こんばんは。
昨日の有馬記念、そして、今日の東京大賞典をもって、2025年の中央競馬は全日程終了。
東京大賞典は、実に20年振りに地方馬のディクテオンが勝利、地方馬の勝利は、JCの外国馬と同じ20年振りの快挙。
そして、有馬記念の売り上げは、前年比実に29.5%増の713億4520万6100円。
700億円超えは、自分が初めて現地で観たグラスワンダーとスペシャルウィークが並んで入線した1999年以来、実に26年振りの快挙でした。
2009年の400億円台を最後に、リーマンショック、東日本大震災の影響等もあり、実に5年もの間、有馬記念の売り上げも300億円台と低迷。
2015年に久々に400億円台に復帰、そしてウマ娘効果も有った2022年に500億円台に復帰し、そこから600億円台を飛び越え、一気に700億円の大台に。
昨日は、WINS汐留のエクセルフロアで過ごしていましたが、階下から入場制限の声が昼過ぎから鳴り響いていましたが、各地のWINSも同様だった様ですね。
「今からお並びになられても、有馬記念の馬券は買えません。」
この言葉を聞くことになるとは…未だに信じられない気持ちです。
その売り上げに最大限貢献したドラマのロイヤルファミリーの舞台は、競馬の低迷期真っ只中、先の見えない時代の話。
そして、このブログも正に先の見えない暗黒期に入る、2009年11月にスタート。
きっかけは、その時初めて2年目に始めた一口馬主のこと。
入会直後に、アドマイヤサンデー07、後のヴェラブンカに出資し、2年目もその半妹の08、後のアヴェンチュラに出資、確かな手応えをもった2頭のことを書きたくて始めたこのブログですが、今回の更新をもって、終了したいと思います。
16年と1箇月、正確に数えてはいませんが、実に2000本以上の記事を書き、数百万ものアクセスをいただいたこのブログ…
20代から始め、気が付けばアラフィフになり、ライフワークとなったブログ更新、辞めようと思ったタイミングは何度も有りました。特に大きい節目だったのは、
30代の目標と掲げた一口での重賞制覇はG1を含め早々に達成し、それを実現してくれたアヴェンチュラが引退した2012年。
牡馬クラシック初出走、しかも1番人気でそれを果たしてくれたリアファルが、有馬記念で故障発生し、馬運車で運ばれた10年前の2015年。
の2回だったでしょうか。
競馬に関する人付き合いも大きく変わった時期でもありましたが、それを乗り越えた2018・2019年頃からは、特にレッドブロンクスを中心とした縁の拡がりが始まってからの6・7年間は、ブログを続けて来て良かったと思える瞬間ばかりでした。
このブログを始めたころは、まさに良い意味でのSNS全盛期。
特に一口関連では、馬体の見方から何から何までブログを通して学びましたし、2010年代後半は、競馬人気の回復と共に一口人気にも火が点いて来た時代で、このアメブロを通じて多くの方々と出会いましたが、2020年代に入ると、コロナ禍のお籠り需要、投資需要と共に一口人気がバブル化し、コストの増加と出資の難しさが際立つ様になってからは、随分とアメブロ界隈も寂しいものになりました。
そしてSNSを取り巻く環境も、2010年頃とは、一変しました。
匿名性を保ちつつも、2ch等のコンテンツとは一線を画したある程度の秩序ある世界でしたが、既存メディアを「オールドメディア」と呼称する対立構造と、行き過ぎたコンプライアンス問題で、SNSをすること自体が私生活に於いてリスクを伴うものになりました。
遂に米国では、入国審査の際に過去5年のSNS履歴の情報提供が義務付けられる時代に…
