こんにちは！スタッフＫです☆　

先日のブログでもお知らせしました、「みちのく丸」が７月２９日から８月１日まで美保関港～安来港～境港の日程で入港し、各港で盛大に歓迎イベントが行われました。　

江戸時代から明治時代にかけて、日本海側の港と港の架け橋となっていた北前船。

ここ山陰にも、たくさんの文化交流や物流をもたらしました。　　

そこでスタッフＫは１日に鳥取県境港市で行われた、「みちのく丸」の船内見学会に参加してきましたよ

ーっ

会場のみなとさかい交流館北側岸壁へ到着すると、すでに沢山の方々が見学に来られていました。

スタッフＫは初めてみる木造船に感動しっぱなし

この雰囲気のある佇まいは、木造船ならではですよね

かつてはこの船が、日本海上交易の要として日本海沿岸を航海していたんですね。。。

そう思うと、その当時にタイムスリップしたかのような感覚に陥り、暫し当時に想いを馳せてしまいました。　

全長３２．３ｍ、帆柱の高さも２８ｍもある北前船の中でも最大級の「みちのく丸」。

銅板で施された装飾や彫刻のような模様が、とっても素敵で見ごたえたっぷりです

この帆柱はなんと、樹齢約２００年の一本の杉の木から作られているんだそうですよ！

とってもしっかりした立派な木ですよね～！

この日は残念ながら、帆を張った姿は見ることは出来ませんでしたが、前日の７月３１日には中海（なかうみ）にて２８ｍの一本杉の帆柱に約４００平方メートルの１枚帆が張られ、大勢の見物客を前に帆走航行が行われました。

この帆柱の下にある部屋が、コチラ　↓　

上から床に伸びている柱は「轆轤(ろくろ)」という名称で、この仕掛けを使って帆の上げ下ろしを行います。

また、碇や重い荷物などもこの轆轤を使って上げ下ろしが行われます。

この轆轤がある船室は「矢倉(やぐら)」といって、乗組員の方が過ごすスペースや神棚、

床下収納などが備えられています。　

この立派な復元船「みちのく丸」は、２００５年に岩手県大船渡市の船大工さんたちによって建造されました。　

岩手県大船渡市は、この度の東日本大震災で甚大な被害を受けられました。

船内のガイドをして下さった和船研究者の方が、最後にその船大工の方々全員の無事と、

船大工の方々からの「みちのく丸が日本海を航行することが、何よりの励みと力になる」

というお言葉を伝えて下さいました。　　

胸に込み上げるものがありました。

　

「みちのく丸」は８月１日の夕方に美保関港を出港し、現在は第５寄港地である石川県金沢港へ向かっています。

そしてこの後も、８月２９日の青森港への帰港まで長い航海がつづきます。

乗組員の方々やスタッフの皆さんのご無事をお祈りしながら、後ろ髪をひかれる想いでみちのく丸の船内を後にしました。

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北前船特集ページ→http://www.toonippo.co.jp/kitamae/

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北前船「みちのく丸」船内見学