誰かが息をするたびに
澄んだ水が濁っていく
この森の中にいると気後れしそうだよ
一心不乱に揺れる花が
その命を突き進んでしまうのは
僕がその声を拾わずにきたから

もう何も怖くない 怖くはない
黄色くなった葉が
剥がれ落ちていく引力を感じても
もう何も怖くない 怖くはない
「生きてる」それだけで
確かな種を掴んでいる
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(^^)