表現の自由はいつしか駆逐され、本来は大勢の監視・チェック機能として存在すべきマスコミに対し、オールドメディアと揶揄するだけでなく、それを無力化する様な言説がまかり通る時代になるとは…正しい知識に基づく自由な発想を持ち、言葉を発すること自体がリスクとなる時代…
そればかりか、自分と違う意見を持つ者には、議論ではなく、容赦なく罵声を浴びせ続ける時代…
「長い」と揶揄されながらも、毎回長文を書き続けてきたのは、出来るだけその背景まで書くことで誤解を与えない様にするだけでなく、「切り取り」による炎上をさせないこと、そもそも長文にすることで稚拙に絡んで来る輩を寄って来させない、ことを意図してやってきましたが、30代の頃は、この文字数でも30分くらいで概ねかき上げていましたが、今はそれが45分、1時間と、長くなってきました。
加齢、持病の影響も有りますが、それ以上に、本来の軸であった「一口馬主」について、書きたいことが少なくなってきたこそ、そして何より、前述のコンプラ云々の関係、そして有り難いことに、素晴らしい沢山の方々と出会うことで「書けないこと」が本当に多くなってしまったこと。
社会的地位の問題も絡み、かなりのフェイクを入れたり、各方面に気を遣ったりとしていることによる時間と手間が嵩む様になったことで、一口もそうですが、このブログ自体の終活も頭の片隅にずっと有り、昨晩寝る前にふと思いつき、一晩考え、朝もその考えがブレなかったため、このタイミングでの決断となりました。
昨日は、まさにそのレッドブロンクスを通じて初めて出会った意中の彼と有馬記念をWINSのエクセルフロアで観戦し、1年の終わりをいつもの千俵で迎えましたが、お互い、人生の岐路に立つ中で、「如何に情熱を持てるものを見つけるか」「その為にどんな努力をこれからしなくてはならないか」について、珍しくかなり熱く語らせていただきました。
このブログを始めた頃は、まだ社会人1桁年目、今の会社に入って数年目に始めた頃で、かつ、第1子が産まれて数年、まだまだ自身が子供でしたが、人の3倍働き10倍飲んだ30代を経て、病気と共に歩んだ40代前半を終え、これからの5年を、その先の30年を自分らしく生きる為にどれだけ大切に出来るかを考えたときに、前述のリスク管理と共に、自己投資の時間をどれだけ確保出来るかを考えたときに、このブログを通じての人間関係、自分の競馬ライフを取り巻く環境が最も良いこのタイミングで、幕を下ろそうと決意した次第であります。
特にこの数年は、1つの趣味に真摯に向き合ってきた結果、高校時代にPSのダービースタリオンで競馬を知り、授業にもろくに出ずに、毎週朝早くから競馬場の指定席の列に並んでいたり、バイトで貯めたお金を、スカイメイトの航空券と安宿に費やし、自転車で日高地方を中心に牧場を回っていたとっとこ少年が想像もしなかった世界を見ることが出来ました。
好きな馬の話をお酒を飲みながら延々と出来る、そして今後も出来るであろう沢山のかけがえのない友人達に出会えたこと、壁の向こうだった様々な景色を見られたこと、無意識下で描いていた夢が次々に適いましたね、本当に。
そのことについては、出会った皆様に本当に感謝をしてもしきれないですし、それと同時に、青春を捧げ、情熱を傾け続けた、若き日の、そしてこれまでの自分を褒めたいと思います。
突然のことですので、一時休止等も考えましたが、再開するにしても、16年も続けると、ブログのテーマを新規でつくれない等、技術的な限界もこのブログについて数年来抱えていたこともありますし、「一年の終わりは一年を映す」とするならばこのタイミングでの区切りを、新しい出発をするには「一年の計は元旦にあり」ということもあるので、綺麗な形でピリオドを打ちたいと思います。
最終的には、全てのSNSから撤退しようと思っていますが、当面の間は、X(旧Twitter)は残そうと思っており、それなりに呟こうとも思いますが、何しろ文字数制限があるので、本来の意図が伝わらない可能性も高いので、呟く頻度は今より少なくなると思います。
