振り返れば、と言ってもどこから振り返ればよいだろうか。
まだコロナ中、終わりが見えず、大人も子どもも随分と我慢していたころ。
ピークの合間に、ふと。
子どもと旅行に行こうと思いついた。子ども3人も私1人。私にとって冒険だった。
1番下が保育園児、上2人が小学生とはいえ、まだ低学年。旅行のときはいつも夫がいた。夫とは普段休みが合わない。夫と一緒の休みを待っていたら、今度はコロナの感染者数がどうなるか分からない。
子どもとのおでかけはあっても、泊まり旅行は初めて。そして、高速の運転は緊張した。そんなドキドキをもってしてでも行きたかった。今なら大丈夫。そう、自分と子どもたちに言い聞かせて一泊二日。
もちろん緊張はしたけど、気分転換になった。旅にトラブルはつきもの。それでも、とても楽しかった。子どもたちが少しずつ大きくなって、自分1人で子ども3人連れて行ける、という自信にもなった。
私の心の転機になった、旅がもう一つ。
たった2泊3日だったけど、大人も子どもも電子機器から遠ざかって、海、海、海。上手く言葉に表せないけど、心が弾けた。台風が近づいた海だったから、もちろん目はいつも以上に離せなかったけど、自然と触れ合って、たのしかった。
この夏の旅行が終わったとき、次の夏は、もっと長い間冒険したい、と感じるようになった。
普段生活している場所から離れて、生活してみたいと思った。
3人の子どもが同時に親の都合に合わせられる最後の夏かもしれない。このときは私にとって一生に一度。逃してはならないと思った。
3月いっぱいで仕事をやめ、フリーランスになった。夏の準備をしながら一学期をすごそうと思ったら、フリーランスの仕事も割と忙しく、そして、私の決断力のなさから、なかなか滞在先が決まらなかった。
紆余曲折あり、人生の夏休み、その1とその2で過ごすことになった。
待ちに待った、その1の夏休み。今日から出発です。

