2018年8月17日

直腸癌と巨大子宮筋腫

同時に全摘ロボット支援オペ。

(直腸癌はISR・子宮、卵巣も同時に全摘)


リンパ節に一個の転移で

直腸癌はステージIIIa

補助的抗がん剤 3ヶ月のゼロックス療法は

2018年12月19日終了。


現在、直腸癌オペ後の排便障害とお付き合い中。




ニコニコ2020年4月13日ニコニコ



コロナ騒動が続いています。


私の住む京都でも、日に日に感染者が増加。


お隣の大阪では非常事態宣言が出されてます。


そして大学病院の組織の中で

日々、医療と接する中で働く私は

日々、いやおうなく現実を見せつけられている。






1番怖いのは、医療崩壊です。


コロナ感染者の治療が出来ない事も怖いです。


でも、今、治療が必要な全ての人に、

キチンと医療行為が行えなくなる事も、同じくらい怖い。


大げさだ。

集団ヒステリーだ。

リスクの高い人だけが外出を自粛すれば良い。

うつるときには、うつる。

なる時にはなるから、その時考えよう。

経済活動が止まる事こそ問題だ。


いろんな意見が耳に入ってきますし、ネットなどでも見かけます。


わかります。

みんなそれぞれ生活がある。

自粛したくても出来ない人もたくさん居る。




でも考えてみてください。

想像してみてください。



もし今、交通事故にあったら?

もし今、心臓発作で倒れたら?

もし今、癌患者で手術が必要なら?

もし今、癌患者で抗がん剤治療が必要なら?


それが自分であっても、大切な人であっても、

今、日本の医療で出来うる限りの、

最善の治療を受けたいと願うのが、普通だと思います。


コロナで医療崩壊になってしまうと、

こういった他の病気や怪我の治療すら充分に出来なくなってしまうんです。


ベットが足りない。

オペの規制で、オペすら受けられない。

医療器機がない。

薬が足りない。

医療者の不足で危険すら察知してもらえない。


まさにこういった事が現実に起きてしまうんです。


自分や大切な人の命が危なくならないと、こういう危機に気づかないのでしょうか?



お金が必要なことは充分に分かっています。


でも今、1番、日本にとって大切なのは、

医療崩壊を防ぐことなんです。




感染しないこと。

感染させないこと。


今、自分に出来うる最大限の努力をするしかありません。




それでも感染してしまうかも知れない。

どんなに頑張っても、結果的に感染させてしまうかも知れない。


私だって今現在、感染していないなんて言い切れません。

無症状だけど、保菌者かも知れない。

検査を受けない限り、100パーセントの実証はありません。


だけど大切なのは、一人一人が努力する事です。

それしか無いのです。




この日本の素晴らしい医療のもと、

命を助けていただいた者として言いたい。


今、医療の力が必要な人達に

最大限に充分な治療を受けさせてあげてください。


それが癌サバイバーとしての、心からの願いです。







そして私達 癌サバイバーも、

救っていただいたこの命を、大切にしなければいけません。




苦しくても辛くても、癌と闘ってきた。

そしてこれからも闘っていく。

身体に残った障害と共に生きていく。



救っていただいた自分の命を大切にしましょう。

それが唯一できる恩返し。


そして周りの人の命を大切にしましょう。






今は会う事が愛情ではない。


会わない事が愛情の証なのだから。