西武・菊池、プロ初登板は三回途中で4失点KO
(読売新聞 - 06月12日 17:54)

西武11―5阪神(交流戦=12日)――一昨年のドラフトで6球団競合の末、西武入りした2年目左腕、菊池がついにプロ初登板、西武ドームの先発マウンドに上がった。 一回にいきなり迎えた一死満塁。ブラゼルを空振り三振に仕留めたスライダーが暴投になり、1点を先制された。それでも続く関本を冷静に三ゴロに仕留め、二回は下位打線を三者凡退に。打線も奮起し、その裏、34イニングなかった適時打が3本出て3得点、逆転に成功した。 しかし、ここで19歳に若さが出た。三回、先頭のマートンに2打席連続で安打されると、たちまち一死一、三塁。新井貴を高めの釣り球で詰まらせたが、打球は右翼線ギリギリに落ち、さらにブラゼルにはスライダーを完璧に右前に運ばれる連続適時打。ここで降板したが2番手平野の暴投で走者がかえり、結局、53球、6安打4失点のほろ苦デビューに。
「いい流れで来ていたのに申し訳ないです」と菊池。ただ、新人だった昨年は左肩の故障でリハビリの日々、今季は中継ぎで開幕一軍入りを果たしたが、登板機会がないまま4月21日に二軍に降格。本来の先発に戻り、まだ試合を作ることを覚えたばかりだ。 この日、直球は最速147キロを計測。ファンの歓声も一際大きかった。かつて甲子園を沸かした逸材はプロの第一歩を刻んだ。
2011年6月12日 12:31 (時事通信)
伊藤みどりさんは2位=フィギュア・アダルト選手権
フィギュアスケートの元選手らを対象とした国際アダルト選手権は11日、ドイツのオーベルストドルフで行われ、女子の36~45歳の元選手クラスに出場した伊藤みどりさん(41)は、64.43点で出場2選手中の2位だった。米国の選手が69.97点で優勝した。 競技は約3分間のフリー演技で行われ、伊藤さんは冒頭でダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を成功させるなど、計3種類のジャンプに挑んだ。1992年アルベールビル五輪銀メダリストの伊藤さんが国際連盟(ISU)公認大会に出場したのは、引退した96年以来。競技会出場も2001年のプロ・アマ大会以来10年ぶりだった。 伊藤さんは代理人を通じて「試合を忘れてスケートを楽しんだ。今できることを精いっぱいやることができて満足」とコメントした。
<ラグビー>日本代表候補の神鋼・山中 ドーピングで陽性
(毎日新聞 - 06月12日 18:30)
ラグビー日本代表候補のSO山中亮平(22)=神戸製鋼=が、4月のドーピング(禁止薬物使用)検査で、陽性反応を示していたことが12日、わかった。日本協会関係者の話では、育毛剤の成分が反応したと見られる。山中の今秋のワールドカップ(W杯)出場は絶望的となった。 検査は、4月に宮崎市であった日本代表候補の合宿中に、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が抜き打ちで実施した。山中は直後の「アジア5カ国対抗」で代表入りしたが、遠征先の香港から5月1日に急きょ帰国。協会は理由を「諸事情」としか説明してこなかった。 JADAでは予備検体を検査中で、協会は結果を待って、国際ラグビー機構(IRB)に報告するとともに、協会内の規律委員会でも処分を決める。協会幹部は「W杯で日本代表入りすることはないだろう」と話した。 山中は昨季、早大のSOとして大学選手権準優勝に貢献し、今春、神戸製鋼入りした。【藤野智成】
宇佐美 本田の助言通りの同点弾/J1
(日刊スポーツ - 06月12日 10:30)

<J1:G大阪2-2清水>◇第14節◇11日◇万博
G大阪の日本代表MF宇佐美貴史(19)が「代表勉強弾」を決めた。1-2の後半12分に相手DFをかわすと、ペナルティーエリア左手前から迷わず右足で狙った。「ゴールが視線に入った。ちょっと(相手に)当たったけど、積極的にいったことで入ったと思う」。約20メートルのブレ球は、横っ跳びの相手GKを尻目に右サイドネットへ吸い込まれた。
キリン杯で初めてA代表入りし、7日までの9日間を過ごした。最も刺激を受けたのは「思い切ってやれ」と声をかけるMF本田圭佑(CSKAモスクワ)だった。「アグレッシブにどんどんやるべきだと思った」。今夏のドイツ1部Bミュンヘンへの移籍が決定的な状況で、得点後も何度もゴール前へ飛び込んだ。成長を続ける19歳は「もっとできると思う。意識を高くしておきたい」と、同点ゴールだけでは満足していなかった。
