ひと月前の満月の日のこと
仕事を終えて駐輪場で帰ろうと自転車を方向転換した時
低い位置に大きくて黄色い満月があった
私の職場は町の真ん中にあるというのに、大工場の跡地なので360度空が見渡せるものすごく素敵でありがたい所にある
思わず一人歓喜し、それだけでは収まらず近くに誰かがいるようだったのでこの素晴らしさを共有したいと思った
運の悪いことに誰かは、私の事を毛嫌いしてるA氏だった
大きな月に興奮していたので、嫌われてるなどどうでもよくてA氏に声をかけた
私 「 すごいすごい!満月ですよー!!」
A氏 「・・・・・なにがですか 」
私 「めちゃ大きいじゃないですか~!すごい黄色ー!!」
A氏 「・・月は黄色でしょ・・・」
私 「えっ? すごいキレイじゃないですか~ 満月~~!!あ、Aさんも一緒に祈っときましょうー! (パンパンと手をたたき拝む) うわうわっ、キレーい」
A氏 「・・・・いつでも満月くらい見れるじゃないですか・・・なんでそんなにテンション高いんですか・・・」
私 「いや!今日死んだら最後の満月じゃないですか~ 満月ー↑↑!!(・・・すみません、この日やたらテンションあがってました。書いていても恥ずかしい、ごめんなさい)」
A氏 「私、目がぼやけているんで2,3重に見えてます」
私 「倍になっていいじゃないですか!」
A氏 「・・・・なんで、そんなにテンション高いんですか・・」
・・・てな会話を駐輪場でしてまして。
その後も何も変わらず距離も縮むことなく話もすることもなく、、、、
一昨日珍しくA氏に、言いたいことがあるんですと呼び止められた
「 明日の満月は一年で一番大きいスーパームーンらしいですよ!」と
・・・月に無関心だったはずでは・・?
「 へぇ・・・でも雨みたいじゃないですか、見れないですねー」
「 残念です 」と言いながらA氏は去っていった・・・
なんだか・・ お久しぶりでした!
やたら元気にしてました
今まで生きてきた自分が陰と静だとすると、この数か月人が変わったように陽と動でいました
そうすると、振っても逆立ちしても(逆立ちなんてできませんが)
なーんにも出てこなくて、文字一つ書くこともできなくて
今まで自分の内に内にと潜っていくことが普通だったのに、外に外に・・・
たくさん放った・・・という感じ
人に合わさずきた自分が、他人に合わしまっくたり振り回されること・・
自分が自分でなかったような時間
一体なんだったのか分からないけど…
……楽しかった
でも、すこしまた本来の自分に帰ってきそうであります
おっちら、ぼっちら・・・・また登場しようかな
近くの海でとったいつぞやの満月