テニスのグランドスラムであるUS Open(USA/New York)は大会15日目の14日、男子シングルス決勝が行われ、第6シードのフアン・マルティン・デル=ポトロ(ARG)が第1シードで今大会5連覇中のロジャー・フェデラー(SWI)を3-6,7-6(7-5),4-6,7-6(7-4),6-2のフルセットで下し、初のグランドスラム制覇を成し遂げました
今大会6連覇となる通算16個目のグランドスラムタイトルまで、フェデラーは後2ポイントまで迫りながらも、トロフィーを手にすることはできませんでしたね
試合後のインタビューでフェデラーは「この信じられない大会のお祝いをフアン・マルティンに送りたい。僕も満足はしていますが、彼がベストでした。」と、自分より7歳も年下のチャンピオンに祝辞を述べてましたね。
フェデラーの敗因は、普段は冷静さを保つ選手が、この試合では審判の判定に対し激しく抗議したことですかねー。
「結局、あのポイントで試合を犠牲にしてしまった。」と、後悔しているようですし。
表彰式でデル=ポトロは「夢を見るならば、一つはUS Openで優勝することで、もう一つはロジャーのようになることでした。その一つが達成できました。」
「あなたのようになるためにたくさん練習が必要です。最後のポイントまで戦い抜いたあなたに賛辞をおくります。」と、フェデラーの方を見て言っていましたね
4時間6分にも及び、1999年以来となるフルセットマッチとなった試合を制したデル=ポトロは、1977年のG.ビラス(ARG)以来のアルゼンチン人チャンピオンになると共に、今大会史上5番目の若さでタイトルを獲得したとのこと。
最後はフェデラーが今までに成し遂げてきた記録が止まったことについて触れておきましょう
まず、グランドスラム決勝で初めてラファエル・ナダル(SPA)以外の相手に敗戦を喫したこと。
今大会の連勝記録が40で止まったこと。
グランドスラム34試合で33勝を挙げていましたが、ストップしたこと。
ランキングベスト5外の選手に敗れたのも初めて?のことらしいです。
Adieu