3アーチ、開星連覇 今大会9本、最多タイ 島根
2011年7月28日0時45分
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開星―石見智翠館 6回表開星1死一、二塁、白根が左越え3点本塁打を放つ=県立浜山
 甲子園出場を目指した島根大会は第13日の27日、出雲市大社町の県立浜山球場で決勝があり、開星が12―2で石見智翠館を破って、2年連続8回目の優勝を果たした。開星は岡、安原、白根の3本の3点本塁打などで優位に進めた。開星は今大会9本塁打で、70回の島根大会で江の川(現・石見智翠館)が作った1チーム最多記録に並んだ。全国大会は8月6日に開幕する。
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(開星12-2石見智翠館)
 開星が3本の3点本塁打で試合を決めた。3回、2四死球などで2死一、三塁とした後、岡が今大会2本目となる左越え本塁打で3点を先制した。5回は安原が内角低めのスライダーを振り抜いて左越えの3点本塁打を放ち、6回は白根が「一番本塁打にしやすいところに球がきた」と、左翼席上段まで運び2走者と共に本塁を踏んだ。白根は回が進むごとに速球、変化球に切れが出て被安打6で完投。守備陣も無失策でもり立てた。石見智翠館は6点を追う5回、前田が内野安打で出塁、続く富山が放った打球は三塁ベースにあたって左翼線へ転がる二塁打に。この後、金森が低めの速球を左前にはじき返して2人をかえした。「無我夢中で振った。抜けろと思った」と金森。しかし、6回以降は四死球で走者を出したが白根を打ちあぐね、反撃は及ばなかった。(岡田慶子)

■これからは「自分たちのために」 開星・岡慎一郎選手
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左越え本塁打を放った岡選手=県立浜山
 3回2死一、三塁の好機で岡慎一郎選手に打席が回ってきた。苦手な外角低めへの変化球をたたくと、打球は左翼席への3点本塁打。白根尚貴投手に貴重な先制点をプレゼントした。4月、野々村直通監督が公式戦に復帰した。定年退職と同時に勇退するため最後の夏だ。「監督を甲子園へ」は合言葉となった。だが監督には「気負い過ぎている」ように映った。岡選手も準決勝までの4試合で15打数2安打と力を発揮できないでいた。そんなとき監督が「自分たちの最後の夏。自分たちのためにやってくれ」と言った。「あれでだいぶ吹っ切れました」と岡選手。決勝は4打数3安打の活躍で優勝に貢献した。試合終了後、マウンドでもみくちゃになりながら何度も跳びはねた。「監督を甲子園に連れて行きたいという思いは力になった。ここからは自分たちのために戦う」(岡田慶子)

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