みうらじゅん著「親孝行プレイ」を読んだ。

親と同年代の上司には言える、歯の浮くような誉め言葉やワザとらしいほどの感謝の言葉を、親には言えない。それどころか、つい親のやることをけなしたり、鬱陶しがったりしてしまう。

最近、うちの母は「あんた達夫婦に子供を持って成長して欲しい。あんたも旦那も自分中心。まだまだガキ。子供を持てば親の気持ちも分かるよ。」と言う。だから、さらに鬱陶しいと思う上に、「好きで子供がおらんのやないわい!」と反抗してみたくもなる。

まあ、そんなとこがガキなんじゃろう。

親孝行プレイ。プレイなら出来る気がする。親を上司とでも思って、私はへーコラ平社員もしくはキャバ嬢という設定で接待するのである。これなら、「お母さんいつも綺麗にしてて偉いね~。同じ女として尊敬しちゃう。」とか、「ありがとうねー。いつも感謝してるよ」とか3杯くらい酒が入ればイケる気がする?

私が親になれたならきっと有り難みが分かるから、それまで母ちゃん我慢してくれ。