【阪神】城島が柵越え4発「違和感解消」

. 左膝手術から復活を目指す阪神城島健司捕手(34)が4日、甲子園での練習で、3日連続の屋外フリー打撃を行い柵越え4発。「(屋外フリー)3回目なので。それ(違和感)は解消した」と、状態良化を確認していた。

 [2011年3月4日20時22分]


城島レーザー解禁&フリー打撃で今季1号
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 左膝手術から復活を目指す阪神城島健司捕手(34)が3日、自慢のジョー・レーザーを解禁した。甲子園残留組の練習。昨年10月のCS巨人戦以来となる捕手のポジションに就いた。投手役からの白球をつかむや、右肩がうなりを上げた。
 「一塁ベース、二塁ベースとの距離を確認しておかないといけないからね」。
 立ったままの捕球、送球だったが、矢のごとく低い弾道が二塁手のグラブをたたいた。何度も二盗を阻み、けん制でも刺した鬼肩は健在だ。膝への影響は見えず10球全部がキレあるストライク。レーザーは一塁にも12回速射し、乾いたミット音を甲子園に響かせた。
 思わぬ課題も発見した。統一球だ。「きちっと捕れたら問題ないけど(握り損ねて指を)縫い目に掛け切れなかったら変化してしまう」。縫い目が低く、滑るとされる。「(普段でも)試合中(の送球時に)しっかり握れることはほとんどない。メジャー球とも違う。しっかりイメージしておかないと」。開幕までの3週間で対策を練る
 2日連続の屋外フリー打撃では、左翼へ今季1号の柵越えも放った。その瞬間、ド派手なガッツポーズも出た。51振の大半が強振で、左翼守備に就いた金本の頭上越えなど長打性も連発。また、座って2度目のブルペン捕球ではドラ1榎田と初バッテリーを結成。上下左右の変化球にも対応するなど膝の状態は良好だ。
 9日楽天戦からの甲子園4試合ではDHなど打撃からの初出場が予定される。初マスクも早ければ12日の中日戦からかぶる。いよいよ実戦へのカウントダウンが始まった。【松井清員】


【阪神】ウィリアムス駐米スカウトに就任
(日刊スポーツ - 03月04日 20:46)

 阪神は現役を引退したジェフ・ウィリアムス氏(38)と駐米スカウトの契約を締結したことを4日に発表した。リリーフ左腕として、チームに7年間在籍し、2度のリーグ制覇に貢献した。藤川、久保田とともにJFKの一員として、一時代を築き、球団側も功労者として球団復帰のオファーを出していた。主に米国西部地区を担当する。ウィリアムスは球団を通して、外国人発掘の意気込みを語った。「もう1度、タイガースファミリーに戻ってくる事ができて大変うれしく、興奮しています。投手としてもう1度、阪神タイガースのお役に立ちたいと思い、リハビリをしておりましたが、先日皆さんにお話ししたように引退しましたので、今後は駐米スカウトという形で貢献したく、本日より任務に就かせていただきました。このような私に駐米スカウトのオファーを出して頂き、再度、温かく迎え入れてくれた阪神タイガースに心から感謝いたします。今後は、優勝ペナントを取り戻せるように、私も精いっぱい、仕事に励みます」。


阪神・真弓監督が坂に直接打撃指導

 阪神は4日、横浜とのオープン戦(5日・高松)に出場するメンバーがレクザムスタジアムで練習を行った。
 約2時間の調整だったが、真弓明信監督は坂克彦内野手の打撃を直接指導した。坂は「(テークバック時に)右肩が入り過ぎないように、と言われました」と話していた。


阪神での飛躍誓う 南陽工・岩本投手、笑顔の巣立ち

 山口県内の大半の公立高校で1日、卒業式があった。周南市の南陽工業高校では、一昨年春と昨夏の甲子園に出場し、プロ野球阪神からドラフト4位指名を受けて入団した岩本輝さん(18)ら137人が学び舎(や)を巣立った。
 式では、3学科ごとの卒業生代表に竹内敏幸校長が卒業証書を授与し、「卒業生は学習に、学校行事に、部活動に精いっぱい取り組み、甲子園出場を含め、大きな成果と感動と誇りを与えてくれた。その功績を高く評価し、不断の努力に深く敬意を表する」と式辞を述べた。
 在校生の送辞に対し、卒業生を代表して原祐樹さんが「野球部のめざましい活躍のおかげで、甲子園で応援するという貴重な体験をした。甲子園では、これほど南陽工業を愛している方がいることに感銘を受けた」と答辞を述べた。
 式の後、1、2年生の野球部員はグラウンドで、卒業した3年生27人に寄せ書きした色紙を手渡し、感謝の思いを伝えた。すでに阪神のキャンプなどに参加している岩本さん。報道陣の取材に「甲子園から始まって甲子園で終わり、自分を成長させてくれた」と3年間を振り返り、「仲間やコーチにはプロに入って恩返しができた。一日も早く1軍のマウンドに上がり、勝って山口に恩返ししたい」と述べた。(福家司)