こんばんは。
関東は連日の雷雨、昨夜は特に酷かったですね。
気が付けば7月も数日が経ち、梅雨明けまでもうカウントダウン…と言うより、長期予報を見ると、実質的にもう明けているかもしれません。
体調は変わらずなので、もう1週間は仕事以外は絶対安静を貫き、梅雨明けと共に行動開始出来るよう、頑張りたいと思います。
一口馬主的には、土曜日のレッドダンルースの出走で、中央ではキャリア499戦を達成。
次走が記念すべき500戦目になります。
今のところの次走は、7月30日、現地観戦予定のルージュエクレールになっていますが、既に帰厩済み、又は間もなく帰厩予定のサーマルソアリング、トラヴォルジェンテ、ラヴォルタ辺りが、今月中に出走濃厚なだけに、この4頭の内誰かが、区切りのレースへの出走となる予定。
足掛け15年、2歳馬は未デビューなので、実質15世代で500戦。
この倍の1000戦目を迎える頃には、今までより若干ペースが速まると思いますが、その頃には子育ても終わりに近く、自分自身も定年間近ということを考えると、この趣味も折り返し地点だなという感覚ですね。
得られたものと失ったものについては、天秤で比べ様が無いですが、この趣味を続けられることこそが、人生順風満帆という証拠。
このブログと共に、ダラダラと続けられたら良いなと思いますね。
それでは、本題。
既に発表から1週間以上経過してしまいましたが、紆余曲折有った東サラの当選馬2頭目は、母馬優先馬のレッドアトゥの2番仔。
昨年のトライデントスピアに続いて、2年連続のダイワメジャー産駒への出資となります。
まずは最新の写真と検討記事の抜粋を。
レッドアトゥの22 牝 父ダイワメジャー 母父カジノドライヴ 栗田厩舎 募集価格2800万円
2023.06.09
募集時測尺
現所在地/社台ブルーグラスファーム
育成牧場/社台ファーム
体重:456kg 体高:155cm 胸囲:178cm 管囲:19.8cm
プライベート扱いになっても産駒の大物を出す確率は、寧ろ上がっている印象すら有るダイワメジャー産駒。
セリフォスに続き、2歳世代からもボンドガールという超大物クラスが早くも誕生。
今までは、どうしても古馬になると筋肉が付き過ぎてそのスピードが削がれる印象がありましたが、セリフォス辺りを見ると、配合と育成の妙でそれを克服。
牡馬であればどうしても距離の壁は有りますが、牝馬では3歳春までに3つのG1を狙える上にヴィクトリアマイルもありますからね。
いずれ産駒がいなくなりますが、最後まで狙いたい種牡馬です。
母レッドアトゥはダートのみを使われ、中距離5勝で現役最後はエルムS4着。
東サラ御用達のカジノドライヴ産駒の代表格として活躍し、同馬はその2番仔になります。
4代母のエンジェリックソングはグロリアスソングの半妹。
同馬経由のヘイロークロスも強みですし、何より、サドラー×ダンチヒの配合から、メジャーエンブレム、レシステンシアのG1馬が出ていますし、カジノドライヴがブラッシンググルームの血を持っていますので、セリフォス、ボンドガールと現在のトレンドも含めた好配合となっています。
カタログベースではダート向きと書かれていますし、確かに歩様に硬さは見られますが、メジャー産駒はこんなもの、特にブラッシンググルームが入っていますから、個人的には芝でも十分やれるのではと思っていますが、社台F産でも有るので、基礎づくりの段階で、長所のパワーの部分を十分に強化されることになると思います。
2021年からプライベート扱いになっているダイワメジャー産駒。
今の2歳は、公に種付けをしている最後の産駒となりますが、既にボンドガール、アスコリピチェーノが勝ち上がり。
しかもこの2頭は、いずれも上がり3F33秒台前半の末脚を使っての差し切り勝ち。
昨年のマイルCS勝ち馬のセリフォスもそうですが、晩年の産駒はダイワメジャー産駒らしくない素軽い馬が多く、その質は、年々上がっている様に思えます。
配合面での工夫も見られますし、遺伝傾向は加齢によって変わりますし、ディープがいなくなったことにより、少しパワーに寄った末が求められる時代になりましたから、その傾向にも合っているのでしょう。
改めて、サンデー直仔の凄さ、そして何より、ノーザンテーストの凄さを感じる次第であります。
閑話休題。
この2022年産は、種付け数51頭の中から産まれた数少ない産駒となりますが、社台グループの募集には例年どおりか、それ以上の頭数が集まっており、それだけ出来も良いのでしょう。
仕上がり早く成長力もあり、丈夫。
そして牝馬は特に、桜花賞路線で戦えますから、目移りする新種牡馬以上の魅力を、個人的には感じての出資となりました。
検討記事には書きませんでしたが、従来の募集方法だったら、最優先を同馬に使い、一般にボインビューティーという選択肢が正解肢だったと思いますが、そのルールであれば、ボイン満口は濃厚だったと思うので、必然的にアトゥの仔に出資出来た可能性は著しく低かった数。
混乱の妙と言いますか、エアポケットに入った中での当選となったことは、素直に喜びたいと思います。
次に、血統表を。
改めて、母レッドアトゥは、ダート中距離で5勝、引退レースはエルムS4着と、伸びシロ十分な状態での繁殖入りとなりました。
レッドアトゥ自身もそうですし、祖母ブレンダの仔は勝ち上がり馬全てがダート馬。
そこにピーターパンS勝ち馬のカジノドライヴですから、アトゥ自身は生粋のダート馬に出るのも必然ですし、前述のボンドガール等とは違い、硬めのメジャー産駒らしい馬に出るのも必然だと思います。
ただ、血統表を見ると、検討記事のとおり、名牝エンジェリックソング経由のヘイロークロス、サドラー×ダンチヒの組合せは、如何にも芝のG1級を輩出する配合だけに、先々はダートで間違いないと思いますが、使い出し暫くは芝のマイル前後で走れないかとの期待は持っています。
そして、魅力は、繁殖入りした後にも。
昨年はマインドユアビスケッツとの配合で好相性を見せた母父ダイワメジャー。
ハービンジャーもそうですが、緩さが目立つサンデー系、キンカメ系の種牡馬が多い中、メジャーを筆頭としたノーザンダンサー、特にノーザンテーストやサドラーの血が重宝される時代において、ダンチヒも含め、その血を多く持っている同馬は、しっかりしたボトムラインを含めて、大きな期待をもっています。
美浦の栗田厩舎馬は個人的には初出資。
同厩舎と言えばタイトルホルダー、東サラ馬では未だに勝ち鞍はないものの、2歳馬2頭は、既に入厩済みと順調に来ていますし、同馬の活躍で、クラブ馬の質がグッと上がった厩舎ですから、リーディング順位以上の期待をしています。
後は、同馬に出資した理由は、勿論社台F産。
見学に行くための口実出資では有りますが、昨年に比べ正直小粒感が否めなかった今年のラインナップの中でも、プロフィール的にもそうですし、出来の面でも1枚上の評価が出来た1頭、そして何より、社台Fの育成に合いそうな血統馬でもありますので、牧場見学を楽しみに、夏の成長を見守りたいと思います。
それでは。