2011年10月28日 18:45 (ALBA.Net)
有村智恵、2打差好発進も「明日は気を引き締めてやりたい」

4位タイと好スタートの有村智恵(撮影:福田文平) (ALBA.Net)
<樋口久子 森永製菓ウイダーレディス 初日◇28日
◇森永高滝カントリー倶楽部(6,652ヤード・パー72)>
千葉県にある森永高滝カントリー倶楽部を舞台に開幕した、国内女子ツアー「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」の初日。ホステスプロの有村智恵は、5バーディ・3ボギーの2アンダーでまわり首位とは2打差の4位タイと好スタートを切った。
1番でボギーが先行した有村だったが、2番でセカンドを1メートルにつけてバーディを奪うと4番、6番でもバーディ奪取。2アンダーで折り返すと、後半の12番でもセカンドを2メートルにつけてバーディを奪った。しかし、順調にスコアを伸ばしていたものの、15番をボギーとすると、16番では3パットを叩きボギーとしてしまった有村。最終18番でバーディを奪い返すが「15番のボギーはすごく反省している」と悔しがった。
その15番は残り129ヤードのセカンドを9番で狙うがボールはグリーンの右サイドへ。「まったく問題ないフェアウェイだったので、バーディチャンスにつけたかったけど…」と攻めに行った結果、アプローチも寄せきれずスコアを落とす形となった。
「バーディチャンスにつけなきゃいけない状況でのミスショット。ミスの仕方も悪かった」好発進よりも1つのミスをしっかりと受け止めた有村。「流れを切ると後に続いてしまうので、明日は気を引き締めてやりたい」人一倍強い責任感で、ホステスプロとし残り2日も大会を盛り上げる。
首位タイに立った服部真夕(撮影:福田文平)(ALBA.Net)
【初日の結果】
1位T:キム・ナリ(-4)
1位T:服部真夕(-4)
3位:フォン・シャンシャン(-3)
4位T:有村智恵(-2)
4位T:原江里菜(-2)
4位T:申ジエ(-2)
4位T:宮里美香(-2)
8位T:笠りつ子(-1)他8名
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2011年10月28日 19:11 (ALBA.Net)
丸山茂樹、2位タイに浮上も「すべて打ちのめされておこうかな」

7番でセカンドショットを打つ丸山茂樹(撮影:上山敬太) (ALBA.Net)
<マイナビABCチャンピオンシップ 2日目◇28日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)>
「“らしさ”をつかみたい」初日を3アンダーの好位置で終え、冒頭のコメントを残した丸山茂樹。飛ばし屋有利といわれるABCゴルフ倶楽部で“らしさ”を出してこの日も“67”をマーク。トータル8アンダーで首位と1打差の2位タイに浮上した。
同組で回ったのはベ・サンムン(韓国)と松村道央。共にドライバーショットが持ち味の飛ばし屋だ。「こんなとこに入れるなよ」苦笑いを浮かべたくなるほどの飛距離の差を見せ付けられたが、米ツアーの猛者たちをもうならせてきた技術がこの日は光った。「外れたところもアプローチできちんと寄せられたり、渋いパーパット入れられたり、チャンスをモノにしたり、調子が良かった時の雰囲気」。飛距離は劣るとも一級品の小技でスコアを作る。笑顔の暗殺者とも評された頃の姿が戻ってきた。
それでも、今季苦しみの中にいる42歳は慎重な姿勢を崩さない。立山光広のアドバイスでスタンスを狭くしてショットのキレを取り戻したものの、時間がたっていないこともありすべてが自分のモノになっていないことも不安材料だ。「すべて打ちのめされておこうかなという気持ちでいる。来年の丸山に何か期待できるものが見つかればいいかなと思う」。息子とバスケットボールに興じている時に怪我をするなど、ここまで悪いことがありすぎた厄年の2011年。少しずつ少しずつ厄を落としながら本来の“丸山茂樹”を取り戻していく。

ショットは終始好調だったという石川、順位は16位Tに(撮影:上山敬太)(ALBA.Net)
【2日目の順位】
1位:富田雅哉(-9)
2位T:松村道央(-8)
2位T:丸山茂樹(-8)
2位T:山下和宏(-8)
5位T:岩田寛(-7)
5位T:J・チョイ(-7)
5位T:黄重坤(ハン・ジュンゴン)(-7)
5位T:河野晃一郎(-7)
9位T:J・B・パク(-6)
9位T:矢野東(-6)
11位T:ベ・サンムン(-5)他4名
16位T:石川遼(-4)他4名
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