期待と不安の両方の面で注目しているのがＴｉｍ Ｔｅｂｏｗ(ティム・ティーボウ)選手。
＊Ｐｒｏｆｉｌｅ＊
Ｎａｍｅ：Ｔｉｍ Ｔｉｂｏｗ
Ｔｅｍｅ：Ｆｌｏｒｉｄａ Ｇａｔｏｒｓ Ｎｏ．１５
Ｐｏｓｉｔｉｏｎ：Ｑｕａｒｔｅｒｂａｃｋ
Ｂｉｒｔｈ Ｄａｔｅ：Ａｕｇｕｓｔ １４，１９８７（Ｐｌａｃｅ：Ｍａｎｉｌａ，Ｐｈｉｌｉｐｐｉｎｅｓ）
Ａｇｅ：２２
Ｈｅｉｇｈｔ：６－３（１９１ｃｍ）
Ｗｅｉｇｈｔ：２４５（１１０ｋｇ）
プロフィールはこの辺にしときまして本題へ
彼は“左利きのＱＢ”だ。“左利きＱＢ”はＮＦＬで大成しないというジンクスがあるからだ。
彼のガレッジでの成績はというと、史上初めて大学２年生時にハインズマントロフィー(大学最優秀選手賞)を受賞し、フロリダ大を２度全米チャンピオンに導いている。
そして今シーズン、フロリダ大の４年生となったティーボウが、２度目のハインズマンを受賞できるかが、大きな注目を浴びている。達成すれば、１９７４年、７５年に連続受賞した偉大なＲＢアーチー・グリフィン(オハイオ州立大)以来、ガレッジフットボール史上２人目の偉業となる。
能力や実績だけをみると、２０１０年のＮＦＬ Ｄｒａｆｔでトップ３は確実かと。
だが、ＮＦＬスカウトは、彼がＮＦＬでも活躍できる力を持っているかはまだ懐疑的なのだそうだ。なぜなら、ティーボウが“左利き”のＱＢだからだ。
ガレッジ時代に活躍したレフティーＱＢが、ＮＦＬでも活躍した例は少なく、ＮＦＬで５０試合以上出場した左利きＱＢはわずか１２人しかいないということ。
そしてスカウトの評価は｢正直､ティーボウの利き腕がどちらかはあまり気にならない｡それよりも､ＱＢとしてパスモーションの大きさやリリースの速さが重要なんだ｡なぜなら､彼のパス能力は､ラッシュ能力が高いがゆえにパス成功率が上がっていると我々は分析している｡ティーボウの優れたラッシング能力はカレッジ界でトップクラスであっても､ＮＦＬではほとんど通用しなくなる｡我々(スカウト)は､彼がＮＦＬで通用するパス能力があるかを見極めないといけない｣というものだ。
最後にＮＦＬで左利きが苦しむ主な要因とされるのが、左利きのＱＢが“コーディネーター泣かせ”であるということ。簡単に言えば、アメリカンフットボールのオフェンスは基本的に右利きＱＢの為に全てのプレイがデザインされているスポーツだからだ。
さらに、受けてとなるレシーバー陣にも大きなアジャスメントを強いられる。特にロングパスは、ボールの回転が反対になること。そのことに違和感を感じるレシーバーも多いのだという。
果たして、最終学年を迎えたティーボウが、課題であるパッシング能力の向上とさらなるレベルアップをし、ＮＣＡＡ史上２人目のハインズマントロフィーを受賞できるのか期待したいですねー。
Ａｄｉｅｕ
＊Ｐｒｏｆｉｌｅ＊
Ｎａｍｅ：Ｔｉｍ Ｔｉｂｏｗ
Ｔｅｍｅ：Ｆｌｏｒｉｄａ Ｇａｔｏｒｓ Ｎｏ．１５
Ｐｏｓｉｔｉｏｎ：Ｑｕａｒｔｅｒｂａｃｋ
Ｂｉｒｔｈ Ｄａｔｅ：Ａｕｇｕｓｔ １４，１９８７（Ｐｌａｃｅ：Ｍａｎｉｌａ，Ｐｈｉｌｉｐｐｉｎｅｓ）
Ａｇｅ：２２
Ｈｅｉｇｈｔ：６－３（１９１ｃｍ）
Ｗｅｉｇｈｔ：２４５（１１０ｋｇ）
プロフィールはこの辺にしときまして本題へ
彼は“左利きのＱＢ”だ。“左利きＱＢ”はＮＦＬで大成しないというジンクスがあるからだ。
彼のガレッジでの成績はというと、史上初めて大学２年生時にハインズマントロフィー(大学最優秀選手賞)を受賞し、フロリダ大を２度全米チャンピオンに導いている。
そして今シーズン、フロリダ大の４年生となったティーボウが、２度目のハインズマンを受賞できるかが、大きな注目を浴びている。達成すれば、１９７４年、７５年に連続受賞した偉大なＲＢアーチー・グリフィン(オハイオ州立大)以来、ガレッジフットボール史上２人目の偉業となる。
能力や実績だけをみると、２０１０年のＮＦＬ Ｄｒａｆｔでトップ３は確実かと。
だが、ＮＦＬスカウトは、彼がＮＦＬでも活躍できる力を持っているかはまだ懐疑的なのだそうだ。なぜなら、ティーボウが“左利き”のＱＢだからだ。
ガレッジ時代に活躍したレフティーＱＢが、ＮＦＬでも活躍した例は少なく、ＮＦＬで５０試合以上出場した左利きＱＢはわずか１２人しかいないということ。
そしてスカウトの評価は｢正直､ティーボウの利き腕がどちらかはあまり気にならない｡それよりも､ＱＢとしてパスモーションの大きさやリリースの速さが重要なんだ｡なぜなら､彼のパス能力は､ラッシュ能力が高いがゆえにパス成功率が上がっていると我々は分析している｡ティーボウの優れたラッシング能力はカレッジ界でトップクラスであっても､ＮＦＬではほとんど通用しなくなる｡我々(スカウト)は､彼がＮＦＬで通用するパス能力があるかを見極めないといけない｣というものだ。
最後にＮＦＬで左利きが苦しむ主な要因とされるのが、左利きのＱＢが“コーディネーター泣かせ”であるということ。簡単に言えば、アメリカンフットボールのオフェンスは基本的に右利きＱＢの為に全てのプレイがデザインされているスポーツだからだ。
さらに、受けてとなるレシーバー陣にも大きなアジャスメントを強いられる。特にロングパスは、ボールの回転が反対になること。そのことに違和感を感じるレシーバーも多いのだという。
果たして、最終学年を迎えたティーボウが、課題であるパッシング能力の向上とさらなるレベルアップをし、ＮＣＡＡ史上２人目のハインズマントロフィーを受賞できるのか期待したいですねー。
Ａｄｉｅｕ