こんばんは。

昨夜は、北海道土産を渡しがてら、いつもの西国分寺のビストロ千俵さんへ。

ハイネケンのロゴはいつも美しく…

〆は、からすみのパスタ。

このお店のパスタは特注品、素材にこだわるマスターの料理はどれも美味しく、この日は、週末にしては珍しく、お店の予約もそれなりだったので、久々に…というより、おそらく初めて、マスターと色々と話が出来ました。

お店の将来の話、そして、競馬好きで、関係者もよく訪れるお店なので、セレクトセールの話をメインに色々と。

飲食店経営から、タロット占いまでこなすマスター、「陽」の気が集まる競り会場に興味津々の模様。夏の内にTさんと再訪する予定なので、また深いお話が出来れば嬉しいところです。

今日は予定どおり完全休養日。

お昼に少し起きたものの、夜までずっと寝続け、トータル11時間程寝ました。

まだまだ疲れが取れないものの、大分楽になりました。

この3連休は、明日こそ家族で少し出掛けますが、月曜日も完全オフ。

ジムにも行かず、ただただ、身体を休め続ける予定なので、火曜日までに心身ともに整えたいと思います。

さて、今週からは競馬も馬券も夏休み。

お昼だけ競馬を観て、メインは先程確認しましたが、その雑感を簡単に。

まず、小倉4Rで復帰したレッドダンルースは、外から好位につけるものの、勝負どころで外から捲られた際にズルズル後退…

ブリックス魂満載、休み明けだけに仕方ないですが、8着で優先出走も取れなかっただけに、いよいよ厳しくなってきました。

東サラの勝ち上がりがしょっぱいので、おそらく地方出戻りも視野にでそうが、半年かそれ以上のロスは痛いだけに、何とか次走の一発勝負に期待したいところ。

東西の新馬戦は、波乱模様。

その波乱の主役は新種牡馬のサートゥルナーリア産駒。

小倉の牝馬限定戦は、エピックラブの仔ラヴァブルがズブい面を見せる中、マジカルフェアリーが2馬身差の完勝。

サートゥルナーリア産駒はこれで産駒3勝目ですが、その3頭は全て牝馬。

一方、福島の新馬は、牡馬の評判馬マックスキューが単勝1.5倍の人気を被るも5着と大敗。

牡馬は未だ未勝利…というより、同馬がようやくデビュー3頭目。

育成段階から、サートゥル産駒は成長が遅いという話を聞いており、カナロア産駒であれば、特に牡馬の早期からは厳しいだろうと思っていて、配合のポイントも良血過ぎて見出し辛いことから、一口は初年度産駒見向きもせず、POGも、稽古動いていたジェゼロは指名したものの、後の指名は牝馬のみ。

このマックスキューも相手に取らせるだけ取らせて…という感じだったので、勝ち馬のニシノの単複も美味しかったですが、ニンマリの新馬でした。

とは言え、サートゥルナーリア産駒、特に牡馬が走らないと言っている訳ではなく、セール向きの立派な馬体を持つ馬が多いですし、実際今回セールでそれを確信しましたが、器の大きさに中身が伴うのに時間が掛かるだけの話で、何処かで転換点も来るでしょうし、特に秋デビューの馬達から、しっかり見始めたいですね。

このマックスキューも馬体は本物、精神的にかなり幼いので、それが伴って来れば、走って来ると思います。

今日の重賞の函館2歳Ｓは、東京から転戦のサトノカンナバルが完勝。

馬券的には切って妙味でしかない馬という感じでしたが、見事にそれをあざ笑う様な勝利でしたね。

堀先生が、ここを使ってくるのですから確信的なものが有ったでしょうが、特にそれの裏付けとなったのは、中間レース選択の決定打として明言していましたが、サトノカンナバル自身のミスタチオン遺伝子が、C/C型であること。

