完全に侮っていた。。
ここまでとは事前リサーチもろくろくせずに...
どうしても急な休みができて観劇したくて。
ちょうど成河さんのメルマガがきていたの。
「タージマハルの衛兵」のキャンセルぶんの抽選販売があると聞いて。
前々日にダメ元で申し込み、前日の6日に当選メールきて!
大喜びし、徹夜明け....少し朝仮眠して観にいきました。
当日、成河さん受付があって。
名前を言ってチケット受け取りました。
ら!
なんと「あら!1番前ですよ。良かったですね!」と言われチケットを頂くに至り。。
オペラグラス持参して来たんですけど
使わなかったです。
(だいたいオペラグラス使う作品じゃなかったし!)
12月7日はこの作品の初日です。
プレビューは2回経ているようです。
今日はどの作品を観ることになるのか、
きっとご縁があるんだろう..という態度で待っていたのですが、タージマハルだったかー!という率直な気持ち。。
だってまさに、私が昨今職場組織の中にいて感じていることも多々含まれている内容だったから。
いやいや
個人のことだけでなく
大きく見たら今の社会全体にも言えそうであるし。
いろんな世界、領域に
「強大なチカラに脅かされる人」はたくさんいるわけで。。
まだ今日が初日!
ネタバレできないですが。。
観に行くにあたり注意点はあります。
『血のり系』がダメな人、気分悪くなる人は仕方ない...強く勧められません。
あるから。
かなりのシーンが。。
セットもかなり..でした。わたし的に。
ただ、私は最前列だったが故に
舞台上にある溝、低くなっている下段の床は見えなかったのでまだ助かったみたい。
しかしながら
それさえクリアすれば!
この作品、、、
とんでもない余韻が襲ってきます。。
私、ずっと考えちゃいました。
考えちゃっても良いみたいですよ!
「ことぜん」=個と全 について考えるシリーズの最後のひとつだったのですね。
まず序盤から成河さんのフマーユーンと、亀田さんのバーブルの2人芝居、2人の会話で進んでゆくのだけど、それが面白い
兄弟のように育った2人...
でも会話や態度から互いの生活環境や性格の違いなどがわかってきます。
決してタージマハルを振り返り見てはいけない衛兵をしているんだけど、
もう公開前夜、異様な緊張感からついに一歩を踏み出してしまうところから急激に話は展開していきます。
飽きさせない!
怖いんだけど2人が笑わせるんですよ。
それが絶妙
な、なんでわたし今笑っちゃったんだろ?ってなる始末。。
計り知れない力量の成河さん、亀田さん。
翻訳の小田島さんや演出小川さんが素晴らしいのはもちろんなんでしょうけど。
また、
夜・屋外、、、地下、、、その違いをライティングや音響で(音を反響させたり)想像させるのお見事でした。。
もう新国立劇場の演劇..久々に観たけど
もうもう胸が熱くなったわ。
あ!
ちょっとあの時の余韻と似てる。。
東京芸術劇場でやった「パレード」だ。
同じじゃないよ?
そういう意味じゃないよ?
表面取っただけじゃ、単なる悲惨な話。。
じゃ、どうして胸にくるの?
...っていうあたりかな。
あーーネタバレできないから、
なんも言えないじゃん。。
とりあえず観て?
苦手でなければ。。
ラストはあのエンディングに向かうところ、
最高に良かった。
演じる2人を見てほっとできた。
フマーユーンの回想であっても。
これしか言えないじゃん笑
では!また。。
ベアー、剣持ってる!