球児、球宴試し斬り!逆転Vへ進化
(デイリースポーツ - 07月22日 09:40)
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 オールスター初戦が開かれる名古屋に向け出発する藤川=広島駅(撮影・大山伸一郎) Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
 「オールスター・第1戦」(22日、ナゴド)
 マツダオールスターゲーム2011は22日、ナゴヤドームで第1戦が行われる。全セの抑えとして初戦に登板予定の阪神・藤川球児投手(31)は21日、「後半戦に向けて、試したいことがある」‐。パ・リーグの一流打者を試金石として、逆転Vへ“利用”する考えを明かした。なお先発投手は全セが中日・岩瀬、全パはオリックス・寺原が務める。
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 前半戦はリーグ2位、借金「2」で終了した。かすかに見え始めた首位ヤクルトの背中。オールスターに出場する藤川は、18日以降登板していない間隔の開きを気にした上で、ある“秘策”を口にした。プロ野球史上例のない借金9以上からの逆転優勝へ、お祭り舞台を真剣勝負に変える。
 「ちょっと登板間隔があいているので、中途半端な結果になってしまうかもしれない。すんなり試合に入れるか、ちょっと心配。けど後半戦に向けて、試したいことがあるんでね。それができたらいいと思います」今回で7年連続7度目の出場になる。かつては清原を直球勝負で空振り三振に斬った。カブレラには、予告ストレートのパフォーマンスで観客を魅了。昨年は3者連続三振で打者を圧倒した。そんな数々の名勝負を演じてきた右腕が、今回は本番モードで打者に挑む決意。具体的には「僕自身の感覚の問題なので。多分、説明しても分からない」とベールに包んだが、それだけにマウンドでの投球に注目が集まる。ファン投票選出会見では「直球で勝負しないといけない」と、ストレート勝負を明言している。そうなれば今季まだ「制限をかけている」と話す、火の玉のリミッター解除か。それとも一転、新たなスタイルを確立するのか。登板は22日、ナゴヤドームで1イニングの予定だ。いずれにせよ虎ファン必見、後半戦につながる球宴になりそうだ。
 レギュラーシーズンでは今季、ここまで26試合の登板で防御率0・76。リーグ2位の19セーブと、安定した成績を残してきた。チームも中日に並んで、2位タイで前半戦をターン。ヤクルトとはまだ「8」ゲーム差あるが、十分に逆転優勝を狙える位置にある。加えて東日本大震災の影響で、後半戦は例年以上の過密日程。投手陣にはタフな展開が予想されるだけに、守護神の進化は計り知れない影響をもたらす。この日、31回目の誕生日を迎えた藤川は、午前中の便で広島から帰阪。家族と一緒に、名古屋のチーム宿舎に入った。「僕にしかできない、というものを見せたいですね」。2011年の球宴は、後半戦へのデモンストレーション。お祭り舞台も、逆転優勝への糧になる。


