令和元年最後の満月の夜、
私はビルの屋上でAとバトミントンをしていた
12月にしてはあたたかだった
「◯◯ー(私の名字) 後ろ向いて!今、月がとっても綺麗‼︎」
と叫んだので振り返ると絵の様な雲と満月が見えていた
初めて行ったスポッチャ、平日だったのでほとんど貸し切りだった
特に夜になると本当に人がいなくなってAと2人で野球、テニス、バスケ、ローラースケート、シューティング、アーチェリー……とやり放題遊んだ
バブルサッカー? アレ、おもしろい!
身長は同じだけど体重の重いAに何度もぶつかっては弾き返された。最後にお互い遠くから思いきり走ってぶつかって、コントのように両者弾き飛ばされ大笑いして終わった
30年ぶりにしたローラースケート……ショックだった。 全く滑れなくなっていた。しかも初めてローラースケートをしたAに手を繋いでもらう始末だ。。。
少し慣れてきたなと思ってたらコケた。思いっきり尻餅ついて後頭部直撃!
一瞬 「あ…。死んだ」て思ったわ(笑)
ゲームのコーナーもあって、
人気のないゲームコーナーの、やたら大きく賑やかな音楽はなかなか怖いもので……ファンハウスを彷彿する。
カップルがいた。ホッとした
カラオケもあり、マッサージチェアーもあり、オマケに漫画も沢山あって、気がつくとバスの時間が終わっていたので最寄駅まで30分歩いた。
Aとはこの1年半誰よりも一緒にいる時間が長い同僚で、
不思議な事にあまり話はしない。
だけどよく二人で一緒にご飯を食べたり、
お互い好きな事をしながらダラダラ過ごしている。
一回り以上歳が離れているけど私の事を年上だと1ミリも思っていない太々しいところも、性格の悪いところも嫌な部分もひっくるめてオモシロイなーと思う。……ま、向こうもそう思ってるんだろうけど(^ν^)
結局、私は終電に乗り遅れた。
雲一つない空の真上、それはそれは美しいコールドムーンを見ながら、バドミントンって可愛くないよな。バトミントンの方が絶対かわいいのになーとかAの自転車の後ろに乗ってそんな事を考えていた
一色の電飾がキレイだな(*^^*)