続きです。

 

三重入りの記事は先に書いたので、純粋に三重県総合文化センターにいかにしてたどり着き、観劇し、速やかに退出し、新幹線に間に合うことができたか・・・のログを付けます。

 

もちろん!!

舞台「どろろ」のマチネ・ソワレを観ているので、それ中心には書きますが。てへぺろ

 

はい、要するに。

ドキドキだったわけですよ。

翌日はイベントだったので。。遅刻できない待ち合わせもはいっていたのです。

今考えると無謀・・・・・。

 

「どろろ」を上演する三重県総合文化センターには勿論行った事がありません。

津駅で乗り降りしたことすらないですから。

伊勢と松阪と鈴鹿にしか滞在したことがないのですから。



土曜日は電車バスの本数も少なく終わる時間が早いです。

下調べをしているうち、新幹線だけのルートを確保しているだけでは危ないと思い、

万が一・・・と深夜高速バスも予約しました。

 

そして当日。

早めに津駅に行き大正解でした。

 

マチネ開演は12時。

駅からかかる時間がバスに乗れるのかにかかっていて読めず、怖いから10時前には津駅に着いていたのです。松阪~早めに引き上げ。

そして大荷物で劇場に行ったり劇場ロッカーでの時間が帰路不安なので、津駅のコインロッカーにスーツケースを預けたの。

なんとロッカー最後の1個。。ウインク

 

そして順調にバス乗り場へ。

が・・・・・びっくりガーンガーンガーンガーンガーンガーン

 

ウルトラ長蛇の列。。。

「1台では乗れない・・明らかに・・。」と思いました。

 



バスは臨時もないため係員さんが「もうこの後のバスは1時間後のか、乗り換えて交差点から文化センターまで徒歩でいくか、最初から25分歩くか・・です」とおっしゃいまして。

私は真っ青です。

本日まで無理をしている為体力的に25分歩くとかしぬ・・・・・・。ガーン

 

けど。。。。

乗ったんですよ。

そこで悲劇。

 

ぎゅうぎゅうなので、動けず。

硬い鞄を持った人の圧をかわせずに左肋骨下を痛めて 笑

10分ちょいで着けたのですが、着いて早々に湿布と鎮痛剤、念のために飲みました。

 

すごいでしょ!?

三種の神器かのような、湿布・解熱鎮痛剤・抗アレルギー剤、常備携帯してるんです。爆  笑

 

前置き長くなりました。。

 

 

 

舞台「どろろ」3/23 前楽・大千秋楽ログです。


【マチネ/前楽】

・オフィシャル最速先行での席、上手前列。

 

驚きです。

この文化センター大ホール!

音が最高です。

音響最高、響くし重低音は体震えるし。

これは、タイアップ曲や賽の目の三郎太戦(鵺戦)は音、凄いでしょうね!

 

これまでのどの会場と比べても最高でしょう。

注)私は福岡のみ行っていませんので福岡とは比べることができません。

 

舞台両横にスピーカーがあるのですが、なんと舞台縦幅(舞台から天井まで)

そのまま程もある巨大スピーカーなんですよ。

どうりで・・・・。びっくりびっくりびっくり

客席キャパが2000近いですから、海外アーティストなんかも招聘できるレベルの設備なのかもしれませんね。


↑両サイドのスピーカーびっくり音譜音譜ビックリマーク


 

戻ります。。

初っ端から音で感動しました。

醍醐登場から感動しっぱなし状態です。

 

舞台!!広いびっくり

ダンス陣には余裕がある感じですね。

でもゆとりある分、動線が少し変わっています。

極端に縦も横も広げてはいないのですが、

踊りの広がりと、殺陣シーンのタイミング・・なんとなく立ち回りがオトナシイ印象を受けたので感覚が違うんだろうな、と感じましたです。

 

それにしても笑い泣き

 

さすが、前楽。

客席も超満員。

呼応する熱気のようなものを感じました。

序盤に感じた殺陣のオトナシイ?印象は、進行していくに連れ感じなくなったし、

田之介役の景山さん!!

