差しが降り注いでいた午前11時14分だった。宇治市内で開催したボランティアでのイベント。自身のホームページで子供たち40~50人を募集し、保護者ら82人で、楽しいひとときを過ごしていた最中だった。
 3チームに分かれてのキックベースボール。打席に立った5、6歳の女児がボールを蹴って走り出した。桧山は後ろから両手で抱きかかえて、一緒に一塁に行こうとした。だが、悲劇だった。ぬかるんでいた地面に足をとられて、バランスを崩し、転倒。神様は女児にけがをさせまいと抱いていた両手は外すことなく、左肩から前のめりになって落ちていった。
 体の右側に女児を抱き、左胸付近を地面にたたきつけた。反動で右足だけが宙に浮いた。女児は、桧山の股下をくぐり抜ける形で離れた。あまりの一瞬の出来事で女児は泣くことすらなく、事態が飲み込めない様子でキョトンとしていた。桧山は地面に倒れ込んだまま、体勢すら整えることができなかった。積極的に先の塁を狙う子供たちに「野球、知ってるねぇ」とゲキを飛ばしていた背中は、なかった。
 イベントを管理していた事務所スタッフは大慌てで救急車を呼び、子供たちを別の場所に移動させた。30分後。関係者が固唾をのんで見守る中、桧山は救急隊員によってタンカで運ばれた。
 「息がしにくい。腕は大丈夫。骨は(折れて)ないと思う」
 消え入るような声で関係者に語ると、宇治市内の病院へ搬送された。あるスタッフは「女の子を何としても守った姿は、さすが桧山さんだと思います。大事に至らなかったらいいが…」とつぶやいた。
 エックス線検査の結果など、詳細は明らかにされなかった。関係者によると入院し、24日にも精密検査を受ける予定だ。前日22日に再取得したFA権を行使せずに残留を表明したばかり。V奪回へ気持ちを新たにした矢先の、あまりにも非情な光景だった。
 桧山はオフになると施設訪問や芋掘り体験などで子供たちとふれあうのを恒例にしている。「笑顔をみると逆に元気をもらう」が口癖でほとんどがボランティアだ。あいさつの大切さを教え、プロ野球選手は夢を与えるものだと自覚している。だからこそ、身を張って子供を守った。
 回復のメドなども現時点で不明。楽しい1日のはずが…。サイレンが悲しく響き渡った。


2011年11月24日 09:00 (サンケイスポーツ)
気の緩みなし!虎・榎田、今オフ初投げた
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キャッチボールを再開した榎田。2年目のジンクスなんて無縁だ!! (サンケイスポーツ)
 2年目のジンクスなんて関係ない!! 阪神・榎田大樹投手(25)が23日、鳴尾浜での秋季練習に参加し、今オフ初のキャッチボールを行った。虎の新人登板数を更新した左腕は来季に向けて、「2年目のジンクスは結果を残した人が言われること。自分はいい成績を残していない」とキッパリ。気の緩みなんて微塵もない。
 久しぶりに味わう左肩の刺激が心地よかった。寒空の下、榎田が約1カ月ぶりにキャッチボールを再開。新たな一歩を踏み出した日に力強い言葉も残した。『2年目のジンクス』なんて、左腕にはピンとこなかった。
 「2年目のジンクスは結果を残した人が言われること。自分は(登板数を)投げただけです。いい成績を残したわけじゃない。ホールドも評価していただいてますが、引き分けでいってゼロで守ったり、だったりする」
 ルーキーイヤーの2011年はセットアッパーとしてフル回転。虎の新人最多登板数を56年ぶりに塗り替える62試合に登板し、3勝3敗、防御率2・27と堂々たる成績を残した。33ホールドもリーグ2位。しかし、「3敗ですが、負けがついていないのも含めたら、5、6敗」と厳しく律し、充実感に浸る様子は一切なかった。
 肝心な2年目へ、課題も見えている。「いい悪いをいかに減らせるか、1年間通すのが大変だと思った」。体のコンディション作りの重要性がわかった。技術面では「コントロールミスをしなければ打ち取れると思う」と、分析済みだ。秋季キャンプではノースローで徹底的に走り込んだ。この日、ようやくの“初投げ”に「唯一、野球をしてるって感じるのがそこなんで」と笑った。
 「監督からは(先発かリリーフかの起用法については)まだ何も言われていません。でも自分の場合は、意識しないでやっていければいい」
 あくまで自然体を強調した背番号「13」。現状では、来季も中継ぎでの起用となる。昨年、2年目にリリーフで活躍した西村は今季、右肩の疲労などで前半は2軍生活が続いたが…。榎田には“2年目のジンクス”という定説は当てはまりそうにない。(小松 真也)


2011年11月24日 08:58 (サンケイスポーツ)
虎D1位・伊藤隼「慶大の虎魂」吸収だ!
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慶大の旗を振りラグビー部を応援した伊藤隼 (サンケイスポーツ)
 タイガーパワーを吸収だ! 阪神にドラフト1位指名された慶大・伊藤隼太外野手(22)が23日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた、ラグビーの関東大学対抗戦・慶大-早大戦を観戦した。前日22日に仮契約を結び、虎の隼太としてのスタートの日、黒と黄色の“ヨコジマ”を身にまとったタイガー軍団の魂に刺激を受けた。
 まばゆい緑の芝の上で繰り広げられた熱い戦いに、魂を揺さぶられた。虎に1位で指名された後、初めて観戦したラグビー界の“伝統の一戦”。伊藤隼が慶応の虎の闘志を、心に刻みつけた。
 「ラグビー部のキャプテン(仲宗根健太、4年)とはキャンパスが一緒で、ゼミもかぶっていたんです。練習でもウエート場が同じなので、いつもモチベーションをもらっています」
 応援旗を振りながら、戦友に熱視線だ。阪神と同じイメージカラーの組み合わせに、「縁を感じますね」とタイガージャージーを見て次第に気持ちは高ぶった。結果は24-54で慶大が敗れたが、新たなエネルギーになった。
 4年間、東京六大学野球リーグで早大としのぎを削ってきたが、これからは球界の伝統の一戦。いわずと知れた阪神-巨人戦が待っている。若武者は前日22日の仮契約を結び、虎の道を踏み出し始めたばかり。「実際に入ってみないと分かりませんが、巨人戦には力が入るという話を聞いたことはあります。早慶戦のように、お互いを意識して、高めあっていけたらいいと思います」
 プロでのさらなる飛躍へ。隼太はタイガーパワーを刺激に、高く羽ばたいていく。(高瀬 悟嗣)


プロ野球・声援に応える岩隈
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ファン感謝祭で場内一周し、声援に応える楽天の岩隈。米大リーグ移籍を目指す岩隈は「メジャーでも頑張って」などの励ましの声をかけられ、「温かい声援がうれしかった」と笑顔で話した=23日、Kスタ宮城(時事通信)