モンバサでの生活もあっという間に2週間すぎちゃった!!
慣れたことも慣れないこともあるけど
でもだいぶ馴染めてきました。
ここに来る前
「子どもたちに日本のことを伝えよう」とか
「いろんな世界に目を向けるきっかけになろう」とか
意気込んでたんだけど、
実際に生活してみてここに暮らす人の世界の狭さを実感。
世界地図を前にして
「日本ってどこにある?」
って聞いても、知ってる子は誰もいなくて、
さらに先生たちですら知らなくて、、、
「ケニアはどこ?」
って聞いてもそれもわからない。
“アフリカ”っていう概念はあるけど、
世界の中でどこがアフリカかはわからない。
地図に描かれた世界がほんとは丸いんだってことを、
先生でさえあまり理解していない。
ケニアは今、ソマリアにいるアルシャバーブと戦闘中で、
子どもたちはしょっちゅう“アルシャバーブごっこ”してるんだけど
「先生、ソマリアはここだよ!アルシャバーブはここにいるんだよ。」
って子どもが指差した先はロシア。
なんでこんなことも知らないんだろうって
最初は唖然としてしまった。
でも、ここで生活して、
ここの人たちと話すうちになんとなくわかってきた。
私がホームステイしてる学校の校長先生一家は
毎日マンダジっていうパンみたいなのを100個近く作る。
で、生徒が休憩時間に買って食べるの。
1個5シリング(1ケニアシリング≒1円だから、約5円)で、
1日の収入はだいたい400シリングくらい。
その日の収入で、
その日の夕ご飯の食材と翌日のマンダジの材料を買いに行く。
これは、私の家だけじゃなくて、どこの家も同じ。
“その日暮らし”ってこういうことなんだなって思う。
食事の時間以外、家には食べるものは一切ない。
貯金なんてしてる余裕はなくて、
今日を生きることに一所懸命。
そうやって暮らしてたら、世界ってとっても小さくて、
モンバサで暮らしてたら、ナイロビですらまるで外国のような感覚で。
だから隣国ソマリアは、
ロシアくらい遠くて大きな国に感じるんだろうな。
これが当たり前の世界。
私はここでなにができるんだろう。
なにをしたらいいんだろうってすごく考える。
でもまだ、答えは出せずにいます。
だけど、答えがわからないからこそ、
とにかく目の前の子どもたちと、目の前の現実と、
毎日しっかり向き合っていこうと思います。