パーソナルスタイリスト&英語講師・翻訳家のKurumiです
ファッションでも英語でもなく、全く関係のない話です。
私の祖父は大正15年生まれ、93歳の書道家です。
10歳のころから書道を始めたということなので(確か)、書道歴83年です!!!
うちは、もともと農家で、特に祖父の時代は戦後貧しい中、一生懸命頑張って働いてきたそう。
超がつくほど真面目な祖父の趣味が習字。
書道に関しては師範の免許も持っており、だからといって人に教えたりはしていなかったのですが、今でもコツコツと習字を書いています。
とはいっても93歳。
庭仕事ができない雨の日と、体調がまぁまぁ良くて手が痛くない日に何枚も書きためています。
祖父の書道の書いている内容がおもしろくて(俳句やちょっと皮肉を含んだこととか、いわゆる心の俳句)、せっかくならと思い、私は祖父の書道家としてのインスタグラムを開設しました。
(@gendo_shodo)
「93歳大正生まれ書道家」のプロフィールがうけたのか(?)、毎日1作品ぐらいしか投稿しないのですが、あれよあれよとフォロワーが増え、あっという間に600人を軽く超え始める。。。
まだ初めて半年程度しか経っていないのですが、3年以上やっている私のインスタのフォロワーを軽く超えそうな勢い・・・笑
ちゃんとプロフィールには、”孫娘が管理しています”と書いていますが、人はトップページの写真しか見ないのか、93歳の大ベテランがアカウント管理していると思われ、たまに海外の方からも問い合わせが来ます。
(私が英語でプロフィールを書くからだけどw)
この前はアメリカ人の方から、
「日本の掛け軸を買ったけど、上か下か分からない。この向きでいいの?」とか、
「日本文化に興味があり、”能面”が描いてある絵を買った。このdemon(デーモン・鬼)は一体何を意味しているの?」とか。
私もつい日本文化に興味を持つ海外の方の助けになりたくて、インターネットで、掛け軸の能面は何を表しているのかとか、なぜ怒っている顔をしているのか、など調べて英語で送ってあげました。
(ちゃんと、”孫より”って書いたよ! 日本の高齢者は誰でも英語がぺらぺらと思われしまいますもんねw)
先日は、ウズベキスタンの青年から、
「生んでくれて、日本留学に来させてくれた母にメッセージ書きたいのですが、先生何かオススメの言葉ありますか?」と問われたのでw、
毎回毎回祖父に問い合わせている暇もなかったので、93歳になりすましw、オススメの日本語「有難う」とその有難うの語源を教えてあげました。
(私ってホントいい人!!!w)
そんな祖父のいつかの一言。
心に沁みたのでシェアします。
Kurumi