やってくれましたよ。

初めて観ましたゲラゲラ

上手で似蛭を持ち換えるのに、ぱっと刀を浮かせたんですよ。

何十センチか空中に似蛭が浮いたのを見ましたビックリマーク

うまく説明できてなくてすみません。

たぶん上手で、斬りかかったあと体勢を立て直して方向を中央や下手に変えた時、

ぱっと、似蛭を視線を落とさないまま。

 

恰好良かったですアップ

たぶんそれ1回です。私が見たのは。

(それ以前でもやっていたのかもしれませんが)

 

 

百鬼丸!!

福岡でのお顔の怪我の情報があったので、内心ドキドキしていました。

痛くないのかな・・とか、腫れてないのかな・・・とか。

メイクして大丈夫なんだろうか・・とか。

 

ついつい医療従事者なので、念のためバイ菌入らないように抗生剤使ってるかな、とか

しょーもないですよ、自分。

 

心配無用な、まーーーーたく遜色ない鈴木拡樹氏、百鬼丸でありました。

跳ぶ、跳ぶ、浮く、浮く!!

 

百鬼丸は、あのまだ耳も聞こえないうちから台座にひょいひょいと乗りますよね。

や、もちろん耳を取り戻してからもひょいっと乗りますけど身軽に。

その台座からのジャンプも、武術の蹴りを入れての殺陣も、完璧でした。

 

私、自分の左わき腹が痛いのも完全に忘れていました。

それほど鮮やかで目が釘付けになったのですよ。

 

前方席にもかかわらず「大丈夫かな・・」とオペラグラスで時折上手側に百鬼丸が来たら、

お顔ガン見していたのですが、左の眉と鼻根のあたりかなあ・・くらいしかわかりませんで。

もうその時点で気にするのはやめましたが。口笛

 

あ。

そういえば、縫いの方が新嘗祭のあとにお供の誘導を断って、「何かあったのですね」と首なしの如来像に祷りを捧げる場面。

稲妻音がして、如来像が倒れ落ちるはずのところ、

 

しっかり立っていました。如来像。。びっくり

 

三重、流石です。。。。

守られてるよ。。

お伊勢さんがあるからかなあ・・・って真剣に考えちゃったよ、わたし。

(神仏混同してる)

 

 

醍醐景光と再会し「おまえは・・だれだ」と問うているのに攻撃され

「殺せ」と言われた百鬼丸。。えーん

鋭い雄叫びをあげ応戦するものの疲れ果て、醍醐の兵を威嚇。。

その威嚇の声も凄かった。

 

助太刀してくれた琵琶丸も相変わらずキレキレで凄かったですが、悲痛な叫び声を上げ続ける百鬼丸がもうひたすら悲しい。

 

やっと「兄上」と呼んでもらったのに、多宝丸は「もはや我が国にとって兄上こそ鬼神」と。

討つと言われ、闘いを挑まれ。

父親にも弟にも、そしてこの後に「ぼうや!」と言って登場する縫いの方、母親にもえーん

せっかく「未知」の「母」に「はは・・」と言って手を伸ばすのに・・・・、

あとちょっとで母の顔に触れらたのにえーん

 

「百鬼丸許して下さい。」と。

「わたしはあなたを救えませぬ」と言われてしまう。

 

伸ばした手が止まり、引っ込めてしまう百鬼丸。

 

「我が国は修羅となってそなたを喰らい続けるのみ」と。。。

酷過ぎる・・・・・。

 

もう泣けた。

泣けた。

 

もちろんこれまで複数回観ているのに、なぜここに来てこんなに泣けるのか。

やはり三重公演で最終だというのと、音響効果もあると思う。

BGMもやけに胸に響くのだ。

 

自害しようとする縫いの方。

絶望に立ちつくす百鬼丸。

 

わかったんだね。。

敵の色を見せない「はは」から受け止めてもらえず。

何かしらの暖かい「気」は感じたはずなのに受け入れることはできないと宣言され、

「はは」なる者はこの世から去ろうとしたことが。えーんえーん

寿海が抱きしめるところでも涙腺崩壊です。

 

ステージが広いせいでしょうか、

レイアウト・・微妙に違うためと、あと、気がついたんですけど、

文化センター大ホールの座席配置がですね。。

下図のようになっていて。

 