文字媒体では、もっと専門的な場所でとも思いますが、大切な時間と手間を使うのであれば、収益事業とも切り離せない部分が有りますが、職業柄、副業禁止のため、それも難しいですね。
本来であれば、動画関係でやりたいことは幾つか有りますが、如何せん、レース映像等を使えないと話にならない部分もあるので、残念ですが、それも出来ないかなと。安価でライセンスを手に入れられるのであれば考えたいですが、それも前述の副業云々でアウトかなと…そういう意味では、無法地帯と化している現状については、いつ、どの立場でも強く批難したいと思いますね。
元々書くことは好きで、仕事では隙の無い文書を書き続ける分、こういう推敲なしの一発書きが出来る場所を確保するのは自分にとっても必然な行為なので、早々に禁断症状が出るかもしれません。
しれっと復帰する際は、バカな奴だと嘲笑していただけたらと思います(笑)
この記事を書くに当たり、半日仕事で、2009年11月からの記事の非公開処理を進め、現在は2025年12月の記事のみ閲覧出来る状態にしており、この記事の更新と共に、前回までの記事は非公開処理をいたします。
自分の書いた記事、皆様からいただいたコメントは、自分の財産として、このサービスが続く限り、大事に保管させてください。
最後の写真は、2012年6月、奇しくもこの翌日に引退発表となったアヴェンチュラの現役時代の最後写真と、その際に履いていた蹄鉄写真を。
この馬から始まりましたが、この馬で終われるという馬に遂に出会えなかったのは残念ですが、未完で終わることこそ、人間らしい、それこそが人生の醍醐味だと思っているので、私らしくて良いでしょう。
16年間の中で、数多くの馬との出会いを通じ、様々な場面でお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
皆さまのご健勝とご多幸、そしてそれぞれの愛馬の輝かしい活躍を心よりお祈り申し上げ、これを結びの言葉とさせていただきます。
2025年12月29日 さすらいのTOTTOKO
P.S. ここからは自分の為の記録として、一口馬主生活17年間の軌跡を振り返ります。
(全て一口馬主DBより抜粋)
足掛け17年、僅か2頭から始めましたが、延べ67頭の愛馬達が662回も走り、75回も勝利を掴んでくれました。
掲示板率は実に5割近く、入着率は7割以上と、勝率こそ低いですが、殆どの馬が大きく崩れることなく頑張ってくれたことが、ここまで、自分自身も続けられた最大の要因だったと思います。
出資5頭目のアヴェンチュラが、2歳夏に初新馬勝ちと札幌2歳Sで初重賞挑戦(2着)、3歳夏のクイーンSで重賞初勝利、そして秋華賞で初G1制覇を果たしてくれました。
彼女が引退した2012年から2014年にかけては、2年弱勝てない時期もありました(今年も8月以降、未勝利のまま終えることとなりました💦)が、その連敗を止めたのがリアファル。
ダートで2勝を挙げ、交流重賞で賞金加算をしましたが、ダービーの時点では、まだ芝未出走。
その馬が7月の初芝で、その年に通年免許を取得したルメール騎手との初コンビで勝利すると、神戸新聞杯でリアルスティールを倒し、菊花賞も1番人気で迎えることに。
結果はキタサンブラックの3着に敗れ、その後、絶対の自信のあった有馬記念では、前述のとおり競走中の故障により惨敗、腱鞘炎が最後まで尾を引き、その後勝ち星を加えられなかっただけでなく、半兄クリソライト、半弟クリソベリルの様に種牡馬入りさせてあげられなかったことは、この趣味での唯一と言って良い程の後悔となっています。
