昨晩 妹さんからの報告を受けたあと、だんなは寝付けなかった。
仕事がとても忙しい。
責任もある。
だけど…
私は、女っぽくて浅はかだけど、
だんなに提案した。
明日、職場に行って、皆に正直な状況を説明する。
そして、各業務について、必ず即代行がきくようにリスケする。
とにかく、職場には仲間たちがいてくれて、代わりの人がいる、絶対に。
でも、
おとうさんはたった一人しかいない。
だから、何でも一人で抱えずに、周りに甘えたらどうかと。
誰かに甘えるのがすごくすごく苦手で。
いつもいつもがんばっている。だんなは、黙りこくって、考えていた。
午前中、電話があって
皆が快く協力すると言ってくれた…と
悩みの種だった海外出張も、チェンジしてもらえるかもしれない!と
ほっとした声で報告してくれた。
皆さま
ありがとうございます。
主人は、きっとそのお気遣いに応えます。
心から 感謝いたします。
だんなの父のがんは相当にすすみ、
完全に宿主より強くなってしまった。
今、
電話が鳴ってもおかしくない状況。
一昨日 娘さんの前で食べた一口が
二日ぶりの食事だったそうだ。
おとうさんがんばっている。生きている姿見せている。
土曜日が66歳の誕生日。
だんなが手紙を書くと言うので、ICレコーダーに録音してはどうかと提案する。
早速電機屋で買ってくる。
聴覚は最期まで生きていると聞いたことがある…
読めなくても、見えなくても、話せなくても。
聴いて、
私たちの声。
だんなの妹さんが
実家に帰っている。
年に数回、里帰りする程度だった彼女が
何度も
何度も
時間をつくって、帰っている。
弱り切った父親の姿を受け容れきれず
とっても落ち込んで、どうしたらいいかわからなくて
だけど一生懸命
帰って、そばにいる。
だから もう一度恋をして
女性として幸せになってほしい。それもきっと、おとうさんの願いだから。
私の父は、とても元気だけれど
いつまでそばにいてくれるだろう?
世界で最も私を愛しているのは
父が隠れるまで
ずっとずっと父だろう。
その次が母で
そのあとはじめて だんながトップに立てる気がする。
「お父さん」 って、すごい。
「親」 って、ありがたい。
幸せに 送りだしてやりたい・・・