同配合の兄のジャスティンスカイを友道先生は青葉賞を使ったことと比較すると、色々と面白いのですが、堀先生自身はかなりのデータ派ということは有名で、ミスタチオンも見ているというのを今回明らかになりましたから、預託馬全頭おそらく調べていると思いますし、馬の適性を見抜くという点では、かなり信頼をおけるのでしょう。

これで、カンナバルがC/Cということは、父のキタサンブラックがC/Tということが分かりましたので、なるほど、ハーツクライもそうですが、短距離から長距離まで、産駒がバラエティに富んでいるのも納得です。

ミスタチオン遺伝子は私も詳しくなく、10年くらい前に雑誌でちょろっと出ていて、配列のパターンだけ頭には入れるようにしていて、検査自体は、確か10万円くらいで出来るという話を当時聞いていましたが、もしかしたらクラブ関係者はその情報を持っているのかもしれませんが、我々クラブ会員にはそれは開示されず…

募集時は不要だと思いますが、出資確定後、満口後には開示して欲しいなぁ…とずっと思っているところでは有りますが、遺伝子情報が決定的かどうかは賛否が分かれることで、最も多いであろうC/T型の振れ幅が大き過ぎるだけに、その情報を活かし切れるかどうかも微妙ですが、配合面を見る際に、その種牡馬がどんな遺伝子を持っているかは一応気にしているという話を、良い機会なので書いてみました。

カンナバル自身は、2歳戦であればこのまま行ってしまいそうな気もするので、アグネスワールド以来のG1馬がここの勝ち馬から出るか、非常に楽しみです。

それでは、本題。

今年の3歳の東サラ2頭が未だに未勝利だという緊急事態の中、もう1頭のルージュアベリアが1週前倒しのここで出走します。

2024.06.21
山元トレーニングセンター
担当スタッフ「先週、3ハロン39秒1の速い追い切りを消化していることもあり、先週末と今週火曜日は15-15にとどめての調整。速いところを消化した後もコンディションやメンタルに問題はないので、先週末もやれないことはなかったのですが、あまり詰め込みすぎない方がいいタイプでもありますからね。15-15に控えたことで馬自身に余裕を感じますし、伸び伸びとしたキャンターで気配は上々。今週末には改めて3ハロン40秒のところを予定していますので、このフレッシュな状態でラストきちっとギアを上げて動ききれるか注目です。馬体重は500キロちょうど。トレセンへの移動は来週になるかと思いますので、しっかりと移動前の最終チェックをして送り出しの準備をと考えています」

2024.06.26
山元トレーニングセンター→田中博康厩舎
本日（水）の検疫で帰厩しました。

2024.06.27
美浦 : 田中博康厩舎

角馬場運動後、坂路1本。
田中博康調教師「昨日（水）の検疫で帰厩し、今日は運動初日ということで角馬場と坂路で軽めに乗って調整しました。しっかりした脚取りで動けていて、覇気もありますね。牧場でも入念に乗り込んでもらい、いい状態で戻ってきてくれました。週末から追い切りを開始し、7月20日（土）福島3レース（牝馬限定・芝2000m）もしくは7月21日（日）福島7レース（芝2000m）を目標に進めていきたいと思います」

2024.07.03
美浦 : 田中博康厩舎
角馬場運動後、坂路1本、最後にウッドチップコースで追い切り。
田中博康調教師「今日は坂路を1本軽めに乗った後にウッドで追い切りました。現状では伸び切ったフォームで走っている馬で、トモもグッと入ってこないだけに、走りの緩急をしっかり付けられている感じはありませんが、最後まで気持ちは入っていて全体的な動きとしては良かったと思います。今回は体もフックラして戻ってきてくれたので、追い切りでしっかり攻めることができているのは何よりですし、レースまではあと2週間ありますから、この後も入念に乗り込んでコンディションを整えていきたいと思います」

2024.07.04
美浦 : 田中博康厩舎
厩舎周りを引き運動。
田中博康調教師「昨日追い切ったので、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。うるさい面は見せていなかったですし、しっかりとした脚取りで歩けていたと思います。与えた飼い葉もしっかり食べていて、体調面は良好。この調子で進めていきたいと思います」

