こんにちは。スパかけです。
今回はサッカー選手に必要な体幹部(腹筋、お尻)の筋力について話していきます。
サッカー選手には体幹部の筋力がとても重要です。
個人的には下半身の筋力も重要なのではないかと考えています。
海外の選手は臀部が上向きに引きあがっていることが多くありますね。例えば、マンチェスターCに所属しているスターリング選手やリバプール所属のマネ選手などが代表的な例です。
ここから本題に入っていきます。
まずは体幹部の代表的な筋力と言っていい腹筋から紹介します。
腹筋には主に4種類あります。
腹直筋:体幹の屈曲
外腹斜筋:体幹の回旋
内腹斜筋:体幹の回旋補助
腹横筋:腹圧の維持
※ここには主な動きに絞って書いていますs。
この中で私が大切だと思っている筋肉は外腹斜筋と腹横筋です。
その理由を話していきます!
まずは外腹斜筋です。
外腹斜筋はアウターマッスルであり、体をひねる動作、回旋時に使われる筋肉です。
つまりサッカーには必須な筋肉と言っていいでしょう、
蹴る動作やターンをするときは必ず使われています。外腹斜筋を鍛えることによってキックやターンの姿勢やパフォーマンスが安定します。
何かができるようになるといった直接的に結果につながるような派手な筋肉ではありませんが、必ずプレーのパフォーマンス向上に結び付くのでしっかり鍛えていき必要があります。
次に腹横筋です。
腹横筋はインナーマッスルで腹圧を維持する役割があります。
腹圧を維持するということは呼吸ととても密接に関わっています。
つまり口や鼻のみで呼吸するのではなく、腹式呼吸を行うことによって鍛えることができます。
サッカーにはあまり関係がないのではないかと思われがちですが、有酸素運動での呼吸時に効果を発揮します。
また、インナーマッスルの役割は体の安定というものもありましたね。そのため体幹部の安定につながります。
少しここで骨盤の話をしたいと思います。
サッカー選手にとって骨盤の動きや向きはとても重要になってきます。
みなさんは自分の骨盤がどのような方向に向いているか考えたことがありますか?
実は日本人の大半の人は骨盤が後傾(後ろに傾く)していることを知っていますか?
しっかりとした理由はわかっていませんが、日本人は昔から床や地面に直接座ることが多かったため骨盤が後傾してしまったと考えられています。
サッカー選手にとっての良い骨盤の状態は前傾している状態です。
骨盤を前傾させるメリットは3つほどあります。
・股関節を屈曲(膝を引き上げる)動作が行いやすい
・腸腰筋が発達しやすい
・背筋が伸びて高重心になりやすい
腸腰筋とは股関節屈曲動作に関与する筋肉です。
腸腰筋は収縮するときに力を発揮します。
そのため走る動作で足を引き上げる、キック時の蹴り足を振るときに大いに効果を発揮します。
腸腰筋もサッカー選手が鍛える部位である考えられます。
また骨盤を前傾状態を妨げる筋肉もあります。それが腹直筋です。
極端に腹直筋が発達してしまうと骨盤が引っ張られ後傾してしまいます。
さらに猫背になりやすくなってしまいます。
腹直筋の筋トレはあまりおすすめできません......
上記の理由から骨盤を前傾させることはサッカー選手にとって必要条件であると考えられます。
最後は初めに紹介した臀部の筋肉についてです。
臀部には大きく分けて4つの部位があります。
大殿筋
中殿筋
小殿筋
深層外旋六筋
大殿筋:股関節の伸展
中殿筋:股関節の外転、内旋
小殿筋:股関節の外転、内旋
この3つの筋肉はアウターマッスルです。
特に大殿筋は大きな筋肉で爆発的な力が発揮できます。ハムストリングと共同するため、足が地面に接地した特に筋活動が大きくなります。
股関節の動きに密接に関わっているのでとても重要な筋肉です。
しかし私が最も重要だと感じているのはインナーマッスルである深層外旋六筋です。
主にこの筋肉はゴルフや野球のスイングなどで必要だと考えられています。
しかしは私はサッカーでも重要な役割を担っていると考えています。
↑画像を見てください。
ボールを奪おうとしている選手は股関節の外旋をしています。
よく考えてみると体同士の当たりではなく足を相手選手とボールの間に入れることによって体を入れますね。
足先行でボールを奪っているシーンが多いんです。
股関節の外旋に効果を発揮する筋肉は深層外旋六筋と腸腰筋が大半を占めています。
だからお尻の筋肉ではなく深層外旋六筋が重要なんです。
さらに深層外旋六筋はインナーマッスルであるので股関節の安定性が高まります。
腸腰筋と深層外旋六筋の筋トレやトレーニング方法は後日投稿します。
まとめ
骨盤前傾はサッカー選手にとってメリットが多い
臀部の最低限の筋力と深層外旋六筋を意識的に行う
腸腰筋を鍛えることによってスピードやキック力向上に効果がある。
最後まで読んでいただきありがとうございました。