早いもので22wです。

 

 

いつもはただただ成長をよろこぶ週数の経過ですが、今回は妊娠管理アプリを通して「妊娠22週」の重みを感じました。

 

 

初めての妊娠。

改めて知らないことがたくさんありました。

 

 

 

一つは、人工妊娠中絶は21w6dまでということ。

22w0d以降は手術を受けることができません。

 

「望まない妊娠だったにも関わらず、誰にも相談できずに手術を受けられない週数まで経ってしまった」

 

悲しいですが、よく耳にするこの話。

 

私にとって22週までの時間は長すぎる道のりでした。

体調の変化にただただ翻弄されて、今までの生活が送れなくなる日々。

 

この5カ月間(実質の妊娠している期間)があっという間に過ぎてしまう…?

人によってつわりや体調の変化は違うとはいえ、「あっという間」なわけがないと思うのです。

それを、変わっていく体を隠して一人で抱え込んで悩み続けるつらさ……。

想像しただけで胸が痛いです。

 

緊急避妊薬の試験販売がスタートしましたが、必要な人にもっとアクセスしやすいしくみが整備されることを願ってやみません。

 

 

 

 

もう一つは、22週以降の早産について。

現在の医療の力を借りれば、22週になると母体から出ても生存できる可能性が高いということ。

500gの壁、1,000gの壁とはいうけれど、いざ自分が22週を迎えてみて

 

「もう産んでしまえるの?」

 

という事実に驚きます。

まだまだ生まれるのは先、あと4カ月は一緒にいるものと思い込んでいるので、もしも赤さんに何かあって来週にでも生まれてしまったら、私は母になれるのだろうか、その覚悟はあるのだろうか……。

 

妊娠がわかった瞬間から、うれしい気持ちと一緒にずっと隣り合わせにいる「もしかしすると何か起こるかもしれない」というざらざらとした不安。

もしかしたら、流産するかもしれない、死産するかもしれない、赤さんんが疾患を持っているかもしれない。

万が一のことが起きたら、私が命を失うかもしれない。

 

 

果たしてそれを全て受け入れることができるのか。

もしもその時がきたら、親として受け入れるしかないのだけれど。

でもどこかで「自分には関係のない遠いこと」にしておきたいから、ありえるかもしれないその未来にフタをして見ないふりをしようとしているのも事実。

 

でも、切迫早産なんていつ誰に起こるかわからないわけで、いよいよその「かもしれない未来」が近くなったのだと急に怖くなりました。

 

 

アメブロをはじめとするSNSを見ていたら、23週で生まれてきた赤さんや26週で生まれてきた赤さん、30週を切って生まれたお子をたくさん目にします。

 

たくさんの手術を乗り越えて大きく成長している子。

今も疾患を抱えながら頑張っている子。

今日も命をつないでいる子。

 

赤さんの生命力と、それに立ち向かうお母さんお父さんたちを思うと熱いものが込み上げてきます。

 

 

妊娠週数の経過とともに、少しずつ母になる心の準備、子どもを持つことの覚悟を重ねていると実感していますが、より現実味を増してきました。

 

もしかしたら、あと4カ月もないかもしれない。

心に留めておかなければと思います。