松井日米通算500号 苦しみたどり着いた
(日刊スポーツ - 07月22日 10:10)
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6回表アスレチックス無死、右翼ポール直撃の日米通算500本塁打を放つ松井
<タイガース5-7アスレチックス>◇20日(日本時間21日)◇コメリカパーク
 【デトロイト(米ミシガン州)=佐藤直子通信員】アスレチックス松井秀喜外野手(37)がついに日米通算500号本塁打を達成した。タイガース戦で同点で迎えた6回に今季7号ソロを放ち、節目の大台に到達した。今季6号を放った6月16日から出場25試合目、103打席ぶりの難産の末に生まれたメモリアルアーチ。栄光と挫折を味わったプロ19年のホームラン人生を象徴するかのような1発だった。 記念の放物線は、右翼ポールへ高々と上がった。同点で迎えた6回。メジャー初登板のタ軍左腕ビーローの速球を力強く振り切る。栄光と挫折を経た日米通算500号は右翼ポールに直撃。稀代のホームラン打者が、この1本を生むまでに1カ月以上もかかった。 松井 だいぶ時間かかったけど、明日以降そういう(500号の)質問をされないので良かった。意識は本当になかった。こんなにかかるなら意識すれば、もっと早く出たかも(笑い)。500号を射程圏内にとらえながら、想像以上に苦しい戦いだった。序盤戦からの不振で「一番いい状態がどんな形だったのか、思い出せない」と漏らしたこともある。ゲレン前監督時は何度も先発落ちを味わい「(出場が)不安だ」と焦燥感にかられた。この1カ月は守備起用も増え、珍しく「多少は疲労もある」と弱音が出た。苦しみ抜いた末のメモリアル弾だった。
 松井=ホームラン打者。この英雄像から逃れられないのは、自覚している。日本時代は「今年中に通算200本打ちたい」と宣言したこともあるが「米国に来てすぐに考えが変わった」。日本で332本を量産した時とは違い、大リーグでは現実は甘くない。投手のレベルが高い上、年間20チーム以上と対戦。研究だけでは追いつけない。左手首、両ヒザの故障、年齢も重ねた。巨人時代の約14打数で1本塁打が米国では約24打数で1本になった。 松井 若いころは多少、自分の数字を考えた。でも米国では現実的に打てる割合は少ない。だから昔ほど記録に対する意識は薄い。宿命から逃げたわけではない。ヤンキース時代に評価されたように、勝利に貢献できる打者でなければ、生き残れない。そして、それは松井の野球に抱く価値観と等しかった。「すごい投手と対戦したいとは思わない。打てなかったらチームの勝つ可能性が低くなるわけだから」。勝利の先に本塁打がある。その考えは米国でさらに洗練された。 夢を追い求めてきた時代があるからこそ、最高峰の舞台にたどりつけたのも事実だ。小学生の時、3歳上の兄利喜さんらと実家裏の空き地で毎日のように野球をした。打球が外野を越える瞬間は至福の時だった。「子供の時、あの喜びを知った。それがホームラン打者として夢を追い求める最初の分岐点だった」。 プロ5年を要した本塁打は自信を与えた。巨人時代の入団当初、難敵だった石井一(当時ヤクルト)や大野豊(広島)。石井一の鋭角なカーブに思わずのけぞり、プロ1年目の大野との対戦時は「代打の代打」を送られた。その2人からの初本塁打は入団5年目の97年。「どうやったら打てるか考えながら練習した。5年かかって打った時は本当に自信になった。石井さんのカーブ、大野さんのスライダーを見てきたからこそ、米国に来ても驚くことはなかった」と振り返る。
 500号をこのチームで打ったのは運命的だった。ドラフト当日も実家の居間に飾られていたのは、小学生時代にあこがれていたアスレチックスの帽子。時がすぎ、その帽子はいつの間にか消えていた。だが今季、ア軍に加入。開幕直前に渡米した父昌雄さんにサイン入り帽子を渡した。時代を超え、実家に飾られているのは運命のようだった。 今年で37歳。打撃不振を衰えと見る向きもある。「年を取ることは受け入れないと。若ぶるつもりはない」。20代と今では体が確実に変化していると感じている。だが野球への情熱は衰えない。日本では王貞治ら過去8人が達成した記録に肩を並べた。「(感想は)正直ない。でも光栄なこと。早く501号が出ればいいですね」。夢と現実のはざまで戦いながら、明日も放物線を追い求めていく。


ソフトボール女子、日本初戦勝利
2011年 07月 22日 11:49
 ソフトボール女子のワールドカップ(W杯)が21日、米オクラホマ州オクラホマシティーで始まり、1次リーグで日本はカナダを9―6で下した。大会は米国など6カ国が参加。総当たりの1次リーグを行い、上位2チームが決勝で対戦する。(共同)


バスケ女子、日本は黒星発進
2011年 07月 22日 11:26
 バスケットボール女子のU―19(19歳以下)世界選手権は21日、チリのプエルトモントなどで開幕し、1次リーグB組の日本は米国に63―85で敗れ、黒星発進となった。16チーム4組で1次リーグを行い、各組の上位3チームが2次リーグに進出。2次リーグは12チームが2組に分かれ、各組上位4チームが準々決勝に進む。日本は22日にアルゼンチン、23日にロシアと対戦。(共同)