毎日の寝かしつけで時々歌う子守唄。
最近はスマホでオルゴールをかけることも多いのですが、やっぱり母の声に安心してくれることもあるようです。
妊娠する前は、日本には美しい季節の童謡がたくさんあるのだから色々歌ってあげたいなぁなんて思っていたのですが、そんな余裕がないまま春と夏が過ぎていきました…。
知ってる子守唄といえば、定番のシューベルトの子守唄(♪眠れ〜眠れ〜母の胸に〜)やかつて習っていた声楽で歌ったブラームスの子守唄(♪ねむれ〜よあこ〜)くらいでした。
が、GCUに入院していた時の話。
部屋に置いてあるネムリラから音楽がランダムに流れているのですが、讃美歌312番(♪慈しみ深き〜と〜もなるイエスは〜)が聞こえてくるので、これって子守唄のくくりなのかなぁとかぼんやり考えていたら、ある曲が流れたときに胸がきゅーっと締め付けられる不思議な感覚になりました。
あれ、この曲なんだっけ?
なんの曲だっけ?
としばらく考えたのですが思い出せず。
ぼんやり浮かんだワードが「カナリヤの歌」だけど、検索してもそんなタイトルの童謡は見つからなくて。
鼻歌から曲を探してくれるアプリのおかげで「ゆりかごのうた」であることが判明!
どこでこの曲を聞いたのか本当に謎で。
声楽でやったかなぁ…そんな記憶ないんだけどなぁ…?
と思いつつもお気に入りなので、息子にはこればかり歌っていました。
そしてこの夏。
実家に帰省していた際、お風呂上がりに寝室に入ると母が息子を抱っこしながら「ゆりかごのうた」を歌っているではありませんか
心の底から驚きました。
母が歌っているところなんて初めて見たかもしれない、というほど歌っている姿が記憶にありません。
もしかして、母が赤ちゃんの私や妹に歌っていたのを覚えていたのでしょうか…。
あまりにびっくりして怖くなり、そのことを母にも夫にも言えずに今日まで心の中にしまっていました笑。
ちなみに、一番古い記憶は3つ下の妹を妊娠しているお腹の大きな母の姿です
答えは知っているのに「ねえねえ〜この中にはなにがいるの〜?」って父と母に聞いたのを覚えています。
聞くと両親がよろこぶのでわざと聞いた記憶。
もしかしたら息子も今の日々をいつまでも覚えていてくれるかもしれない。
そう思うと身が引き締まる思いなのでした
生後半年頃の記憶がある人をちらほら知っているので、本当に…