センターブロックと言われる所の幅がないんです。

つまり、サイドブロックと言っても、かなりセンター寄りの部分が多い。

私はもろ通路寄だったので、ぜんぜん端から見る感覚じゃなくて、

そのせいもあったかもしれませんが、

寿海と百鬼丸の再会のシーン、

百鬼丸がもたれかかって眠っているところ、

これまでだと、かなり舞台中央に足を投げ出して座っているように見えたのですが、

三重では、ほぼほぼ客席方向に脚を投げ出しているかのように見えました。

そんな角度で。

(寿海が脚やら拭くから判明)

いや、やはり舞台幅と座席位置からかもしれないですね。キョロキョロ

 

それにしても、やはり寿海に声をかけられる百鬼丸は穏やかで幸せそうに笑いました。

耳も聞こえるし、笑える百鬼丸。。

寿海と居る場面以外ではほぼ鬼気迫る表情の百鬼丸なので、しみじみ貴重だと。。

 

 

「知っている・・・これをなんというか」

「はは・・・うえ・・」

こう呼んだ時の百鬼丸の表情は優しく穏やかで嬉しそうだった。。

寿海をそう言って、「ちがうぞ」と言われつつ抱きしめられる百鬼丸。

ここは深いですよね。

えーんえーん

産みの親より育ての親・・・、男であろうと関係ないんですよ。

愛情を持って育ててくれた者が「母」であり、親。

16年間愛情を持って共に過ごしてくれた寿海こそが「ははうえ」。

 

「どろろ」という作品はここまで考えさせるのか。

 


三郎太(鵺)戦、予想通り。

あの重厚な音もまた物凄く効果的ですから。

誰の動きをとってもていねい正確で。

力強かった。

鵺の化け物感も増幅された印象、広がりが余裕あるせいか?

 

健人くんもキレキレです。爆  笑

刀も槍も扱いがもう。

刀剣男士だけあって、どの方向を向いても決まっているんですよ。

構えても、振り切っても。

 

鵺に自己を喰らわせてからの動きと叫びも悲しいね。。

 

百鬼丸も「返せ・・!」と死にかけている三郎太をめった斬りにするし。

顔が、もうとりつかれたようになっていて恐ろしいし哀しすぎる。

 

 

その後の多宝丸戦も熱い!

殺陣の激しさがまたびっくり

驚くレベル。。。

「おれのからだだ」

「返せーーー」

も絶叫度増してます。MAXです。

 

多宝丸戦、特に終盤のBGM大好きで。

2人の掛け合いも胸に来るし。

 

 

!!ガーン

私は多宝丸戦後、上手に来た百鬼丸の顔をオペラグラスでガン見してびっくりびっくりえーんえーん

 

鼻根のあたりが少し腫れて見えたのと血が・・・小さいけど赤く丸い血溜が付いていて。

血なのか、付着した赤いものなのか確証はその時点で持てず。

手が震えてしまった。。

 

前回の福岡でのお怪我?

テープか何か剥がれたの?

それとも新しくまた怪我しちゃったのか・・・。

 

どうか流血しませんように。

どうかこのまま止まりますように。。

 

涙目でそう思ってました。

 

袖に捌けて再度登場された時には、まったく血はなかったので安心しました。

でもあれは近くでオペグラがん見していないと分からなかったと思います。

 

焼け落ちる城内。

寿海が2人を逃がす道を作り、下敷きに。。

その時の縫いの方が・・・・えーん

寿海に向かい、両手を合わせて床に伏します。。

いろんな意味合いでそうしたのでしょうね。

それを思うと縫いの方にも涙してしまう。

 

 

醍醐景光に「斬れ」と言われても斬らないで去った百鬼丸。

「生きろ」と言われ、舞台上声は出さずに泣き悲しむ醍醐の姿。

下手通路をまっすぐ正面に向かって歩いていく百鬼丸。

 

どろろは百鬼丸に会えたね。笑い泣き

 

万雷の拍手爆  笑

超満員の会場ですものね。

安心していよいよ大千穐楽を迎えるだけです。

 

その③に続きます。