<プロ野球>オールスター戦 Kスタ宮城で7月24日
(毎日新聞 - 05月31日 20:43)
東日本大震災の復興策として、仙台市にある楽天の本拠地・日本製紙クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)で7月24日にプロ野球オールスター戦が開催されることが決まった。
宮城県高校野球連盟が31日に開いた理事会で、今夏の全国高校野球選手権宮城大会(7月9~26日)の開催概要を決定。日本野球機構(NPB)からの要望を受け入れて日程を変更し、7月24日はKスタ宮城を使用しないことを確認した。
宮城県高野連の佐藤秀之理事長は「理事会では『NPBが割り込んでくるのはありえない』という声も出たが、東北の復興のためにと日程変更を受け入れた」と話している。
今夏のオールスター戦は開催地が一部変更され、7月22日の第1戦がナゴヤドーム、23日の第2戦が千葉・QVCマリンフィールド、第3戦がKスタ宮城となる見通し。
阪神、緊張感なし!キャプテン不在で“ゆるゆるプレー”連発
(夕刊フジ - 06月01日 17:07)

5回に林威助がフライを落球
阪神は31日の日本ハム戦(札幌ドーム)でふがいない完封負け。借金は今季最多タイの「8」となった。チームの最大の弱点は、よどんだムードを引き締めるキャプテンの不在だ。
この日の阪神は打線が5安打と打てないばかりか、守備で締まらないプレーを連発した。
4回は先発メッセンジャーの暴投が相手の先制点につながった。5回には左翼の林がなんでもないフライを捕り損ねて後ろに逸らす凡エラーが発生。6回には一塁走者の中田が牽制球にかかって飛び出したが、ブラゼルの送球が乱れて挟殺に失敗。これだけ緩いプレーが続けば自然と相手側に「くみしやすい」とのイメージがつくのは当然だ。
林はエラーについて「照明が入ったけど、あれは僕のミス。捕球間際ギリギリでボールが見えたけど、もう遅かった」と悔いたが、真弓監督は「集中力の問題とは思っていない。ああいうこともたまにあると思っている」と淡々としたものだ。
そうしたおおらかさが自然とそうさせるのか、現在のチームにはペナントレースを戦う緊張感の欠如は否めない。
星野-岡田監督時代のチームが強かった頃には、敗戦後は各選手ともうつむいて球場を出ていたのがお決まりのパターンだった。だが、この日はバスに乗り込むまでナインは一様に飄々とした表情を浮かべ、出場していない選手のなかには笑顔もみられたほどだ。
阪神の場合、選手会長は鳥谷だが、ユニホームにキャプテンマークをつけた「主将」にあたる選手を置いていない。外部からの戦力補強で作り上げた現在のチームは、選手の年齢のみならず、気風も“ごった煮”の状態だ。
根性論が根ざしていた頃の広島で育った金本と新井がいるところに、根性論の否定派で「技術者」を自認する城島や久保らパ・リーグ出身の個性派も加わり、選手のカラーは混とんとしている。
横浜の主将、村田修一内野手はチーム6連敗で借金8となった5月19日の練習前、野手を集めて約30分にわたる緊急ミーティングを開き、全力プレーの徹底などを改めて訴えた。阪神はどうかといえば、リリーフ投手陣は、藤川を中心に頻繁に連れだって食事や飲みに出るなど結束力は相当なもの。だが、対照的に野手の方は強烈なキャプテンシーの不在が、局面の打開を困難にさせているようにみえる。
「打てる時もありゃ、打てない時もある。とにかく我慢してバッターもしっかりストライクとボールを見きわめて、我慢するところを我慢して調子をあげていってもらいたい」と真弓監督。「一戦必勝」とかけ離れた悠長な構え方。監督が熱くなれないのなら、せめて統率力のあるキャプテンがほしい。
<大相撲>名古屋場所開催に理解…文科相
(毎日新聞 - 06月01日 13:33)

高木義明文科相(右)に八百長問題に関する調査結果や再発防止策などの報告書を手渡す日本相撲協会の放駒理事長。左は村山副理事長=東京都千代田区の文部科学省で2011年6月1日午後1時4分、木葉健二撮影
日本相撲協会の放駒理事長は1日午後、監督官庁の文部科学省を訪れ、高木義明文科相に八百長問題の調査結果や再発防止策のほか、公益財団法人への移行に向けた組織改革案などを報告した。
これに対し高木文科相は「本場所を待ちわびるファンのために、開催を目指して緊張感を持って協会運営にあたってもらいたい」と名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館)の通常開催に一定の理解を示した。本場所として行われれば半年ぶりでの通常開催になる。