琥珀の月が浮かぶ 水面を駆け抜ける風
紅椿を落とし行きました
波紋は広がりつつ消えてゆくその姿は
まるで叶わぬ恋のようです

出逢いと別れをこの人生(みち)で繰り返し
愛に生きて愛に恨み溺れゆく
誰かに愚かだと笑われたとしても
愛に生きて愛に死ねたなら

浮き世はまるで鏡花水月
触れようとするたび うたかたの夢を見るのでしょう