鼻から昔話
息子に 何度となくきかされている話がある。
ぼくが・・・・
こーんな顔 とかねぇ~
鼻から牛乳出したんだよぉ~。」
彼にとっての武勇伝。
よっぽどうけをとったことが嬉しかったらしく、
何度も何度もくり返しこの話をする。
給食を食べずに、人を笑わせることに夢中になる息子・・・・。
やはり 血は水より濃い。
子ども達の日々の出来事から 昔の自分がフラッシュバックする・・・・。
思い出したくない あの過去も・・・・。
とっティー中学生時代・・・・
私はひとつの使命感を持ち生きていた。
それは・・・
人を笑わせること
この使命感?を持つに至った背景には またいろいろとあるのだが
ここでは 省略させていただく。(別にききたくないって??)
とにかく楽しければいい。
面白おかしく生きられればいい。
授業の発表でも正解の答えをいうことより、
どうすれば
何を言えばウケがねらえるか??
そんなことばかり真剣に考えているような中学生女子だった。
そう、だって私は前世アラブの毛むくじゃらパイレーツ。
鑑定してくれた人が ゲラゲラ笑いながら
「あなたは言葉も通じない世界中の港の酒場で
豪快に飲んでワイワイやってたのよぉ~。
子どもから お年寄りまで みんなとワイワイなのっ!」
そう私に伝えてくれた。
キューティーN子。
今でいうAKB48。
おにゃんこが席捲していたこの時代。(また世代がっ!)
どうすれば男の子の気をひくか?
それをすべて熟知しているN子。
男の前でブリブリな子は
かなりの割合で性格ブスが多く、
同性からは嫌われる。
なかばやっかみもあるのだが、キューティーN子はちょっと違う。
ブリブリだが
性格的に裏のないカラリとしたN子が私も好きだった。
そんなN子と給食が同じ班。
N子を笑わせることに夢中な私の弾丸トーク。
「やだぁ とっティー!!」
けらけら笑うキューティーN子。
どうやらつぼに入ってしまったらしく
笑いがとまらず
真っ赤な顔をして苦しみだし 吹き出した
キューティーの鼻から
ひとすじの牛乳・・・・。
誰もが見逃さなかった。
あの
あのキューティーN子の鼻から ぎゅうにゅ~!!
班でのこの一件が
クラス全体を
半べそ状態で流し場に走ったN子。
その後どうなったかって??
いつもの場所。
いつもの放課後呼び出し。
当時の私の担任は教職2年目。
その年、
初めて自分のクラスをもった いかちゃん。
いかちゃんはブリブリ系女子大生あがり。
高いヒールをはき、いつもカツカツ歩いている。
中学校の女教師には珍しく体中にアクセサリー。
これだけおしゃれ?に気をつかっているくせに
なぜかストッキングから いつもすね毛がはみ出していた。
私がそれを発見し、
“さきいか”のようなすね毛だったことから
‘いかちゃん” と命名したのだ。
1年8組。
今でいう学級崩壊寸前のクラスだった。
私はそこでいつもの呼び出しをうけた。
とっティー!!!
N子ちゃんは あんな子じゃなかった。
きちんと給食を食べる子だったのに、
あなたが
あなたがへんなことするから
N子ちゃんがひどい目にあって
みんな給食どころじゃなくなってて
クラスの片付けも遅くなったのよっ!!」
と怒り爆発!
なんで わたしばっかり怒るんだっ??
もっとやってやる
めらめらと火がついた。
これが今でいう あの?
「鼻から牛乳事件」ぜよ。
この時の私は
この先 いかちゃんに心から謝罪する日がくることなど夢にも思わなかった。
中学を卒業し数年後
いかちゃんと再会した。
「あの頃あなたがこわかった。
あなたが
あの落ち着きのないクラスを先導しているように思えちゃったのよねぇ~。
私も若かったから・・・」
学級崩壊の元凶と思われていた私と
いかちゃんのつきあいは今でも続いている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(この記事2010年。
この時はまだ自分が中学校の先生だったことをカミングアウトしてないのよね~
教育実習に入る前だったっけか??
12歳の私が21歳。
この時 心構え等イカちゃんに聞きにいったわけよ。一緒にご飯食べたなぁ~
まさか自分が先生になるなんて思ってなかったからね
謝罪しまくりですわ~(笑))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日の鼻から・・・ いろいろ思い出しました。
なんで 謝罪したかって??
この続きは 先々ゆっくりしていきます。
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昨日は さわやかな秋晴れのもと
ちょっぴり早い みーの七五三のお参りにいってきました。
今日は かなり寝坊してしまい バタバタ!
昨日の朝、今日の記事の9割しあげていたので なんとか間に合いました
そろそろまた 夜泣きに苦しむママに捧げるシリーズ そして男シリーズを更新する予定です。
お楽しみに!