サッカー女子日本、NZに2―1
2011年 06月 28日 00:16

日本―ニュージーランド 前半、先制ゴールを決める永里(右)=ボーフム(共同)
【ボーフム(ドイツ)共同】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第2日は27日、ボーフムなどで1次リーグB組の2試合を行い、日本は後半23分にMF宮間(岡山湯郷)が決勝点となる直接FKを決め、ニュージーランドを2―1で下して勝ち点3を獲得した。前身の世界選手権を含めて6大会連続出場の日本は前半6分にFW永里(ポツダム)が先制。同点とされた後は好機を逃し続けたが、宮間が得点した。
シャラポワ、5年ぶりウィンブルドン準々決勝に
彭帥と対戦するシャラポワ(27日、英・ウィンブルドンで)=増田教三撮影
【ウィンブルドン(英)=近藤雄二】テニスのウィンブルドン選手権第7日は27日、オールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス4回戦で第5シードのマリア・シャラポワ(ロシア)が第20シードの彭帥(中国)を6―4、6―2で破り、5年ぶりに準々決勝に進出。 3回戦で土居美咲(ミキハウス)を下したザビーネ・リシキ(ドイツ)らも8強入りしたが、3連覇を狙ったセリーナ・ウィリアムズ(米)は3―6、6―7で第9シードのマリオン・バルトリ(フランス)に敗れた。
(2011年6月27日23時35分 読売新聞)
【重量挙げ】驚異の記録更新。三宅宏美が日本新連発でロンドン五輪へ視界良好
折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
戸村功臣/アフロスポーツ●撮影 photo by Tomura Atsushi /AFLO SPORT
全日本選手権で日本記録を更新して優勝した三宅
6月24日の全日本女子ウエイトリフティング選手権53㎏級で、三宅宏実(いちごグループホールディング)は明るい表情を見せた。
「5月くらいの練習では、スナッチの80キロも挙げられなくて試合を想像することさえできなかったんです。目標はこの大会で90キロ(スナッチ)と117キロ(クリーン&ジャーク)を挙げることだったけど、それも見えてこない状態で……。でも、全日本はさいたま市での開催だからみんな観に来てくれると言ってたし。毎日いい時のビデオを見たり練習量も増やしたりして、諦めないでやっていたんです。そうしたら今日は、90キロも軽く挙げることができて……」
三宅は見事な試技を見せた。最初のスナッチは、5歳年下で85キロのジュニア記録を持つ具志堅美沙希(金沢学院大)が84キロからスタートして成功すると、三宅は85キロを軽々と差し挙げた。そして、具志堅が2回目に三宅が持つ日本記録と同じ87キロを成功させると、すかさず88キロの日本新を挙げ返す。そして3回目にはその記録を90キロまで伸ばしたのだ。 その試技内容は、バーベルを頭の上へ一気に引きあげたとたんに、場内からも成功を確信する感嘆のどよめきがあがるほどの安定感だった。得意のクリーン&ジャークになると、もう三宅の独壇場だった。スタートは自身が持つ日本記録より1キロ軽いだけの112キロ。それを成功させると115キロ、117キロを確実に挙げて、目標通りのトータル207キロに。昨年の世界選手権でやっと大台の200キロに乗せた日本記録を、一気に7キロも更新したのだ。「去年の11月のアジア大会は不調で85キロと105キロで終わったけど、そこから5月までは苦しい戦いでした」 こう言う三宅は1月上旬から3月10日まで、韓国の北京五輪代表女子コーチだった金コーチと韓国の69キロ級の選手、それに父親の義行さんと4人だけの沖縄合宿を行なった。 その間、ウエイトリフティングは軽い重量を何度も挙げてフォーム作りをしたのみ。それ以外は基礎体力の向上につとめた。 三宅は「腰や肩、お尻の使い方などを細かく指導され、気が抜けない練習だった」というが、そのトレーニングによるパワーアップの結果、「ジャンプをしながらバーベルを引き揚げるセカンドプルで脚が使えるようになった」。その効果が、この大会で出たのだ。 父親の義行さんは「親子だけでやるのとは違う緊張感もあったし、言葉を覚えたり料理を教えあったりする交流もあり、人間的にも成長した」と笑顔で話す。「53キロ級だと去年の世界選手権の3位が90キロと117キロだったけど、アジア大会で130キロを挙げるカザフスタンの選手が出てきたし、北京五輪の銀メダリストも復活するから、90キロと120キロは挙げないと5位以内も見えない」と三宅は、日本新に満足しながらも次なる目標を口にする。 この日の彼女の体重は制限体重より2・56キロも軽い50・44キロ。それをもう少し上げていけば、53キロ級ではまだ伸びしろも大きい。本人も「体重をあげれば記録も伸びるから、120キロは是非ともクリアしたい」と言う。 ただ、最大の目標であるロンドン五輪を、48キロ級でいくか53キロ級でいくかは悩むところだ。 53キロ級でいく場合、上位に入るために必要な記録は当然48キロ級よりも上になり、競争は厳しくなってくる。その一方で、今は以前の49キロくらいから増えた筋力で、05年からの持病のようになっている股関節の不具合は出ていないが、減量をするとそれが出てくる恐れもある。 今年9月の世界選手権もロンドン五輪の出場枠獲得という都合もあり、どちらの階級に出場するかは未定だ。 だが今は、どちらの階級も選択できる51キロ弱の体重を維持したうえで、クリーン&ジャークの120キロ超えをしたいと、目標は明確だ。「最近は八木かなえさんが、私が持っていた高校記録を塗り替えたり、具志堅さんも強くなったりして、若い人が出てきてウエイトリフティングが注目されるのはいいことだと思います。『私も負けないぞ』という気持になりますね。もう10年やってきているけど、『まだまだ三宅は止まっていない。伸びてるぞ』というところを見せたいと思います」 こう言って微笑む三宅。大きな自信とともに、まだまだ衰えない闘争心を覗かせていた。
小塚、浅田らNHK杯に
2011年 06月 27日 20:57
【ロンドン共同】国際スケート連盟は27日、フィギュアの来季GPシリーズ出場選手を発表し、世界選手権男子2位の小塚崇彦は第1戦スケートアメリカ(10月21~23日・オンタリオ)と第4戦NHK杯(11月11~13日・札幌)にエントリーした。世界女王の安藤美姫は欠場が正式に決まった。浅田真央はNHK杯と第6戦ロシア杯(11月25~27日・モスクワ)に出場する。
ドジャースが破産法を申請
2011年 06月 27日 23:41
【ロサンゼルスAP=共同】米大リーグで経営状態の悪化で、リーグの監視下に置かれているドジャースは27日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をデラウェア州の裁判所に申請した。チームには黒田博樹投手が所属。ドジャースのオーナー、フランク・マッコート氏は、FOXスポーツとの間で進めた巨額のテレビ放送権契約交渉を、バド・セリグ・コミッショナーが認めなかったことが申請に至った原因としている。



