"setenv/getenv"コマンドは、AutoCADのレギュラー版(以下R版)には無く
LT専用のコマンドです。
ただし、R版・LT版にも存在する、システム変数が有ります。
それが、システム変数 "useri1~5/userr1~5" です。
ヘルプを参照すると・・・
USERI1~USERI5 は、整数の値を格納します。 USERR1~USERR5 は、実数の値を格納します。 |
■使用例
1)USERI1~USERI5
"setenv;to"の代わりに使用すると良いでしょう。
^C^C_useri5;0; |
2)USERR1~USERR5
面積や長さの値等、数値を格納する時に使用すると良いでしょう。
^C^C_area;o;\_userr5;$M=$(getvar,area); ^C^C_lengthen;\;_userr5;$M=$(getvar,perimeter); |
また、LTには使用出来ませんが、R版専用のシステム変数が有ります。
それは、"users1~5"です。
このシステム変数
USERS1~USERS5 は、文字列を格納します。 |
■使用例
3)USERS1~USERS5
座標値や文字等を格納させる時に使用すると良いでしょう。
^C^C_id;\_users5;$M=$(getvar,lastpoint); |
ちなみに・・・
"useri/userr/users"を呼出す場合は・・・
$(getvar,useri5) $(getvar,userr5) $(getvar,users5) |
ただし!!
このシステム変数は、R版でも使用出来ますが
アドオンソフト等が搭載されているCADの場合
アドオンソフトが、このユーザー変数を使っている場合がありますので
使用するには、注意が必要です。
その為、本来はあまり使用しないコトをお勧めします。
R版でも"setenv/getenv"が使用出来る様に
本サイトにて、"TdMacros"様の Lisp を紹介させて頂いてます。
こちらのページ を参照下さい。
それらを踏まえて、このシステム変数を使用すれば
R版にもLT版にも使えるマクロが作成可能ですので
覚えておくと良いでしょう。
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