2024.07.10
美浦 : 田中博康厩舎
角馬場運動後、ウッドチップコースで追い切り。
田中博康調教師「今日はウッドでアベリアが追走して追い切りました。フットワークには素軽さが出てきましたし、折り合い面もスムーズ。直線でもギアをしっかり上げてくれて、最後まで余力残しで動けていたと思います。ハミ受けも徐々にではあるものの改善されつつあり、息遣いも着実に良化しています。ここまではいい流れで乗り込むことができていると言えるでしょう。今日の午後にも状態を確認し、問題ないようなら予定を前倒しして今週の日曜・福島3レース（芝2600m）に向かうことも考えるつもり。今週のレースに出走してもいいように準備していきたいと思います」

2024.07.11
美浦 : 田中博康厩舎
厩舎周りを引き運動。
田中博康調教師「追い切った翌日ということで、今日は厩舎周りを引き運動で調整しました。出掛けの歩様はスムーズで、覇気もありますね。飼い葉食いは落ちていませんし、コンディションは良好です。次走については、来週の福島・芝2000mは牝馬限定戦、一般戦ともにメンバーが手強くなりそうですし、アベリア自身も距離の融通は利くと思うので、今週の日曜・福島3レース（芝2600m）に戸崎騎手で投票することにしました」
※7月14日（日）福島3R・3歳未勝利（芝2600m）に戸崎圭太騎手で出走します。

前走後は、ダートに戻すことを陣営は示唆しましたが、中間の走法矯正が上手く行ったのでしょう。

帰厩直前には、芝のまま行くことが明言され、帰厩後の調整も順調ということ、相手関係も考慮した結果、急遽１週前倒しで、明日の2600m戦を使うことになりました。

改めてここまでの芝での3戦を見返すと、初戦が出遅れながらも最も良い競馬をしていますし、前走も、4角から仕掛けて1度は前を飲み込みそうになる場面も有りましたから、現状では、小回りの機動力勝負に持ち込むのが、同馬のパターンに思えましたので、新潟まで待たず、福島での始動としたのは、個人的には正解だと思います。

そして、キズナ産駒の牝馬は、この条件と相性が良く、フルール、トロピカルライトがこの１年で勝っており、牡馬ではサヴォーナがこの条件をステップに神戸新聞杯2着に繋げるなど、高い好走率を誇っています。

ゲートも大分上手くなってきた様で、五分に出て中団で脚を溜め、自分のリズムで捲る競馬が出来れば、素質的にはこのクラスにいる馬ではないので、十分勝ち負けをしてくれると思っています。

急遽のスライドにもかかわらず、戸崎騎手に乗って貰える点だけでも、厩舎の期待の高さが垣間見えますし、何とかここで結果を出したいところです。

相手で怖いのは1頭、カラーオブジアース。

前走は函館の同条件で、インから捲り切り、ゴール直前まで粘っていましたから、函館から福島の転戦での疲労がなければ、ここでも勝ち負けは必至。

それでも、福島の馬場も少しずつ荒れて来ましたから、何とか最後前が止まる展開にななることを祈るばかりです。

最後に、まだしっかり予想はしていませんが、函館記念の本命は、あーるさん、ボーラーさん出資のグランディア。

枠順が出た時点で本命を決めていましたが、異系のディアデラ肌にNDの濃いハービンジャーですから、洋芝中距離ベスト。

イン差しが有利の同コース・同レースにおいて最高の枠を引きました。

願わくばひと雨、ふた雨欲しかったところですが、このオッズであれば馬券的にも非常に妙味が有りますし、何より、巴賞上位組が人気になる年は、それだけで大荒れ確定ですからね。

リアルタイムでは観られませんが、良い結果を期待したいと思います。

それでは。

【ルージュアベリア】待望の小回り＆距離延長