出産についてもろもろ書きたかったことがあったはずなのに、毎日の生活に必死でいろんなことを忘れていきます…。
忘れないうちにお金の話。
産院について
セミオープンシステムを利用し、妊娠初期から妊婦健診は町のクリニックで、後期から分娩は産院でと2つの病院にかかりました。
産前の入院から赤さんの退院まで、ひと月あまりお世話になった産院は、東京に12ある「総合周産期母子医療センター」のひとつです。
最初から周産期センターにしよう!と意気込んで選んだわけではなく…
高齢出産だし何かあったときにNICUがあると安心かな、ということ。
自宅からタクシーで15分以内に到着できるところ。
そして何より出産費用で……
近くの大学病院や大きな病院だと80万〜100万コースなんです。
御三家じゃありませんよ…順天堂、聖母、東大病院などなど…。
当初、無痛分娩を希望していたので上記の金額にプラス約15万円がかかります。
出産育児一時金の50万円があったとしても、同じくらいの金額を自己負担しなければいけない…。
産むことに50万使うなら、教育や別のことにかけてあげたい…と思ってしまったので、無痛は諦めて一時金とほぼ同額で産める都立病院を選択しました。
出産に関しては安かろう悪かろうなんてことなく、むしろ大きな周産期センターを選んだおかげでさまざまなトラブルに対応してもらえました。
NICUがある病院だから生まれたばかりの赤さんと離れ離れになることもなく、毎日好きなだけ面会に行くことができました。
ひと月の病院滞在中、赤さんだけNICUに運ばれてくるケース、旅行先で出産してしまったケース、産院は別の予定だけどトラブルで入院しているケースなど、いろいろな人を見ました。
アラフォーでの初産、大きな病院を最初から選んでおいて私は正解だったと思っています。
豪華なご飯も、ReFaのドライヤーもありませんでしたが笑
本当にみなさんによくしてもらえて大満足です。
ただし出産費用が安い分、外国籍の人もとても多いです。
20人くらいの人と同室になりましたが、体感三分の一が外国籍の人でした。
ベトナム、ミャンマー、中華系の人たちだったかな。
外来ではヒジャブを巻いている人もいたのでマレー系かな。とにかくアジア圏の人が多かったです。
またお世話になることがあれば、次は個室にしたいなと思います
そうそう、都立病院なので、いろいろと自分で持ち込まないといけません。
パジャマ、産褥ナプキン、アメニティ、赤さんのおむつももらえるのは1パックだけなので、通常の入院でも最後は自分で持ち込む必要がありました。
食事はごくごく普通の質素な病院食です。
お祝い膳は豪華でしたよ。
入院当初はあまりに質素で文句を言っていましたが、今となってはあの粗食が恋しいです。
毎食180gも白米が出るのになぜか完食しても痩せていく…。
カロリー計算とか献立とか、かなり勉強になりました。
入院と出産費用について
一度目の入院で10日間入ったMFICU(母体胎児集中治療室)の入院費用(自己負担額)は約22万円でした。
MFICUの入院費は高額と聞き、私自身も当時検索魔になったので残しておきます。
会社の経理さんに連絡して限度額適用認定証を発行してもらい(マイナ保険証があれば手続き不要)、自己負担額は半分ほどになりました。
そこからさらに加入している共済に申請し、最終的には数万円程度の支払いですむことに。
妊娠前に少額でも保険に加入していて本当によかったです。
初回がそれだったので、2回目の入院(10日間)&出産はいったいどういう計算になるのだろう…と慄いていたのですが、退院の日に精算してびっくり。
なんと42万円程度でした。
限度額適用と赤さんの入院でそんな計算になったそうです。。
(いまだによくわかっていない)
8万円も戻ってくるなんてうれしい!と浮かれていたのですが、これまたびっくり。
なんとこの戻ってくるお金にも所得税が差し引かれるのです。
そんなことある……?
得したんだか損したんだかよくわからない感じになりました。
ちなみに、赤さんの入院費は10日間で約90万円。
健康保険証&子ども医療証が発行されるまで支払いは保留にしてくださり、この2つが手元に届いてから精算をしに再び病院に行きました。
子どもの保険診療自己負担分(3割分)は区が全額負担してくれるため、私たちが支払ったのは食事代の約1万円のみ。
ありがたい制度です🙏
今まで税金を支払うばかりのシングルでしたが、こうやって恩恵に預かると払ってきた甲斐があるというか。
ちゃんと使われるべきところに使って欲しいですけどね。
妊娠初期からかかった費用を…と思ったのですが、そこまでは手がまわらなかったので割愛。
ただ、クリニックは毎回5000円くらいかかったのに、産院の健診は数百円でした
妊娠出産にかかわるお金事情は今後大きく変わりそうですが、2024年の春の時点ではこんな感じでした。
保険診療にするだとか、都知事選では無痛分娩の助成金なども公約にあがっていますね。
次の妊娠出産があるとしたら、その時どうなっていることやら。