同窓会☆ ぱいれーつの恋!? | ぱいれーつかあさん☆彡羅針盤はマヤ暦!

同窓会☆ ぱいれーつの恋!?

 

目を閉じれば浮かんでくる・・・・・。

あなたの澄んだ優しい瞳・・・。 あなたのきらきらと光る まぶしい笑顔・・・・・。

 

 

 

 

メンズ雑誌から飛び出してきたような好青年キラキラキラキラキラキラ

 

 

 

5月の風のようにさわやか。

長身で くどくない甘いマスク。

 

 

 

 

 

 

彼氏がいる子もいない子も 

何気にみんな 彼のファンだった。

 

 

 

 

つまり 我が高校のトップアイドルドキドキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰に対しても穏やかでやわらか。

イケメンなのに全く飾らず気取らない。

 

 

そして どこかちょっと天然が入っているキャラクターも みんなに愛されていた。

 

 

 

そんな彼は 女子だけでなく男子からも とてもとても愛されていた!

 


 

人は皆 彼を 「さ・わ・や・かA氏キラキラキラキラキラキラと呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

A氏は あまりにもまぶしすぎた。

 

 

彼に直接近づくことなど 決して許されない。

 

 

 

『A氏は アイドル みんなのもの』

 

という暗黙?のルール。

実際のところは われわれにはわからない。

彼の本心も含めて・・・。

 

 

 

 

だが 遠くからみつめて

「A氏!A氏!」ときゃいきゃい騒ぐ。

 

それが この上なく楽しかった。 

 

 

 

 

 

 

それこそ 席が近くになろうものなら

 

 

 

 

 

うっとり~ドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

 

彼の厚く大きな背中をみては

鼻血をおさえるのが 大変だった私・・・。

 

 

 

 

 

 

そんな私の友達。

いつも一緒のK美ちゃん。

小柄で おしゃれで とってもキュート。

 

 

 

でも いざしゃべりだすと機関銃!!

息継ぎ一回で5分は持つ弾丸トークメラメラメラメラメラメラ

私も勝てない。

 

まさに 黙っていればいいのにあせるあせるあせる

の典型的な女の子。

 

 

 

 

そんなK美ちゃんとの帰り道

 

 

「A氏 かっこいいよねぇ~ラブラブ

 「ほんと かっこいいよねぇ~ラブラブ

 

 

 

 

二人ともA氏を思うだけで胸がドキドキし 口元がゆるむ。

A氏の話をするだけで おかずなしでご飯3杯はいける私達。

 

 

 

 

 

でもいつも どちらかともなく口をつく。

 

ねぇっ!もし A氏に彼女ができたら どうする??

ねぇねぇ A氏が結婚しちゃったら!?

子どもなんかできちゃったら!!??

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

うぅぅ~ うぅぅ~ うぅぅ~

 



焼き討ちだっ!

 

 

 

 

 

 

本気で?? こんなことを叫んでいた我ら二人。

 

 

 

 

さわやかA氏は みんなのもの。

 

 

誰か一人のものになっては いけないのだっビックリマークビックリマークビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

そして 20年の時を経て同窓会・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

K美ちゃんと私は犯罪者にならず 同じ年の差の子を持つ2児の母に。

そして 公共のアイドルA氏は今や3児のパパになっていた。

「よっ とっティー!!」

 

 

 

 

 

ちょっと ふっくらしたけれど相変わらず さわやかなA氏。

 

 

 

 

 

 

 

そんなA氏が 突然こんな言葉を口にした。

「おれさ いつも とっティーのこと思いだしてたんだよ・・・」

 

 

 

 

 

えっ??

あなたが私のことを思ってくれていたの?

 

 

 

 

 

高まる胸の鼓動・・・ドキドキドキドキドキドキ

 

 

 

 

 

 

あなたが私のことを思いだしてくれていたなんて・・・。

 

 

ごめんなさい!

私は子育てに一心不乱で あなたの笑顔すら忘れてしまった日々だった。

 

でもあなたは そんな私をいつまでも忘れずに思ってくれていたのねっ!

 

 

 

 

だめよっ だめっ!もう遅いわっ!

 

 

 

 

 

 

私は人妻よっ!!

 

あなただって 奥さんも子どももいるわっ!

お互いに守るべき大切なものが あるじゃないの!!

 

 

 

 

 

 

 

深呼吸・・・ 深呼吸・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だいじょうぶ。

私はもう大人の女よ。

 

 

 

あなたがどんなことをいっても 笑ってさらりと交わせるだけの

すべを持ってるの。

そうわたしは 大人の女なのよ・・・

 

 

 

そうなの・・・。私を思い出してくれていたのね・・・・。

 

 

 

 

どうぞ 『つ・づ・き』を・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 彼はまっすぐ私をみて続けた・・・。

「そうそう 日曜日の夕方

自分の子ども達とテレビ見るたびに思いだしてたんだ。」

 

 

 

 

 

えっ??テレビみて私を??

 

 

 

 

 

 

 

 

何?何?何??

どういうことよっ!??

 

 

 

 

 

 


 

ちびまるこちゃんて とっティーみたいだよね。 

同じ次女だしとっても似てる!」

 

 

 

 

 

 

えっ?ちびまるこ??

私って あなたにとってちびまるこなわけ!?

 



あぁぁぁぁ~!

 

 

 

 

 

完全ノックアウトKO!

 

 

3秒で夢の妄想は崩れた・・・。

 

 

 

 

 

私を失神状態にさせた張本人は

昔と変わらない

屈託のないさわやかな笑顔で私を見ていた。



 

 


A氏 そりゃないよ~。

 

本物のまるこが 私のわきで叫んだ気がした・・・。

 

 

 

 

 

 

とっティー 同窓会の恋?

これにて完結!

 

 

 

 

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