楽天・田中が初の沢村賞
2011年 11月 14日 18:01
プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会(土橋正幸委員長)が14日開かれ、パ・リーグの最多勝利、最優秀防御率、最優秀投手(勝率1位)の3タイトルを獲得した楽天の田中将大投手(23)が初めて選出された。田中は今季、27試合で226回1/3を投げ、19勝5敗、防御率1・27、勝率7割9分2厘、241奪三振、14完投を記録。本格派が対象の選考基準7項目を全てクリアした。
2011年11月14日 17:00 (ZAKZAK/夕刊フジ)
ザックJの北朝鮮戦…見どころは“場外戦”だ!
北京で練習するザッケローニジャパン。北朝鮮での消化試合は余裕? (大橋純人撮影) (ZAKZAK/夕刊フジ)
サッカー日本代表は、あす15日にW杯アジア3次予選で北朝鮮代表と対戦(午後4時キックオフ)する。北朝鮮でのアウェー戦は1989年6月以来22年ぶり。国交がなく政府も「渡航自粛」を求めているため、今回は「サッカーだから」という特例で渡航が認められている。11日のタジキスタン戦に勝ち、すでに“消化試合”となったが、日本サッカー協会は「消化試合でホッとした」というのが正直な心境だ。
チームは北朝鮮戦に向け中国・北京前線基地を置いているが、現地入りする際に携帯電話やパソコンなどの通信機器は一時預かりで一切、持ち込めない。また現地の食事について「米の持ち込みも制限されるかもしれない」(協会関係者)と、文字通りの“兵糧攻め”も心配されている。だが所詮は消化試合。長谷部誠主将(27)=ウォルフスブルク=も「たまには携帯電話のない生活もいいですよね」とすっかり余裕だという。
唯一、ネックと思われるのはTV放映だ。試合当日、地上波はTBS系、衛星放送はNHK・BS1に決まった。なにしろ、北朝鮮が母国のイベントやスポーツを世界にむけて生中継するのは初めて。TBSは現地に15人のクルーが入っているが、NHKはタジキスタン戦でも結局はフルハイビジョン(画面の縦横比16:9)放送ができず、今回は北朝鮮の放送局が流す国際映像を使い、東京で実況と解説を行うことになった。
いずれにせよ、ピッチ上の結果よりもあちこちで起きる“場外戦”の方が話題に。違う意味で、歴史に残る一戦になりそうだ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
2011年11月14日 08:00 (サンケイスポーツ)
岡崎4戦連発で木村和司氏超える
岡崎は北朝鮮戦で、W杯予選4戦連続ゴール、2度目の代表年間2けた得点を狙う (サンケイスポーツ)
サッカー・日本代表合宿(13日、北京)さらなる高みへ。「FWとして記録は残したい。勝ちにいきたい」。14日の平壌入りを前に、エースFW岡崎は力強く、W杯予選4戦連発を宣言した。
11日のタジキスタン戦で2ゴールを決め、代表通算26得点。現横浜M監督の木村和司氏に並び、4位の高木琢也氏にはあと1ゴールに迫る。2得点なら2度目の年間2けた得点で釜本氏、三浦知良に続く3人目、史上初のW杯予選3戦連続マルチゴールにもなる。
そんな中、タジク戦をテレビ観戦した木村氏からうれしいエールも届いた。「自分の記録なんて覚えてないから、どんどん(ゴールを)取って抜いてほしいね」。それを聞いた岡崎は「マジですか? 誇りに思います」とニッコリ。「対戦したり一緒にプレーしたりできない分、結果だけでも並べるのは光栄」とし、歴代1位の76得点を決める釜本氏超えも「狙いたい」と意欲的だ。
練習後にはザック監督に呼ばれてサイドでの崩し方など、居残りで個人指導も受けた。85年の対戦時に平壌で頭蓋骨骨折を負った木村氏のエールを背に、オカ侍が記録ずくめの一撃を見舞う。
2011年11月14日 08:00 (サンケイスポーツ)
ケーキづけOK!清武22歳初ゴールだ
軽妙にリフティングの技を見せる清武(左)に、香川も笑顔 (撮影・大橋純人) (サンケイスポーツ)
サッカー・日本代表合宿(13日、北京)12日に22歳の誕生日を迎えたFW清武は北朝鮮戦について、「しっかりとやりたい。(サイドから崩す練習は)いつもやっている」。12日の夕食時にケーキで誕生日を祝ってもらい、グイードGKコーチが歌で場を盛り上げた。ろうそくの火を吹き消した清武は、「北朝鮮戦でいい試合をして、日本に帰りましょう」と決意表明。途中出場4試合で4アシストの仕事人が、未知の国で初ゴールを目指す。
2011年11月14日 17:00 (ZAKZAK/夕刊フジ)
なでしこ“最強決定戦”で貧乏生活から脱出だ!沢でさえ600万円

世界一のなでしこ。これからは海外に居を移す選手が増えるかも (ZAKZAK/夕刊フジ)
女子サッカーのなでしこジャパンの海外流出が始まりそうだ。
今季のなでしこリーグで初優勝したINAC神戸が、イングランドのアーセナルレディースと激突する「TOYOTA Vitz CUP」は30日午後7時15分から、東京・国立競技場で行われる。
初来日となるアーセナルは、イングランド女子リーグの今季3冠王。男子では実現しなかった日英の“最強女子決定戦”といっていい。神戸はなでしこジャパンの沢穂希主将(33)を筆頭に、FW大野忍(27)や人気ナンバーワンの川澄奈穂美(26)がずらり。日本協会幹部も「ほんとうにありがたい大会です」と話す。
W杯世界一になっても、なでしこたちの年俸が低いことは知られている。沢でさえ600万円台で、平均年収は約240万円。これはサッカー以外の副業を含む額だ。川澄に至っては、同僚のDF田中とルームシェアしている。日本協会では、昨年から女子に限り海外移籍選手を支援するため支度金20万円に加え、滞在費1日当たり1万円を支給。「どんどん海外に出ていってほしい」という考えだ。
「Vitz CUP」のチケット料金は指定席で前売、当日券ともにメーンスタンド2000円という、男子ではありえない破格の価格設定。ここでアピールして、どんどん海外クラブに出ていく選手が増えるといいのだが…。



