ザック明言!ベスト布陣で「3‐4‐3」披露へ
(デイリースポーツ - 06月07日 09:30)

会見で報道陣の質問に答えるザッケローニ監督 Copyright(C) 2010 デイリースポーツ/神戸新聞社 All Rights Reserved.
「キリンカップ、日本-チェコ」(7日、日産ス)
サッカー日本代表は6日、親善試合チェコ戦に向けて、試合会場の日産スタジアムで最終調整をした。アルベルト・ザッケローニ監督(58)は、0‐0で引き分けた1日のペルー戦に続き「3‐4‐3」システムのテストを行うと明言した。
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現段階でのベスト布陣で、3‐4‐3システムの試し切りだ。ザッケローニ監督は「今晩何かない限り、3‐4‐3でやる。結果より内容を意識したい」と明言。長友、DF内田、FW本田共存の新システムを国際舞台で初披露する。
日本の将来像をイメージしながらの挑戦だ。「Aプランは4‐2‐3‐1。Bプランは3‐4‐3。(9月の)W杯予選はAプランでいく」。Bプランは、来年以降の完成を目指してのもの。「これからは複数のシステムを採用しないといけない。長いスパンで見たとき、素晴らしいものになってくる」と予告した。
指揮官は、試合中のシステム変更も示唆した。「どう表情を変えられるか。勇気を出して実行したい」と、将来を見据えての戦術も披露する考えだ。「トライなくしてチェックできず」‐。格言めいた言葉で、会見を締めくくった。
<サッカー>長友、イタリア語通訳でも存在感
(毎日新聞 - 06月07日 10:31)

アグレスティ・コーチ(左)の指示を聞く長友=横浜市内で2011年6月5日、江連能弘撮影
サッカーのキリンカップ、チェコ戦(7日午後7時半開始、横浜・日産スタジアム)に臨む日本代表で、DF長友(インテル・ミラノ)が、プレー以外でも存在感を発揮。イタリア人スタッフの言葉を「通訳」として選手に伝える役割も担っている。
象徴的なシーンが見られたのが、5日に横浜市内で行われた練習だ。選手は2組に分かれて戦術習得に取り組み、ザッケローニ監督と通訳が片方の組に指示を送った。
もう一方は監督のイタリア時代からの「右腕」であるアグレスティ・コーチが担当。日本人のアシスタントコーチが通訳を兼ねたが、そこに長友が加勢し、「1人で(相手の)2人を見て」「選択肢を持って」などと訳した。周囲の選手から「本当?」と冗談めかした声が飛んだが、MF家長(マジョルカ)は「(長友の指示で)動いてもコーチが止めなかったので、合っていたんだと思いますよ」と証言する。 ザッケローニ監督とは通訳を介さずに話す場面も見られ、長友は「言っていることは分かる。サッカー用語なので」と言う。昨年7月にイタリア・セリエAのチェゼーナに移籍してから、もうすぐ1年。所属クラブのステップアップとともに、コミュニケーション力も向上中であることをうかがわせる。 チェコ戦では「成長した姿を見せたい」という長友。試合でも、それ以外でもチームを引っ張る立場にいる。【江連能弘】
本田3月中に5000万円寄付していた
(日刊スポーツ - 06月07日 10:10)

前日公式練習で、ダッシュする本田(撮影・栗山尚久)
日本代表FW本田圭佑(24=CSKAモスクワ)が東日本大震災の義援金として、5000万円を日本赤十字を通じ寄付していたことが6日、分かった。本田はこの件について一切口を閉ざしているが、関係者によると震災から間もない3月中に個人で寄付をしていたという。スポーツ選手個人としてはマリナーズ・イチローの1億円、レッドソックス松坂の100万ドル(約8000万円)などに匹敵する高額だ。 この日は、現在放送中のスポーツ飲料「アクエリアス」のCM撮影で使用したサッカーボール200個を被災地の子どもたちに寄贈することが発表された。本田と撮影スタッフの「サッカーボールで被災地に笑顔を届けられないか」との思いが発端となり、東北6県を統括する東北サッカー協会を通じて届くことになった。サッカー教室やW杯後の母校訪問などを通じ、子どもたちに夢を持つことの大切さを説き続けている男の信念に基づいた活動だ。
異国ロシアで大震災の報に触れ、直後からピッチ上でのリーダーシップ同様に復興支援につながる活動に積極的に取り組んでいる。3月下旬には自身のホームページ(HP)上に基金を設立。これは私物のオークション(近日中に開催)収益を全額義援金とし、使い道や支援先を本田自らが情報を集めて決定する「オレ流」の基金だ。さらに、同HP上で呼び掛ける通常の募金も3日現在635万7590円に達している。 その一方で、必勝を誓うチェコ戦に向け、公式練習後は完全に実戦モードに入った。取材ゾーンでの問いかけには応じず、無言を貫き、厳しい表情で引き揚げた。当然、日産スタジアムのピッチでのプレーにも被災地への思いを込める。
岡崎、得点量産でゴン、タカ、カズ抜きだ
(日刊スポーツ - 06月07日 10:10)