その後は、ステイ産駒のシュペルミエールが2年連続の菊花賞出走を果たしてくれたり、当歳から縁のあったレッドサクヤが、産まれた時代が悪かったものの、アーモンドアイ、リリーノーブル、ラッキーライラックに続く4番手でオークスを走破してくれたのも嬉しかったですね。
彼女も故障に泣き重賞制覇を果たせず、早逝してしまったため、産駒も殆ど残せなかったのは悔やまれますが、社台好きの自分が社台Fとの良縁を築く最大の契機となった馬でした。
その縁が開花したのが、JBCスプリント、根岸S、東京盃の3つのビッグタイトルと、何と言ってもドバイゴールデンシャヒーン2年連続2着の快挙を成し遂げてくれたレッドルゼル。
リアファル、シュペルミエールが果たせなかった種牡馬入りの夢も叶えてくれましたし、何より一線級で5年間も頑張り、一口ライフの下支えをしてくれたことが、何よりも有り難かったです。コロナ禍で口取りチャンスが無かったことだけが悔やまれますが、産駒で縁が有ることを今は祈っています。
2020年代での芝での唯一の重賞勝ちはモントライゼ。
デビュー戦ではヨカヨカ、小倉2歳Sではメイケイエールと、歴史的名牝に当たる不幸が有りましたが、短距離競走では珍しい未勝利での大差勝ち、そして、京王杯2歳S勝ちはコロナ禍で大きな励みとなりましたし、今年、実にそれ以来4年以上振りの勝利を障害で挙げてくれたことも、良い想い出になりました。
競走馬としては大成しなかったものの、特に初期の出資馬は、母として頑張ってくれています。
3頭目出資のスペシャルグルーヴは、今日負けてしまいましたが、ミッキーファイト、ジュンライトボルトという2頭のG1馬を排出。唯一キャロに来た愛馬グルーヴィットは、中京記念を制覇と、母馬優先2頭目で、早くも重賞制覇の夢を叶えてくれました。
同馬は厩舎事情にも悩まされましたが、それと共に、グランアレグリア、アドマイヤマーズと同期という運の悪さも有りましたから、彼等がいない世界線を見たかったのは本音ですね。
4頭目出資のヴェラブランカは、ヴェラアズールがJC制覇。
同馬は、募集後の故障で人生で唯一のファンドキャンセルをした馬だけに、自分の持ってなさを感じることも有りますが、背腰にハンデが有り、かつ、大型の母からこれだけの馬が出たこと、しかも、母同様、ギリギリのタイミングで勝ち上がっての出世でしたから、悔しさよりも嬉しさが勝りましたね。
1戦0勝、2歳夏に両前脚屈腱炎で引退したアステリックスの初仔がアエロリット。
サンデーでの募集価格は実に1400万円、可処分所得が一番高かった時代でしたから、ここで入会していれば、どんな一口ライフにその後なっていたか…あまり想像出来ませんが、その世界線を見てみたかった気持ちもありますね。
それ以降、牝馬が繁殖に上がることも極端に少なくなりましたが、2018年から数世代、意識的に良血、好配合牝馬に意識的に出資し続けた結果、サーマルウインド、サーマルソアリング、ヴィルトブリーゼ、ラヴォルタが(ルージュエクレールはノーザンFではなく伏木田牧場で繋養されており、東サラとの関係は不明です。)無事繁殖入りしてくれており、現役でも、フルレゾン、ルージュアベリア、ブルージュと、繁殖としても楽しみな馬が揃いつつあります。
ずっと続いていた重賞勝ちも、OP勝ちも途絶え、今年は3勝クラスさえ勝てませんでしたが、数年後からは、順調なら彼女等の産駒が募集されるでしょうから、自身の還暦に向けては、彼女等の仔たちと一口ライフを楽しむ時間が増えそうです。
MAX19頭まで増えた出資馬も現在稼働9頭、来年は12頭開始と、一口ライフ終活に向けて半数近くまで減らすことが出来ましたので、ここからは細く、出来れば少しでも長く、この趣味が続けられたら嬉しいですし、あの頃の熱量を思い出す様な名馬と、また出会える日を、今は静かに待ちたいと思います。