前日公式練習で軽快な動きを見せる岡崎(撮影・栗山尚久)
ドイツ仕込みの秘技でゴン、タカ、カズをごぼう抜き! 日本代表FW岡崎慎司(25=シュツットガルト)が今日7日キリン杯チェコ戦(日産ス)で秘策を披露する。6日は試合会場で約1時間の調整。ドイツ仕込みの「死んだふり作戦」と、かつて同じドイツで活躍したFW高原直泰(32=清水)直伝のヘディングシュートで大量得点を狙う。国際Aマッチでは過去3度記録しているハットトリックで、偉大な先輩ストライカーたちの記録を一気に塗り替える。
岡崎は表情を引き締めた。「点を取れば取るほど、さらに取らなきゃいけない状況になる。貪欲にいきたい」。フル出場ながらシュート0本のペルー戦(0-0)の反省も生かし、1月のアジア杯サウジアラビア戦以来、自身4度目の代表ハットトリック達成に意気込んだ。
1月から活躍するドイツでは、大柄でスピードのある強敵との肉弾戦にもまれて、体得した技がある。舌を出し、肩で息をし、わざと疲れるそぶりを見せる。敵が油断したすきに、俊敏なドリブルで突破。スペースに飛び込む自身の持ち味にも生きる。「意味ない時もある」と笑うが、秘策で名門ブンデスリーガで2ゴールを挙げた。
「師匠」に教わった必殺技もある。かつてハンブルガーSVで活躍した高原と昨年オフに初対面。激励されアドバイスも受けた。「すごいストライカーというのは言うまでもない。ポストプレーからのヘディングは、世界の一線でやってきた人の動きは見てるだけでも勉強になる」。03年に高原がBミュンヘンのGKオリバー・カーンから頭で得点したシーンをビデオで研究。岡崎も今年5月14日、Bミュンヘン戦で左足ボレーでゴールを決めた。
現在、国際Aマッチ通算21得点。これはFW中山雅史(J2札幌)と並ぶ歴代8位の記録だ。ハットトリックとなれば、ゴンだけでなく、歴代7位の高原の23点も一気に抜き去る。そして代表4度目のハットトリックも、FW三浦知良(J2横浜FC)の3回を上回ることになる。敵を惑わし、絶妙のヘッドでネットを揺らす。【由本裕貴】
李忠成、独ブンデスリーガ進出が目前
(中央日報 - 06月07日 15:52)

在日同胞ストライカー李忠成(26、広島)。
在日同胞ストライカー李忠成(26、広島)が独ブンデスリーガのホッフェンハイム移籍を目前に控えている。日本のスポーツ報知は7日、「ホッフェンハイムの関係者によると、マルコ・ペッツァイオリ監督が来季の攻撃力アップを目指し、李を補強リスト上位に入れた。日本人移籍で実績を持つドイツ代理人に李の移籍に関する委任状を出した」と報じた。
1月のアジアカップ大会で短い出場時間にもかかわらず勝負強さを見せた点がペッツァイオリ監督の視線を引いたという。 李忠成はアジアカップ決勝戦の豪州戦で決勝ゴールを決めて日本の優勝に貢献し、スターに浮上した。李忠成は7日に横浜・日産スタジアムで行われるキリンカップのチェコ戦で、初のAマッチ先発出場を果たす見込みだ。主力FW前田(磐田)が左かかとの炎症で出場が難しくなった。 ホッフェンハイムはこの試合に契約担当スカウトを派遣する。 スポーツ報知は「正式入団に向けた最後の段階」と伝えた。このためチェコ戦に臨む李忠成の覚悟は格別だ。 李忠成は「初先発のために多くの準備をした。 相手ゴールキーパー(ペトル・チェフ、チェルシー)は世界最高。 FWの役割を果たしたい。 日本国中を感動させるようなゴールを決めたい」と意気込みを語った。 李忠成はAマッチ3試合で1点を記録中。